安倍政権と自民党よ! 天皇陛下の政治利用は許されないぞ! |
主権回復「祈念」日が相応しい
強制排除に屈せず、自民党本部へ「主権回復式典」の中止を訴え続けるだけだ |
主権回復を目指す会は4月12日、自民党本部前で「主権回復式典」に関する街宣を実施した。街宣では式典中止を訴えると共に、安倍晋三首相と菅義偉官房長官宛てに、「安倍政権と自民党は天皇陛下の政治利用を止めよ」との要請文を手交した。
ところで13日の朝日新聞に、カーター米国防副長官のインタビューが掲載されていた。注目すべきはその中で、同国防長官は尖閣諸島を巡るシナの挑発行為について、「領有権争いで(米国)は特定の立場はとらない」と明言したことである。そのうえで、尖閣諸島は日米安保に基づく「防衛義務を尖閣諸島にも適用する」と、論理の整合性を欠く受け答えを平然としている。さらに、「日中の軍事衝突は好ましくない」とあたかも日本側に自制を求めている。
尖閣諸島の領有権を認めない米国を前にして、安倍首相や自民党応援団は、これでもまだ「日米同盟」の更なる深化を求めていくとしたら、愛国を掲げた日の丸が泣くというものだ。心あらずんば物あれどもこれ見えず。「日米安保体制」という共同幻想論に酔い痴れて、「主権回復式典」の音頭取り勤しむ保守派の無節操ぶりが際だってならない。
【参考】 http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201304120575.html 米国のカーター国防副長官は11日の朝日新聞のインタビューで、北朝鮮を巡る情勢に強い危機感を表明すると同時に、尖閣諸島を巡る日中の対立についても「失うものが大きすぎる」と懸念を示した。 |
【参考】 日米同盟を信奉する保守の奇っ怪! |
米国占領軍に自衛隊があごで使われる現状で、何が「主権回復式典」か。 |
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こんな差別と屈辱の取り決めをする日本に、国家主権など存在しない |
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まやかしの「主権回復式典」より、安倍首相の使命は「河野談話」の破棄だ! |
【動画】
「主権回復式典」の中止を!天皇陛下の政治利用は許されない! |
要 請 文 |
「まやかしの『主権回復式典』の中止を!」 |
<安倍政権と自民党は天皇陛下の政治利用を止めよ> |
内閣総理大臣 安倍晋三 殿 |
平成25年4月12日 |
昭和27年4月28日、サンフランシスコ講和条約が発効すると同時に日米安保条約も発効した。同時発効、ここにこそ最大の矛盾とまやかしが存在する。 昭和20年8月30日、占領軍の最高司令官・ダグラス・マッカーサーが海軍厚木基地に降りたってから70年、それ以降、日本全土が米軍に好き勝手に使用される状況を放置しておきながら、何をもって「主権回復式典」か。 沖縄は地政学的見地から、全島が軍事基地として重要な対シナの戦略的要衝である。 本土の基地負担という弥縫策で、国土防衛の喫緊性と主権喪失の現状をひとり沖縄のみに問題を矮小化させては、これも又米国占領軍の実態を隠蔽するまやかしと言える。 来たる4月28日、安倍政権と自民党が計画する「主権回復式典」は米国占領軍の実態を隠蔽するまやかしである。この日は、「国恥」記念日または主権回復「祈念日」が相応しい。天皇陛下のご列席を仰ぐことで、「主権回復式典」を沖縄県民と日本国民に強要するなど許されない。国民世論の分断に天皇陛下を政治利用するな。
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