主権回復を目指す会が二大政党をして<利権分配集団>と公に規定したのは、平成21年2月1日の声明文『政界の「離合集散」とは民主と自民の相続争いだ』である。
http://www.shukenkaifuku.com/past/shuchou/090201.html
また、「二大政党は兄弟(民主党・自民党)による独裁支配」の横断幕を掲げ、鳩山由紀夫代表が首相に指名される国会前(平成21年9月16日)で抗議街宣を行った。
http://www.shukenkaifuku.com/past/KoudouKatudou/2009/090916.html
二大政党は利権分配集団による独裁体制をいう |
指名選挙が行われる国会へ「売国極左を閣僚に据える亡国内閣を打倒せよ!」 |
およそ今から3年前にさかのぼることであった。
<利権分配集団>の言葉は何に対してかといえば、下記の設立に対してである。
【参考】 保守勢力を集結、大衆組織設立へ 代表に田母神氏
2010.1.31 09:45
保守の立場に立った政治勢力の結集を見据え国民運動を展開する全国規模の大衆組織「頑張れ日本!全国行動委員会」が来月2日に結成大会を東京都内で開催する。代表には前航空幕僚長、田母神俊雄氏が就任する見通し。 頑張れ日本!全国行動委員会結成大会&日本解体阻止!全国総決起集会 代表挨拶:田母神俊雄(前航空幕僚長) ■登壇予定(順不同敬称略) |
ご存じのように、「頑張れ日本!全国行動委員会」の代表は田母神俊雄氏(前航空幕僚長)である。
田母神氏はその前年に航空幕僚長を罷免(平成20年10月31日)されていた。
罷免は理不尽極まるとして、大いに世上をにぎわしたのだが、上記にある「登壇予定」者で誰がこの罷免に立ち上がり、「田母神を守れ!更迭反対!」を叫び抗議したのか。この「登壇予定」者は保守派とされる方々であるが、防衛庁に押しかけ抗議したことを知らない。
KKRの土地売却問題と同様、この時も保守派は微動だにしなかった。沈黙していたのである。当時の首相は安倍晋三に次ぐ保守派期待の星でもあった麻生太郎だった。その麻生が田母神の首を切ったのである。
その当時、「田母神を守れ!更迭反対!」を国会前(平成20年11月11日)と防衛庁前(平成20年11月4日)で叫び抗議したのが主権回復を目指す会と呼び掛けに応じた心ある国民であった。
国会前で田母神支援の横断幕を広げる |
車で乗り付ける国会議員へ「空将を守れ!」と檄を飛ばす |
登庁する職員へ「売国総理の不当な処分に立ち上がれ!」と檄を飛ばす |
帰宅を急ぐ防衛庁職員へ「内部から更迭反対の声を上げろ」と詰め寄る |
【決起要請文】 全自衛官に告ぐ! 航空自衛隊員らが今なおイラクにおいて復興支援活動に従事し、海上自衛隊員がインド洋での給油活動に励み、さらには海賊掃討の命を受けてソマリア沖での活動展開が期待されている中、全自衛官の最高指揮官たる麻生太郎の暴挙は全軍の士気を大いに低下・停滞させるものに他ならない! 日本が戦った自衛戦争を「侵略」とし、統治を「他国への植民地支配」とする屈辱的な歴史認識を政府見解とし、空幕長の論文を「適切ではない」とする現在のわが国の在り方こそ偽りそのものであり、このような屈辱的歴史認識に基づいて行なわれた田母神幕僚長の更迭を、心ある国民は断じて認めるわけにはいかない! 今こそ全自衛官が超法規的行動に起ち上がり、村山・河野談話という亡国の歴史認識を継承すると宣言した売国総理・麻生太郎ら売国勢力から田母神幕僚長を守り抜こうではないか! 平成二十年十一月四日 |
因みに、この度の国家公務員共済組合連合会(KKR)の土地売却益はこれら防衛庁職員、自衛隊員、そして田母神氏らの年金に充足されるのである。シナ大使館へ売却した60億円であるが、「頑張れ日本!全国行動委員会」とその代表である田母神俊雄氏は、少しは釈明する義務がある筈だ。
「保守派」は一般的に保ち守る対象を伝統的な価値とか、とりわけそれを日本の国体だとする人々が多いようだが、しかし保守の対象をもっと明確に具体的に、徹底すべきと考える。
何を守り、さらには対象を何から守るかである。
我々には明確に守るものがある。それは日本民族の生存そのものである。そして民族の生存をシナ人の侵略から守るのである。
主権回復を目指す会はいわゆる「保守派」ではない。<利権分配集団>の権益を「保守」し、そのこぼれに預かる集団とは断固として一線を画する。