日赤は真面目に仕事をしろ!



  皇后陛下もご心痛

困窮する被災者への義援金遅配を糾す

 

浄財とは何か。洗い清められた汚れのないお金のことをいう。震災で困窮する被災者へ、己の生活を切りつめて絞り出した浄財2514億円(6月6日)が、現地被災者へ送金されないまま日赤の口座に眠っていた。

被災者の窮状を前にして、実に看過できない日赤の怠慢である。

【※左写真:天皇、皇后(日赤名誉総裁)両陛下のお姿を通して多額の義援金が寄せられた】

主権回復を目指す会と政経調査会は、6月27日、東京都港区芝にある日赤本社へ「義援金遅配を糾す」とした要望書を持参、抗議に向かった。

対応に出たのは日赤本社・磯 則和課長(組織推進部・指導課)、送金遅配の経緯を問い質す中で明らかになったことは、日赤に寄せられる義援金の送付総額は2700億円~2800億円(27日段階)に達していることであった。

送金した国民の批判を受けて、「2200億円は送金済み」(磯課長)にもかかわらず、600億円は未だ口座に眠っている現況も判明した。

義援金は「本来であれば、国民が生活、娯楽など消費に回し、日本経済の円滑化に役割を果たしていた貨幣である。震災で社会が自粛ムードで覆われた中で、2514億円もの巨額の貨幣が死んでいたのである。この結果がどれだけ日本経済に悪影響を与えたか計り知れない」(要請文)

磯課長は送金遅配を糾す我々に対して、「遅配は各県の配分委員会」にあるとした見解で、日赤には問題がないと強調。『週刊新潮』の報道は「誹謗・中傷」だと述べた。

そうだとすれば、なぜ日赤は『週刊新潮』に対して具体的な抗議をしないのか、また記事訂正を要求しないとすれば報道は正しいと認めたことになるのではとの問いには終始沈黙した。

日赤の様々な活動には御皇室が深く関わってきている。とりわけ名誉総裁は皇后陛下が務められている。

この度の東日本大震災で、天皇、皇后両陛下におかれては震災直後に千葉県旭市(3月14日)に赴かれ被災者を慰問された。続いて茨城(22日)、都内(30日)、埼玉(4月8日)、混乱の最中を御考慮されて控えていた宮城県(4月27日)、岩手県(5月2日)、福島県(11日)と77歳(天皇陛下)と76歳(皇后陛下)のご高齢を顧みずに被災者を激励され歩かれた。

この映像はマスメディアを通じて多くの国民が目にして、被災者同様に日本人は感動したのである。日赤名誉総裁を務められている皇后陛下のお姿を通して、多くの国民は日赤へ義援金を送付したのである。日本赤十字社はこの度の失態を深く反省すると共に、御皇室を名誉職に戴く重みを深く受け止めなければならない。

(↓ 画像クリックで拡大)

義援金受付中だけあって日赤への送金は絶えない

被災者の窮状を訴える街宣に小学生も納得して聞き入る

対応にでた磯 則和課長(組織推進部・指導課)は真摯に受け応えた

『週刊新潮』をかざし、日赤の怠慢を糾す

地方自治体に責任を転嫁する日赤の居直りを追及する槇 泰智代表(政経調査会)

「被災者への送金は急務の急務」との声明文を朗読

 

【動画】「義援金遅配」日赤の怠慢を糾す
youtube
http://www.youtube.com/watch?v=Hj1mQZsVEn8
ustream
http://www.ustream.tv/recorded/15670354
ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14873389

要 望 書
<義援金遅配は日赤の怠慢>

日本赤十字社 副社長 大塚義治 殿

平成23年6月27日
主権回復を目指す会 政経調査会

 東日本大震災で日赤に寄せられた義援金は何と2514億円(6月6日)にも達した。
 着の身着のままで、かろうじて助かった被災者の多くは仕事を失い、生活はおろか収入の目途さえ立っていない。義援金を一刻も早く被災者へ送ることが急務の急務であるはずだ。被災者もそれを望んでいる。
然るに、日赤は義援金の一部を初めて振り込んだのが震災から約二ヶ月過ぎた5月9日だった。職務怠慢にも程がある。
『週刊新潮』21号の報道や国民の非難を受け、ようやく2回目の義援金配分割合決定委員会(会長;堀田 力 さわやか福祉財団理事長)が開かれたのが6月6日だった。
 この段階で1691億円の送金が検討されたが、未だ823億円もの巨額の義援金が口座に眠っている。
 義援金とは何か。生活に困窮している被災者へ送る国民の浄財である。浄財とは汚れのないお金をいう。
 このお金は本来であれば、国民が生活、娯楽など消費に回し、日本経済の円滑化に役割を果たしていた貨幣である。震災で社会が自粛ムードで覆われた中で、2514億円もの巨額の貨幣が死んでいたのである。この結果がどれだけ日本経済に悪影響を与えたか計り知れない。
 義援金を送った国民の信頼を裏切ったばかりでなく、国益を害したその怠慢は許し難い。
実質上、日赤を仕切るのは副社長と言われ、代々続く厚労省の重要な天下りポストである。貴殿も同じく厚労省の事務次官を務めて来たが、年収2000万円近くの報酬の上に胡座をかく不逞は到底許されない。
 現地の被災者はこう語っている。「本当はこうして他人に『お金を下さい、養って下さい』と私たちが言うのは、相当な恥です。それでも、とにかく早く義援金をお願いしたいのです」(同22号)。日赤は己の怠慢で、被災者にここまでの辱めの言葉を吐かせてはならない。

日赤は義援金を直ちに送金せよ!

日赤は厚労省からの天下りを止めろ!

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