タグ別アーカイブ: 天皇陛下

第9回名画鑑賞会『叛乱』

第9回名画鑑賞会『叛乱』 (監督: 佐分利信・阿部豊)1954年/ (新東宝) 数ある2・26事件に関する映画のなかで、他を圧倒するのがこの『叛乱』(監督: 佐分利信・阿部豊)だ。昭和維新を掲げた軍事クーデターの結果は青年将校らの意図とは裏腹の銃殺刑だった。天皇と統帥権を基軸にしたのが明治憲法、その体制の枠組みのなかで模索する限り、青年将校らの主観は空回りするしかなかった。反乱罪とされた2・26事件、青年将校らの葛藤と結末の無念から、刑場の露と消えた彼らに思いを馳せることで維新という革命を考えたい。 監督:佐分利信・阿部豊  脚本:菊島隆三 撮影:小原譲治 音楽:早坂文雄 出演:細川俊夫 清水将夫 鶴田浩二 山形 勲 安部 徹 丹波哲郎 辰巳柳太郎  ●参考文献:『妻たちの二・二六事件』 (澤地 久枝 中公文庫)    日時:2月11日(火・祝)     13:00開場 13:30上映開始   場所:神保町区民館      (千代田区神田神保町2-40 03-3263-0741)   地図:http://www.city.chiyoda.lg.jp/shisetsu/kuyakusho/007.html   アクセス:JR都営三田線水道橋駅から徒歩10分、        東京メトロ半蔵門線・都営三田線・新宿線神保町駅から徒歩5分 会場負担金:500円(任意) ◆主催:主権回復を目指す会 ◆連絡:西村(090-2756-8794) ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを!

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安倍首相は靖国神社へ公式参拝を

自民党は使命を果たせ! 自民党本部へ靖国神社への公式参拝を要請 安倍政権に課せられた使命は 靖国神社への公式参拝だ 靖国への公式参拝など、安倍政権は選挙公約を平然と反故しているが、曖昧戦術を踏襲してきた安倍政権からして特段不思議ではない。しかしながら不思議はある。公約反故への自民党批判に対して、保守派や安倍応援団が「参院選まで我慢」をタテに言い繕って来た不思議である。 参院選後、その彼らがひたすら沈黙、安倍政権の公約違反に知らぬ存ぜぬを貫いている。少し心があるならば、御天道様の下をまともに顔を上げて歩けないはずなのだが・・・。 こうしたなか、主権回復を目指す会は7月31日自民党本部へ赴いて、安倍政権に「安倍首相は8月15日に靖国神社へ公式参拝を」の要請文を手交した。 手交に立ち会った猪俣満情宣局長はかつて野党に下野した時(平成24年4月28日)、我々の批判に対して「自民党は変わるんだ。変わったんだ」と言い放った。「その言は良し」を、よもや忘れた訳ではないだろう。↓ 【参考】 『まるで極左の集会!「主権回復記念日国民大集会」』  http://nipponism.net/wordpress/?p=14099 (↓ 画像クリック拡大) 不思議の一つは自民党の公約反故を批判しない保守派と安倍応援団だ (平成25年7月31日、自民党本部前) 批判は具体的事実に即して挙げる 猪俣さんには「自民党は変わるんだ」を忘れないで欲しい 要請文 「安倍首相は8月15日に靖国神社へ公式参拝を」 内閣総理大臣 安倍晋三 殿 内閣官房長官 菅 義偉 殿 【英霊に誠の心を捧げる追悼は政治家の使命】 自民党、安倍政権は衆参選挙の大勝に沸き返っているが、間もなく迎える大事な日を忘れてはならない。8月15日の終戦記念日である。 我が国が欧米白人並びにシナ、ソ連と闘った大東亜戦争の終結を天皇陛下が玉音放送された日だが、正しくは連合国側のポツダム宣言を受諾した日であり、力及ばずして敗戦を迎えた日である。 この大戦で国家の命を受け、尊い命を捧げた我が国民は230万人、我が国と共に闘った朝鮮・台湾人5万人もこれに含まれている。幕末、明治維新以降、国家に殉じた英霊、国家の受難者として246万6千余柱が共に靖國神社に祭られている。 敗戦で焦土と化したこの日本が戦後の復興を成し遂げて今日があるのも、この尊い英霊の犠牲をなくしてあり得ない。この英霊に誠の心を捧げる追悼は、国家・国民に課せられた義務でもあり、その義務を率先するのが政治家の使命と言っていい。 【今をおいてない公式参拝の好機】 今年で終戦記念日は68年目を迎えるが小泉首相の靖國神社公式参拝を除き、久しく絶えている。ひとえに、シナ・朝鮮の内政干渉に自民党を中心にした政治家が屈服し続けているからだ。主権国家としてあるまじき卑屈な対応に終始してきたのが他でもない自民政権である。 国家に殉じた英霊に一国の首相として誠の心を示す行為は、国家民族の名誉を守る政治家に課せられた最大使命の一つと言っていい。靖國神社への公式参拝は、終戦記念日の8月15日にこそ行うべきである。安倍晋三自民党総裁には躊躇無く8月15日の靖國神社公式参拝を強く要求するものである。衆参選挙の歴史的大勝はその分析の是非はともかく、民主主義政治おいて自民党は国民からの圧倒的信任を得たことに他ならない。 それ故に、久しく中断しているわが国首相の8月15日、靖国神社への公式参拝を実行するには今こそが最大の好機であろう。この好機を無視することは国家民族への裏切り行為として断罪しなければならない。 我が国首相の靖國神社参拝に口出しする国は世界広しといえど、シナ・朝鮮の二カ国だけに過ぎない。選挙による国民からの圧倒的信任よりも、このたった二カ国への屈辱的配慮を優先するなど、政治の外道これ以上の売国的行為はない。 【日本が闘った相手は欧米植民地主義者】 大東亜戦争の意義はアジアを植民地にしていた欧米白人の支配を粉砕したことに尽きる。  大戦当時1941(昭和16)年アジアにおいて独立した国は日本、タイ、シナ大陸のチベットなどしかなかった。日本がアジアで戦った相手は欧米植民各国であって、断じてアジアの国々でない。これは歴史の真実である。日本軍に抵抗したのは、欧米植民地主義者の番頭、として采配を振るっていたシナ人華僑達であり、断じてアジアの民ではない。 アメリカ(フィリピン)、イギリス(インド、ビルマ、マレーシア、シンガポールなど)、フランス(ベトナム)、オランダ(インドネシア)、ポルトガル(東チモール)などなどが、数百年に及ぶ欧米のアジア植民地図だった。 タイのククリット・プラモート元首相は、「日本のお陰で、アジア諸国はすべて独立した。日本というお母さんは、難産して母体を損なったが、生まれた子供はすくすくと育っている」と。 インドのラダ・クリシュナン大統領は「インドが今日独立できたのは日本のお陰であり、それは一人インドだけでなく、ベトナムであれ、カンボジアであれ、インドネシアであれ、旧植民地であったアジア諸国は、日本が払った大きな犠牲によって独立できた」と感謝を述べている。 【自民党、安倍政権の最大使命】 … 続きを読む

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講演会『マッカーサー専属の通訳が語る真実』

講演会のお知らせ 『今なお健在のマッカーサー元帥専属の日系通訳 もしマッカーサーなかりせば、 GHQの占領政策を回想する』 乞う期待!今までイメージしてきた マッカーサー像を覆す専属通訳の回想 <伝えておきたいこと、聞いておきたいこと それは今しかない>  講師・ジョージ・キザキ(90才) 司会:野村旗守(ジャーナリスト) 日時:平成25年7月27日(土)    17:30開場 18:00開演 場所:文京区民センター(3-C会議室)     東京都文京区本郷 4-15-14 03(3814)6731 地図: http://www.jca.apc.org/~monsoon/bunkyoukumincenter.htm アクセス:地下鉄 春日(大江戸線、三田線)、後楽園(丸の内線、南北線)、      JR 水道橋 ※会場負担費:千円 主催:主権回復を目指す会 連絡:西村(090-2756-8794) 【ジョージ・キザキ/経歴】 大正12年(1923年)ロサンゼルス生まれ、日系二世。昭和24年に情報兵としてGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)に派遣され、マッカーサー元帥直属の第8軍通訳に任官。 【講演の概要】 少年期の収容所生活と反日移民法時代  なぜ日系二世が専属通訳に  GHQ時代の日本人とそのメンタリティー  日常間近に見たマッカーサーの人物像  もしマッカーサーなかりせば日本のその後は   参考文献 『二つの祖国』(山崎豊子) 【講演の趣旨】 ジャーナリストの野村旗守氏が『週刊新潮』(2013年6月20日号)に掲載した「GHQ日系通訳官が初めて語った『素顔のマッカーサー元帥』」(野村旗守)が大きな反響を呼んだ。我々が一般論として“イメージ”していたマッカーサーの人物像が大きく修正されたのである。これは彼と日常間近に接してきた専属通訳でなければ語れない真実である。 講演では排日移民法時代に受けた日系二世の屈辱、日系二世からみた敗戦時の日本人の心情と生活などに触れる。さらに、シナ、ソ連との関係で、もしマッカーサーなかりせば敗戦した日本がどの様に分割・占領支配されたかを語って頂く。 なお、質疑応答の時間を十分に予定します。同氏は今年で90才です。キザキ氏が伝えておきたいこと、我々日本人が聞いておきたいこと、それは今しかない。 ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを!  

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天皇陛下に「万歳」を“浴びせた”不敬!

下心が丸見え!万死に値する 自民党と保守派の「主権回復式典」 【体を成さない式典に反発が】 沖縄県を始め代理出席を含めれば、何と21の県知事が政府主催の式典を欠席した。これだけでも式典の体は成していない。さらに民主党の海江田万里代表、公明党の山口那津男代表は出席したが、日本維新の会、みんなの党、社民党、共産党などの党首は欠席した。特に沖縄では、県民を挙げての抗議集会までが行われた。 【苦渋に満ちた天皇陛下に「万歳」を叫ぶ蛮行】 国民の総意を体現し、国家の象徴たる天皇陛下のご臨席を仰ぐにあたって、これほどの紛糾を伴い且つ国民の反発を伴った式典はない。取りわけ、沖縄県に対する思いの厚い天皇陛下におかれて、そのご心中たるや如何ばかりか。 その何よりの証が、ご臨席された天皇、皇后両陛下の表情に笑みの欠片さえ窺えなかったことだ。それは8月15日、日本武道館で開催される「戦没者追悼式典」にご出席される際の表情そのものであった。天皇陛下にとって、4月28日は主権を喪失したままの日本を憂える「追悼式典」だったに違いない。その苦渋に満ちた表情に、臣民として心を痛めずにはおられない。↓ 【参考】主権回復式典:天皇陛下のお言葉なく  http://mainichi.jp/graph/2013/04/29/20130429k0000m010058000c/001.html 式典会場では、安倍首相らが「万歳」を唱和した際、天皇陛下のお顔は堅く緊張され、皇后陛下におかれては終始うつむかれたままであられた。しかも、お招きした会場は憲政記念館という極めて狭い会場、我々が集会を開く「文京区民センター」と何ほどの違いがあるだろうか。 終始俯かれたままの皇后陛下をよそに、独りよがりの「万歳」に興ずる安倍政権 (憲政記念館) 顔と顔を突き合わせる至近距離から、陛下に対する「万歳」は唱和などではなく、罵声にしか響かない。想像力を欠く、何という不敬を働く安倍政権と自民党議員たちであろうか。 彼らの不敬は、不敬の次元を越えている。天皇陛下に対して蛮行を働いたのである。万死に値する所業だ。何処まで愚かを演ずれば気が済むのか、自民党と保守派は恥を知れ! 【権威付けの政治利用であった式典】 なお、天皇陛下のお言葉がなかったことについて、朝日新聞(4月29日朝刊一面)は、「宮内庁は、通常、主催者側からの願い出を受けてお言葉を出すかどうかを検討するが、今回は政府からの願い出がなかった」と報道している。 つまり、安倍政権は今回の「主権回復式典」の胡散臭さを十分認識した上で、同式典を権威付けさせる為に天皇陛下を政治利用したのである。歴代、これほど天皇陛下に不敬を働いた政権は安倍政権をおいて他にない。 しかも、自民党とチャンネル桜などの保守派は天皇陛下のご心中に配慮するどころか、「万歳」まで叫んで”奉迎”した。ああ、何たる想像力の欠如か。ただただ嘆息するしかない。 【米占領軍が常駐する日本に主権はない】 首相は式典のあいさつで主権回復後の経済発展を振り返り、「日本に主権が戻ってきたその日に、奄美、小笠原、沖縄の施政権は日本から切り離された」と説明。「沖縄が経てきた辛苦に深く思いを寄せる努力をなすべきだ」と述べ、この日を「屈辱の日」と位置づける沖縄の反発に配慮した。  (朝日新聞 4月29日) ここにも大きな誤謬がある。4月28日の「屈辱の日」は沖縄ばかりでない。沖縄という同胞が米軍によって、無理矢理に我々から切り離された日でもある。それ以降、本土も「日米安保条約」の下で主権を米軍に奪われたまま、「日米地位協定」で屈辱的な民族差別の憂き目にあっている。「屈辱の日」を沖縄のみに限定しては、米軍基地が日本列島に隈無く配置されている現状を隠蔽するまやかしとなる。 ここに沖縄県選出の国会議員(テルヤ寛徳衆院議員)に宛てた安倍総理からの「式典案内状」がある。案内文には「平和条約発効によるわが国の完全なる主権回復及び・・・」と。何を以てよくも「完全なる主権回復」であろうか。 同議員は出欠返事の返信用ハガキに、欠席と次のような抗議文を添えて投函している。この憤りに、我々は謙虚に耳を傾けようではないか。↓ 「サンフランシスコ講和条約により、沖縄はアメリカの施政権下に売り渡され、苦難を強いられ、人間としての尊厳を奪われた。『我が国の完全な主権回復』は、嘘だ。沖縄にとって『屈辱の日』だ。」 【参考】『安倍総理からの式典案内状』     http://terukan.ti-da.net/e4538805.html 【売国・媚中派と呉越同舟する保守派の馴れ合い】 こうした中で28日、日比谷公会堂で式典を祝う保守派の集会があった。「主権回復記念日国民集会」として4月28日の祝日化を挙げている。共同主催 主権回復記念日国民集会実行委員会、自民党主権回復記念日制定議員連盟とある。 案内チラシに、同集会の登壇者として城内実、小池百合子、高市早苗、西田昌司、西村眞悟、野田毅、平沼赳夫、山谷えり子氏らが記載されている。保守派の代表とされる国会議員が名を連ねるその中に、異色が一名いる。野田毅、日中協会会長として媚中に勤しむいわば売国議員だ。今回の「主権回復式典」の推進役であり、中心となって働いた。 その野田毅だが4月15日に、アジア調査会で「今後の日中関係」をテーマに講演を行ったが、ここで看過できない発言をしている。野田議員は安倍首相の「価値観外交」を批判して、「中国から見れば『対中包囲網』だ。そういう言葉遣いはあまり利口ではない」、「言われた相手が反感や敵愾心を持つのは当たり前の反応だ。わが党内にもこぶしを振り上げて(価値観外交を)いう人がいるが、違うのではないか」(産経新聞電子版 4月15日)と言った。またこの記事は、同議員が靖国のA級戦犯を分祀すべきと述べたことにも言及している。 保守派、安倍応援団からすればどう見ても、どう考えても売国・媚中の国会議員が野田毅だ。呉越同舟か、それとも同じ釜のメシを食い合う馴れ合いか知らないが、この御仁と肩を組んで主権回復を祝った挙げ句、4月28日の祝日化を互いに「確認し合ふ」とは正気の沙汰ではない。 【参考】『政府・自民党による「主権回復記念日」の正体』(酒井信彦)     http://sakainobuhiko.com/2013/04/post-224.html 【自己矛盾の固まり、叩けばほこりが立つ「趣意書」】 主権とは何か、他国の干渉によって侵されることのない国家の統治権をいう。国家権力の 最高形態は軍隊である。この軍隊が国家の管轄下、正常に機能してこそ、他国の干渉から主権を守り抜くことが出来る。国家の主権たるや、軍事の独立なくしてあり得ない。「国家とは暴力装置」(マックス・ウェーバー)、「鉄砲から政権が生まれる」(毛沢東)はこの軍事主権を言い表している。 「日米安保条約」とそれを補完する「日米地位協定」によって、わが国には米軍が占領軍として戦後70年に亘って常駐し、沖縄ばかりか全土に基地を張り巡らしている。航空法を始め、日本の法律の規制を受けることなく、米軍機は縦横無尽にわが国領空を飛びまわっている。首都圏の広大な空域が米軍横田基地に管制支配されている。対空レーダーシステムも全て米軍の指揮下においてしか機能しないのが自衛隊の現状だ。軍事主権が存在しないなかで、何をどう考えても日本が主権国家とは言えまい。 … 続きを読む

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大和魂は何処へ?57期防衛大卒業式

安倍総理よ、靖国の英霊が泣いているぞ 大和魂は何処へ? 米国“魂”を訓示する57期防衛大卒業式 安倍首相は57期防衛大卒業式で、「国民の生命、財産、わが国の領土、領海、領空を守りぬく決意」を披露し、防衛大学生にこれから担うべき自衛官の使命を訓辞した。これは単に卒業生にだけに述べられた訓辞ではなく、式出席者と共に日本国民に向かっても発せられたのである。それはそれで良い。 しかし、安倍首相の訓辞には耳を疑う内容があった。卒業生らに、模範とする人物として「ハドソン川の奇跡」を成したサレンバーガー米国人機長、さらに米西戦争に従軍したセオドア・ルーズベルト元米国大統領を引き合いに出したのである。与えられた義務を全うする人としての潔さ、使命感は民族と国家の違いを超えた共通した価値観であり、それはそれで良いとする。 だが、ここは歴とした日本の防衛大学校、米国の士官学校ではない。わが自衛隊のトップリーダーを育成する組織ではないのか。安倍首相はどうして、日本人を例にすることが出来なかったのか。 明治維新にはじまって、先の大戦で祖国に殉じた幾多の皇軍兵士をどうして語ることが出来ないのか。靖国神社に祀られている若き特攻隊員らにどうして話を触れることが出来ないのか。 靖国神社の英霊を無視して、戦勝国のアメリカ人を“讃え”、わが防衛大生へ訓辞を垂れるとは!、57期防衛大生の心中たるや如何に。安倍首相はどこの国の首相か。卒業生らに、どこの国の愛国者になれというのか。あなたはわが国自衛隊の最高指揮官ではないか。 ここに安倍首相のメンタリティーと共に、自民党政権の一端を垣間見ることが出来るが、同じく訓辞の中で安倍首相は次のように述べている。 「先般のオバマ大統領との会談により、緊密な日米同盟も完全に復活しました」 なんのことはない、日米安保体制の強化を指している。この体制下で、我が国軍たる自衛隊は米軍の従属化のもとに固定され、国軍としての独自性など抹殺されたままである。 主権回復を目指す会は何度でも重複して語るが、我々の見解は今の日本を独立した主権国家と見なさないし、日米安保条約を放置したままでの主権国家などあり得ないとする。軍事的主権を取り戻して、我が国が完全な主権国家を目指すことこそ当会の基本理念である。 昭和27年4月28日、講和条約が発効すると同時に日米安保条約も発効した。この安保条約の発効で米国占領軍は、今現在に至るまで日本に居座り続けているのである。全島が基地化された沖縄こそ、その象徴である。安倍首相の言う「日本を取り戻す」など戯れ言にしか聞こえない。「日本を米国に差し出す」こそが、安倍首相と自民党に相応しいのではないか。 主権回復の欺瞞を嘆く沖縄県民の慟哭。1970年4月28日、与儀公園にて  (写真提供:新藤建一氏) ※参考『日米地位協定入門』(前泊博盛 創元社) 従って来たる4月28日、政府が行う「主権回復式典」は米国占領軍の実体を隠蔽するまやかしである。この日は、「国恥」記念日または主権回復「祈念日」が相応しい。天皇陛下のご列席を仰ぐなど言語道断でしかない。 【参考】 防衛大学校・57期卒業式 安倍首相訓示(全文) 「私と国民は常に諸君とともに」「崇高な任務に没頭を」  防大卒業式首相訓示(2013.3.17)   http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130317/plc13031717080007-n1.htm ※参考資料 【防衛大生よ立ち上がれ! 防衛大を反日・媚中の校長から守れ!!】   http://shukenkaifuku.com/past/KoudouKatudou/2009/091108b.html ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを!

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