不当取り調べの詳細報告(その1) |
我々の愛国運動は二大政党という独裁に対して反体制派に属する。この発想を理解できないと、愛国運動がどうして反体制派になるか理解できない。警察は国家を治める行政機関の一構成部分であり、時の政権を支える行政機関である。時の政権を激しく糾弾する側は愛国を自称したところで、反体制派と否応なしに認識される。
寄せられた樫田祐亮君の『不当取り調べの詳細報告』はこのことを実にリアルに報告している。起訴処分撤回を勝ち取ったとはいえ、警察による事情聴取(万世橋署)が5回、東京地検による取り調べが2回、延べ七日間、時間にして計16時間に及んだ。この全取り調べを3回にわたって掲載する。
参考▶【緊急報告】起訴処分の撤回勝利!(検事からの通知書貼付)
http://nipponism.net/wordpress/?p=6568
中でも驚くことは、我々が一貫して取り組んできている、栃木県警の平田学巡査が不法滞在シナ人へ発砲して付審判にかけられている裁判の判決日早朝に、公安三課の取り調べ刑事から樫田祐亮君の母親に、裁判の判決に「危ないから行くな!」と電話がかけられて来ている。我々一般市民からすれば得体が知れない存在、それは常日頃、愛国運動を監視している警察である。
なお、今回の報告では事情聴取にあたった警視庁公安三課の職員の氏名は仮名として公表しない。彼らは行政機関の一公務員にしか過ぎない事情を考慮したからである。
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国家権力(警察)は愛国的市民運動の分裂のためなら事件をでっち上げ・創作し、簡単に運動参加者を犯罪者に仕立て上げることが今回の事件で真に理解できた。 警察(万世橋暑)による事情聴取が5回、東京地検による聴取が2回、取り調べ時間は合計約16時間にも及んだ。 今回不起訴になったとはいえ甚大な精神的苦痛を受け、社会生活の維持にも支障をきたした。今後、愛国市民活動を行っている同志の身にも、国家権力による同様な弾圧が行われる事が十分に予測される。この様な不当弾圧に巻き込まれた時のためにも、是非参考にして頂きたく筆を執った次第であります。是非目を通して頂きたい。 事の発端は、平成22年10月17日に行われた「尖閣諸島と秋葉原をシナの侵略から守れ」のデモ行進の際14時40分頃、長髪で全身黒服の男が突然乱入し、集会の妨害を行い(※写真)、主催者に断りも無く威嚇をしながら一方的に写真撮影をし、参加者の肖像権侵害、人格権を著しく侵害する事件が起きたことである。
【物理的にも創作には無理があるでっち上げ】 その時何人かの参加者が集会妨害者を追いかけ昭和通り方面に向かったので、私も同方向へ後を追ってその様子を写真に撮っていた。昭和通りに出た時に、この集会妨害者の写真を正面から撮影していると、突然その本人が私に向かって突進、体当たりをしてきた。 私にかけられた嫌疑はこの時、この乱入者に対し、「デモに反対して集合状況を撮影していると思いこみ,激昂し,被害者の左足を足蹴りし,転倒させ顔面挫傷と打撲の全治1週間のケガを負わせた」とする理由だった。このトンデモナイ言いがかりで、平成23年1月24日午前10時頃傷害被疑事件の被疑者とされ、主権回復を目指す会の事務所と私の自宅が家宅捜査をされた。 まず、この国家権力によって作り出された創作話には非常に無理がある。 私はこの時デジタルカメラを持って集会とデモ行進の様子を写真撮影していた。写真撮影をしたことがある方なら分かるが、被写体となるこの集会妨害者に近づいてはまともに写真など撮れる訳が無い。なので私は近づかないよう常に一定の距離を保っていた。 要するに、私から集会妨害者に近づく必要性が全く無いのである。私から近づくことが無い状態であり、デジタルカメラを両手に持ちながら、成人男性を転倒させるほどの力強い足蹴りをして全治一週間のケガを負わせるなど常識的に考えて不可能である。常識というより、物理的に不可能なのである。 そして、この時は警備の警察官、機動隊、公安警察が何百人もいた状況であり、これだけ人目につく犯罪を犯したのならば即現行犯逮捕であろう。 【まるでヤクザの押し込み】 すると9時40分頃、携帯電話が鳴り警視庁公安三課の山梨(仮名)警部補(以下、山梨)と名乗る人物から「君に傷害の容疑がある。裁判所からの令状を持って家宅捜査に来た。急いで自宅に帰ってきて欲しい」と突然言われた。 私は「突然そんなことを言われても何のことか全く身に覚えが無い。今すぐ自宅に戻るので待っていて欲しい」と伝え、東京にある自宅に戻った。 そして11時30分頃自宅に着くとすでに家宅捜査が終わっており、息つく間もなく警視庁公安三課の山梨、浜松(仮名)警部補(以下、浜松)、万世橋警察署警備課の晴山(仮名)警部補三人がかりで全く状況すら把握出来ていない私を取り囲み、怒鳴るような大きな声で高圧的に「お前がやったんだろ。やったから事件として捜査しにきてんだ。今すぐ警察署に一緒に来て話をしてくれ」などと恫喝による自白の強要をしてきた。 当然私はやっていないので「やってません。全く身に覚えがありません。話すことも無いですし、突然来いと言われても行く必要性が分からないので警察署には行きません」と自身の正当性を主張し警察の一方的な言い分を拒否した。 そういったやりとりを約10分ぐらい交わした。私は無実潔白なので自身の主張を続けていると、警察は「まあ突然言われても覚えてないと思うから、思い出したら万世橋警察署に連絡をして欲しい。昨日食べた物だって思い出せないからな。今回の件で万世橋署に押しかけるなよ」との言葉を残し帰って行った。一般市民が警察の理不尽を糾す抗議で、警察署に押しかけてやるのが相当イヤなのだろう。 そして自室を見渡すとタンスの引き出しも開けたまま、まとめてあった書類もバラバラに撒き散らされており、まるで泥棒が入ったかのように荒らされていた。 それだけ部屋中を掻き乱した家宅捜査で押収された品物は、背広一着、排害社代表 金友隆幸氏の名刺1枚、メモ書きに使っていた紙切れ4枚、酒井信彦先生の歴史基本講座で使用していたノートの合計7点のみ。傷害被疑事件と何の関係があるのか全く理解出来ない物を押収して行った。 本件は任意での出頭なので断ることも出来たが、その場合は逮捕、勾留される可能性が非常に高い。 市井の市民生活を送っている中で逮捕、勾留などされたら通常の社会生活を営むことが困難になり全てが破壊されてしまう事も考えられる。そういった事も考慮し任意での捜査に応じ自らの潔白、無実性を主張することにした。 平成23年1月26日11:04頃、山梨の携帯に、「自身が無実である主張をしたいので任意での捜査に協力する」旨を伝えると、「知らないで(一方的に)来てもらっても困る。こっちにも都合があるからじっくり話を聞きたい」と耳を疑う答えが返ってきた。 【取調べ第一回目 自白の強要と録音、メモの妨害】 取調べを担当したのは浜松と警視庁公安三課、藤川(仮名)警部補(以下、藤川)の二名。 行われたのは「事件の事実面の聞き取りと身上(生まれてから今までの略歴)の聞き取り」だった。 しかし本題の傷害被疑事件については否認をしたのでまた改めて来て欲しいと言われ帰路に着いた。 【不当捜査に準抗告と公安委員会へ抗議】 国家公安委員会と東京都公安委員会には警察の横暴、不当捜査の中止と謝罪を要求する抗議文(平成23年1月31日)を送付した。 公安委員長 鴨下 重彦委員長、太田 芳枝、仁田 陸郎、児玉 公男、渡邊 佳英委員ら5人の合議制によって出された回答は、「お申し出の件につきまして,公安第三課に事実の確認をしたところ,お申し出のような強圧的な言動はしておらず,また取調べに際して,了解を得た上で録音機の持ち込みやメモを取る行為を制限したとのことでした。以上の経過において,その取り扱いに不適切な点があったとは認められませんでした」だった。 【取調べ第二回目 自白の強要と「西村と離れろ!ろくなことがない」】 「私が誰と仲良くしてようがあなた達には関係がありません。事件と関係の無い質問には一切答えません」と告げると、「そういうことを言ってると後々不利になるぞ?よく考えて発言しろよ」などと意味不明の脅しをしてくる。 こういったやり取りでこの日は終わり、次回からは調書を取るのでまた来て欲しいと告げられた。 【平田学巡査裁判支援へ「危ないから行くな!」との脅しが母親に】 さも私が危険な活動を行っているかの如く事実を歪曲し、全く関係の無い母親にまで脅しと嫌がらせの電話がされた。 その話を聞いた私は、すぐ山梨に連絡した。 私 「何故、関係の無い母に連絡をするんですか?」 山梨「分かった。ただし今後君が電話に出なかったりしたら、またお母さんに連絡するから。それじゃあ」と、逃げも隠れもしていない私に対し脅迫をしてきた。 発砲した平田巡査は警察官として同じ仲間ではないか。その仲間を支援する市民運動を平然と妨害する公権力に背筋が凍る。 【参考】 |
次回続く