平成26年、敗北で終わった「河野談話」の白紙撤回

「河野談話」を外交政策に据える政権は「敵」である

自民党本部前で継続する安倍政権に対する「河野談話」の白紙撤回の趣旨は簡単・明瞭である。

それは「嘘を吐かない、約束は守る、言ったことは実行する」の三点である。我々が幼少時から徹底して叩き込まれてきた指針である。国籍、民族、肌の色を問わず世界共通の価値基準であり、倫理基準でもある。ある意味、幼稚園児レベルの子供が一番理解してくれる概念である。つまり、我々は安倍・自民党政権が選挙公約で有権者に訴えた「河野談話」の検証と見直しについて、上に挙げた三点を追及している。

本来ならば、この三点は第二次安倍政権誕生に尽力を注いだ保守派こそが自らの名誉のために、また有権者にケジメを付けるため安倍・自民党政権にしなければならない事柄である。安倍・自民党政権は慰安婦問題で、「嘘を吐くな、約束は守れ、言ったことは実行しろ」と。

本年最後のアンチ「水曜デモ」は自民党本部前での街宣終了後、この一年に収集した「河野談話」白紙撤回の署名簿(501名、累計24,581名)を内閣府へ提出した。白紙撤回の運動は安倍・自民党政権の裏切りで敗北に喫した一年だったが、この種の敗北は今に始まったことではなく、世界から見たら日本は歴史認識の戦いで既に「敗北」が定着している故、真実悲惨であるけれども今更それほどめげることもあるまい。

引き続き、「事実を挙げ道理を説く」という我々の理念でもって「河野談話」の白紙撤回を継続するまでである。その相手はシナ、朝鮮ではない。「検証するが見直さない」との途轍もないレトリックを強弁する安倍・自民党政権である。「河野談話」を外交政策に据える政権は、心ある国民にとって「敵」と見なさざるを得ない。

今年一年、アンチ「水曜デモ」に参加された方、また白紙撤回の署名に協力された方々に於かれましては誠に御苦労様でした。冬の日射しが師走の闇に消え入るように、平成26年は間もなく終わりますが、残り少ないあと僅かを恙なく過ごされますように。


  緩やかな放物線を描きつつ冬陽は師走の闇に落下す  

内閣府へ「河野談話」白紙撤回の署名簿提出
今年最後のアンチ「水曜デモ」
平成26年12月24日
(↓ 画像クリック拡大)

安倍・自民党政権を相手に敗北で終わった白紙撤回を求める運動の一年、
故に敢えて幟を逆さまにして内閣府へ
(内閣府 平成26年12月24日)


署名簿を受領した佐野美博・内閣官房内閣総務官室調査役と対談。
安倍政権の選挙公約反故を糾弾すると共に「河野談話」を破棄し、
国家と民族の名誉を守るように要請した(同)


第161回・今年最後のアンチ「水曜デモ」
(同日、自民党本部前)


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 (酒井信彦 日新報道)

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