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「霊感商法」を告白した東京電力

東電が節電の“必要なし”を宣言 7月中旬の発電供給力5600万キロワットを確保    橋下徹知事は先月29日、記者団に、原発を推進する経済産業省や関西電力について、「電気が足りないから原子力が必要というのは、完全な霊感商法だ」と批判したが、やはり真実を言い当てていたことが分かった。 http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110630ddlk27010405000c.html  ←左画像:節電で国民生活を脅かす恫喝企業・東京電力本社ビル 下記の朝日新聞の報道は、「霊感商法」を告白した東京電力の発表である。 東電、7月の電力需要を下方修正 低気温予想+節電効果  http://www.asahi.com/business/update/0709/TKY201107080734.html  東京電力は8日、7月の週ごとの需給見通しを一部改定した。1日に公表したものと比べ、9~15日の需要を690万キロワット下げ、4360万キロワットとした。気温が当初見込みより低めになると予想されることや、節電の効果で電力需要が少なめに推移していることを反映したという。  供給力は火力発電所の復旧工程の見直しなどで、9~15日は20万キロワット少ない5330万キロワット、16~22日は10万キロワット少ない5600万キロワットに修正した。9~15日については、供給余力を表す「予備率」が5.9%から22.2%に拡大する。 つまり、7月中旬期において供給力は、5600万キロワットを確保できるということである。 東電は震災直後の3月、今夏の電力消費ピーク時は5500万キロワットとしたうえで、「供給能力は7月末時点で4650万キロワット程度。約1000万キロワットも足りない」と発表し、このままでは夏を乗り越えられないと日本国民へ恐怖心を煽った。 しかしながら、東電は足りないとした1000万キロワットをあっさりと、「供給できます」と訂正したのだ。元々供給出来る火力などの能力を隠していた嘘を告白したことにほかならない。原発を推進するため、他の発電施設を休止していただけの話である。  ※右画像:東京電力が世界に誇る  「富津火力発電所」(千葉県) 総出力504万kW 原発を推進しなければ各企業は操業がおぼつかない、国民生活においては熱中症で死亡が多発するなど、早い話が「原発を止めたらトンデモナイことになりますよ、それでも良いんですか」と脅しをかけたのだ。チンピラが一市民へ加えた因縁・恫喝と何ら変わりない。 このあくどさに、自民党を中心にした民主党の利権分配集団が声を揃えて唱和したが、利権分配集団ばかりでない。 「行動する保守」を称する人たちまでさえが、「パチンコ節電」に名を借りた“悪乗り”を演じている。違法なギャンブルを追及すべき本質からそれた“悪乗り”は醜悪でさえある。節電の大義をそれとして、パチンコ絶滅の正道を歩むべきではないのか。 保守派の重鎮でもある西尾幹二氏は、「脱原発こそ国家永続の道」として、 現実を直視出来ない「日本人」を諭しているが、 http://www.nishiokanji.jp/blog/?p=1053 続いて、保守派の論客である竹田恒泰氏が、7月8日の朝日新聞オピニオン・耕論で反原発の正当性を語っている。真摯に耳を傾けようではないか。   「生粋保守でも私は反原発」 ▼画像クリック拡大(記事全文)   ※「参考」 電力会社の利権を奪えば「脱原発できる!」「ニッポンの自家発電」はすでに原発60基分! http://gendai.ismedia.jp/articles/-/7655 ◆火力発電所 http://www.tepco.co.jp/tepconews/pressroom/thermal-j.html      梅雨明けの皇居・和田倉噴水公園にて 噴水の飛沫のきらめきたとうれば陽に砕け散る翡翠のかけら   ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを!

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在特会必見の映画『にあんちゃん』

日本海に叩き込むべきは日本人の腑抜け根性だ 俳優の長門裕之(ながと・ひろゆき、本名・加藤晃夫=かとう・あきお)さんが 21日午後5時20分、肺炎のため亡くなった。 数ある長門裕之の出演映画で、最も強烈でインパクトを感じた映画は『にあんちゃん』(監督・今村昌平)だ。 他にも多々名作を残した今村監督だが、中でも一本を挙げよと言われれば、この『にあんちゃん』を推すのに躊躇しない。また、日本映画史においても特筆される作品ではないか。 長門はこの中で両親のいない4人兄妹の長男、炭鉱夫役で出演している。 舞台は昭和二十八年ころ、日本のエネルギーが石炭から石油に変わる激動期、佐賀県の鶴ノ鼻炭鉱。朝鮮人鉱夫らと共同生活する長屋だ。日本人と朝鮮人が一つの共同体でごちゃ混ぜに生きるバイタリティーに圧倒される。お互い極貧の中では差別も何もあったものではない。 中でも圧巻だったのは朝鮮人の老婆を演じた北林谷栄。生活の貧しさに耐えかね泣く長門の妹役に「元気だせ、昔のチョーセン人もっと強かったぞ」と励ます場面だが、この映画の白眉たる場面ではないだろうか。それまでの強欲な朝鮮人老婆の姿を一変させ、心情優しく語りかける演技転換は何回観ても胸を打つ場面である。 それ以上に日本人達もだ。 長門ら4人兄妹の逆境に耐え抜くしぶとさ、誰を恨むこともない健気さ・・・、ああ何と、当時の日本人は強かったのだろう。 そして、平成の23年にこの映画を改めて観るにあたり、ああ何と日本人の劣化したことか、いや、日本人という人種が変わったのだ。 日本海に叩き込むべきは、腐りきった平成日本人の腑抜け根性ではないのか。 名作『にあんちゃん』が呼び掛けるエッセンスは、いま巷(ちまた)で盛んに耳にする「 がんばろう ニッポン!」そのものだ。文芸作品の評価を越えて、日本人にがんばれ!と元気を与えてくれる映画だと思う。 因みに音楽は黛 敏郎、要所要所でマンドリンのトレモロがこの映画にしっとりと花を添えている。 「行動する保守」「ネット右翼」などがしきり在日朝鮮人の反日を糾弾する行動はそれで良しとして、こうした名作という文芸作品に触れることで、己が発する言葉に人としての心を、そして責任を持って頂きたいものである。 特に、「在日特権を許さない市民の会」やそれに賛同する方々には、この『にあんちゃん』ぜひご覧になって頂きたい。   推薦映画 『にあんちゃん』(監督・今村昌平)       『にっぽん昆虫記』(同)       『赤い殺意』(同)       『豚と軍艦』(同)       『神々の深き欲望』(同)      『秋津温泉』(監督・吉田喜重 出演・長門裕之)      『キクとイサム』(監督・今井正 出演・北林谷栄) 推薦図書: 金 石範『火山島』   ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを!

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