米国の戦争犯罪を糾弾できない保守派の痴呆
長崎原爆忌日(9日)、愛国保守は米国大使館前に集合を
8月6日、米国が広島に原爆を投下して66年目を迎えた。一瞬にして14万人が殺戮された。その後の原爆後遺症で約6万人が死亡している。
当時の広島市の推定人口が約34万人、人類史上に銘記される米国の犯した戦争犯罪である。
日本軍の軍事的抵抗が無力化した状況下において、米国は日本列島各地に爆撃を繰り返し、非戦闘員の殺戮を目的に無差別な空襲を欲しいままに展開した。東京大空襲に続く8月6日の広島と9日の長崎はその集大成として行われた。
『残忍な人たち ~ なぜ原爆を落としたか』
(週刊新潮●変見自在) 2005年8月11・18日号高山正之(帝京大教授)
映画「パール・ハーバー」の中で、日本の艦載機が病院を銃爆撃し、患者や看護婦がばたばた殺されていく場面があった。日本軍の残虐さを訴えたかったらしいが、これに石原慎太郎知事は「嘘が過ぎる」と怒った。
真珠湾やヒッカム飛行場攻撃ではこの種の言い掛かりが昔からあったと、羽田記者クラブ時代に付き合いのあった日航機長の藤田怡与蔵氏が言っていた。氏は民間航空パイロットとしては異例の旧海軍出身で、真珠湾攻撃にも参加したが、「米軍のパイロットならいざ知らず、日本軍はそんなことは思いつきもしない」と。
確かに、米軍パイロットはそういうことを平気でやったと慎太郎知事が体験談を書いている。「麦畑を走っていると、米軍のP51がきて機銃掃射された。胴体に原色で漫画が描かれていた」。
二子玉川の床屋で聞いた話だが、戦時中、あの橋を東京側に逃げる若い女性を、米軍機が低空で追って撃ち殺した。パイロットの顔が地上から見えたそうだ。
教育出版の教科書に「夏の葬列」というのがある。疎開した男の子が地元の女の子に庇われて米軍機の機銃掃射から逃れる。でもちょっとした諍(いさか)いがあって女の子が外に飛び出して米軍機に撃ち殺される。作者の意図とは別に「米軍のパイロットは子供まで狙い撃ちしていた」ことを図らずも告発している。
米国はまた日本の文化財に敬意を表して京都を爆撃しなかったと主張する。これも米軍の公式資料を調べれば大嘘とわかる。即ち原爆の投下候補地は①直径3マイルを超える都市で②かつ有効な損害を与えられる地形をもち③通常爆弾による爆撃をしていないことが条件だった。
これに適うのが京都、小倉、新潟、広島、長崎などで、中でも盆地状の京都市街は申し分なかったため、本土爆撃が始まってからも一切の通常爆弾による爆撃は行なわれなかった。確かに最終段階で第一候補の京都に“執行猶予”がついたのは事実だが、それをもって「京都を守った」とはよくも言えたものだ。
広島もまた同じ。原爆を落とし、それがどれほどの人的、物的被害を及ぼすかを測るために、ここも通常爆弾を落とさなかった。それを元長崎市長の本島等は「広島は殺人軍団・第五師団の本拠地。原爆を落とされて当然」と言う。そんなに危険な軍都なら、原爆ができる前にとっくに通常兵器で爆撃しているはずだ。こういう馬鹿を言う人につける薬が欲しい。
米国はもう一つ、この原爆を落とすに当たって「日本には継戦能力があり、米兵百万が失われるおそれがあった」とも主張する。昭和20年の日本は、原爆用の都市以外の都市はすべて焼かれ、飛行機も船もなかったが、米国は「戦争を継続する能力あり」と判断したのか。
鳥居民氏は「原爆が完成するまで日本に降伏させなかった」と著書で説く。
8月6日に考えてみることは多い。
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愛国とはわが祖国の同胞を守り、愛することではないのか。その同胞が非道極まる残虐な殺戮をされた。
保守派は映画『凛として愛』を高く評価し、映像空間のお話に陶酔するが、愛するということは抽象ではなく行動を伴う。同胞を殺戮した相手を憎み、殺戮された同胞の無念を晴らすことが愛なのである。
原爆投下は日本人殺戮の集大成、8月6日はその象徴たる忌日、日本人であるならば忘れてはならない日である。そして8月6日の米国大使館は、戦争犯罪を追及する日本人によって幾重にも包囲され、同胞の恨みを晴らす糾弾の声が飛び交うのである。愛国を語る保守派が一堂に会する忌日ではないのか。
しかしながら今年も米国大使館前は穏やかそのもので、土曜日ということもあって閑古鳥が鳴く静けさであった。その静けさは、日本人が死滅したかのような不気味な静寂であった。
そうした中で、主権回復を目指す会は恒例ともなっている8月6日の原爆忌日、米国大使館下に集合し、「広島原爆投下66周年 米国の戦争犯罪を許すな!」の抗議集会を開いた。
【動画】広島の恨みを忘れるな!米国の原爆投下に時効はない
youtube
http://www.youtube.com/playlist?list=PL05C533FA81756A62
ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15231767
ustream
http://www.ustream.tv/recorded/16471427
広島原爆投下66周年 米国の戦争犯罪をゆるすな!
決 議 文 「日米同盟の幻想からの脱却を宣言する」
平成23年8月6日
主権回復を目指す会 政経調査会
66年前の今日、昭和20年8月6日、広島に原子爆弾が投下された。
米国は、我が国の組織的な軍事行動が既に瓦解し、戦争終結がもはや時間の問題であった状況下にもかかわらず、ただただ実験目的のために原爆を使用し、無辜の非戦闘員である日本国民を無差別殺戮した。
推定人口35万人のうち、実に14万人を死に至らしめた人類史上最悪の惨禍は、血が通った人間ではない、まさに鬼畜のなせる業(わざ)に他ならず、米国の許されざる戦争犯罪=“人道に対する罪”として歴史に刻み込まれ、未来永劫、消え去ることは無い。
このおぞましい戦争犯罪行為について、米国は未だ一言たりとも我が国に対する謝罪の言葉を述べていない。そればかりか、戦争を早期に終結させるための必要な手段であったと詭弁を弄し、居直りを決め込んでいる。
今さら言うまでもなく、米国とは、現在進行形の帝国主義国家であり、覇権主義国家である。
我が国をはじめとするアジアのみならず、中東や中南米の諸国に対する数え切れないほどの所業が、その戦争犯罪行為に満ち溢れた悪鬼の歴史を証明している。
米国が、それら己の戦争犯罪を隠蔽し、我が国に目を転じさせるために、シナ中共や朝鮮と結託して「南京大虐殺」や「慰安婦強制連行」といった、いわゆる「歴史問題」を捏造させて、プロパガンダとして利用していることは明々白々である。
我が国は現在、シナ中共による侵略の脅威に直面しているが、裏でシナ中共と通じている米国が到底真の同盟相手になり得ないことなど自明の理である。
日米同盟という名の幻想を妄信し、日米安保という名の虚構に支配されている国内の「保守」派と、我々は明確に立場を異にする。我々は、米国による戦争犯罪への追及の手を断じて緩めず、併せて、欺瞞と怠慢に満ち満ちた国内「保守」派を厳しく指弾していく。
我々日本国民は米国に対して宣言する。
日本国民は日米同盟の幻想から脱却し、自主独立の道を突き進む。
日米安保の虚構を打破し、我が国土は我々自身の手で守り抜く。
米国が犯した数々の戦争犯罪を糾弾し、米国とシナ中共、米国と朝鮮が結託した歴史の捏造と徹底的に闘い抜いていく。
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愛国保守よ!8月6日、原爆忌日に何処を彷徨っていたのか。来る8月9日は長崎の原爆忌日だ。健忘症でなければ9日、米国大使館前に集合し、米国の原爆投下を糾弾しようではないか。
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