出版倫理を踏みにじる幻冬舎の言論テロ |
1月13日(日)、幻冬舎から小林よしのり氏が、西村修平と「会って話し合いをしたい」という申し出があったので、大崎の『ゴー宣道場』の一室に出向いた。幻冬舎の社員は志儀保博・常務執行役員兼編集担当と大熊悠介・編集部員、この日、二人は立ち会うのみで西村修平とは名刺交換をしただけ、幻冬舎との具体的話は一切しなかった。話は小林よしのり氏とのみであった。 結論を先ず言えば 「ゴー宣道場 第15章」を批判した『小林よしのり氏に問う』と『幻冬舎へ 回収と削除要求!』に対して、同氏は謝罪の意思を示さず、一方的に回収と削除要求を拒否した。 その際、確認したことは15章の元ネタは全て「ネット情報」だった。特定の人物又は人格を表現するに当たって極めて重大な”瑕疵”であり、杜撰な仕事振りだ。しかし、それに対して同氏は指摘された点を認めなかった。「流布しているネット情報は社会常識」だとして、居直りと受け取られる姿勢に終始した。 情報の仕入れ先が得体の知れないネットという「ゴミ箱」、加工方法も非衛生的で添加物だらけ。この不良品を回収し謝罪する意思を示さなかった。 同氏はかつて、ネットが実体のない仮想空間であり、そこに埋没する危険性を指弾していたはずである。表現者としての自覚の欠如には、ただただ虚しさを覚えるだけであった。 一方、同氏の作品に対する批判と、西村修平に対する事実誤認の点を、彼はしっかりと耳を傾けて聞いた。さらに、西村修平と“桜井誠”を「一緒」にしていた錯誤を素直に認めた。これはネット情報のみに頼った錯誤であったことを認めたものであり、潔い態度だと思う。 そうした上で、同氏は次回の『ゴーマニズム宣言』誌上で、この15章に対する西村修平の言い分を掲載することを約束した。ここで『ゴー宣道場』の録画撮りで時間が無いとのことで、詳細は後日、打ち合わせの予定とした。 そうした経緯をふまえて1月14日、幻冬舎へメールを発信した。
それに対して幻冬舎から、1月16日に返事があった。これが会社役員または常識を持ち合わせている社会人からの返答かと首を傾げてしまった。
企業の社会的責任を放棄し、「反論のページを設けます」で事を済ませる幻冬舎の無責任は許されない。幻冬舎に警告する、不良品の販売で金儲けをするな! さらに、警告のうえに進言する。幻冬舎の社長を始め全社員は、今一度、『雑誌編集倫理綱領』(※下記『出版倫理綱領』p.373)を熟読して自らの仕事を検証したらいい。まともな知性を以てして読めば、今回の君たちの出版物が特定の人物をねらい打ちした言論テロであることは明白となろう。
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抗議文 |
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<出版倫理を踏みにじる幻冬舎の言論テロ> | ||
言論テロに居直る幻冬舎の無法は許されない |
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幻冬舎 |
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先日13日、短時間とはいえ、小林よしのり氏を交えた話し合いの結果、判明したことは情報の仕入れ先が得体の知れないネットという「ゴミ箱」、加工方法も非衛生的で添加物だらけだった、ことである。つまり、幻冬舎は不良品(毒物)を商品として販売しつづけている。この不良品(毒物)を出版物として販売する行為は、言論テロと断じて良い。言論テロに値する商品とは『ゴーマニズム宣言 ニセモノ政治家の見分け方』第15章を指す。 幻冬舎に求められているのは、言論テロという反社会的行為を謝罪することである。 御社は西村修平が送付した『小林よしのり氏に問う』(2012年12月28日)と『幻冬舎へ 回収と削除要求!』(2012年12月31日)に対する返答を蔑ろにしたまま、小林よしのり氏との話し合いで事の決着を謀ろうとしている。文章による返答を逃れる姑息は許されるものではない。 >ご用件は何でしょうか? たわけた事を言うものではない。【『ゴーマニズム宣言 ニセモノ政治家の見分け方』第15章】を回収して、謝罪せよと要求している。さらに、不良品(毒物)を商品とした編集部と、これを販売する見城 徹・代表取締役の責任を明らかにせよと、申している。 不良品(毒物)の回収と謝罪を要求する為の場を設けよと申し上げている。「反論のページを設けます」で誤魔化し、済む問題ではないだろう。物事の深刻さを真面目に考えていない。 >わたくしはすべて済んでいると考えております 手前勝手なご都合主義は通じない。短時間の話し合いは「顔合わせ」にしか過ぎず、問題の所在並びに責任に関する事柄は何らの決着を見ていない。決着とは然るべき文章で公にするのが社会の常識だ。幻冬舎は常識に立ち返れ。 当方の用件は小林よしのり氏との話し合いではない。謝罪を含めた出版企業である幻冬舎との話し合いである。 幻冬舎という企業の社会的責任を果たせという次元の問題を提起している。何故、こんなデタラメ本が出版されたかも明らかになっていない。用件とはこれらを回収し、謝罪を含めた問題をどの様に始末し、責任の所在を明らかにするかということである。「責任の所在を明らかに」ということは、ネットという「ゴミ箱」から商品をつくるデタラメ、言論テロを繰り返さない為である。 重複するが、言論テロに対する企業の社会的責任の明確化が用件である。幻冬舎はヤクザ稼業でしのぎを稼いでいるのか?そうでなければ、御社はこれらの責任と真面目に対峙しなければならない。それが企業の社会的責任だ。不良品(毒物)を商品として販売し、言論テロで不当な利益を得ているのだ。これは反社会的行為であり、犯罪行為とも言える。それを謝罪すらしないで済ますとは言語道断だ! 西村修平と主権回復を目指す会の用件とは、不良品(毒物)を商品として販売する幻冬舎の社会的責任を問うていることだ。 再度申し上げるが、逃げてはならない。御社との話し合いの場を早急に設定して頂きたくお願いいたします。「ご用件は何でしょうか?」など、人を愚弄するにも程がある。志儀保博殿、貴殿は常務執行役員も兼ねているが編集者として、少しは恥を知れと言いたい。 平成25年1月17日 ① 幻冬舎へのお願い↓
② 幻冬舎からの返答↓
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