「育鵬社」の教科書盗作事件

日本教育再生機構・教科書改善の会とは
偏向教育ならぬ「偏向組織」か

愛国を掲げた「仲良しクラブ」とは
再生機構=安倍晋三擦り寄りグループ

    「つくる会」神奈川県支部の会員、鈴木敏明さんからブログの更新が送られて来たので返信を。
鈴木 敏明 様

「育鵬社教科書盗作事件」を上梓されるとのこと、実に意義ある仕事であり、愛国を掲げる「保守派」に対する警鐘となるよう期待するところです。目次を一瞥しただけで鈴木大兄の意気込みを感じました。

元々、初期の頃の『つくる会』の一員で、今は部外者でありますが一言・・・。

>小田村四郎氏が、たちあがって、「仲間割れしている場合ではない。左翼を喜ばせるだけである。二つの勢力が仲良くするためにはこの報告書は邪魔になる。もうこんなことはやらないで欲しい。いま配られたものを回収してもらいたい」と主張したと言うのです。そのあと一人の女性が立ち上がり涙を流しながら小田村支持を訴えた。

ここにこそ「保守派」と称するメンタリティーが集約されています。もう4年も経ちましょうか、「英霊にこたえる会」の運動方針を批判する小生は同会から除名された。その時も同じく、この小田村四郎氏を初め大原康男氏らが同じ論法で対応した。僕に弁明の機会さえ与えず。

その時点で、彼らは同好会として「愛国ごっこ」を演じていると判断、活動において関係ない方々として距離を置いています。

小生も人間関係は重視しますが、それは掲げている目標を無駄なく効率的に達成するための関係であって、目的は「人間関係」ではない。内部での議論さえ、「仲間割れ」を口実に押さえるなどして偏向教育と戦える訳がない。異論と真面目に対峙するのではなく、排除する極めて貧困な発想であり、分かりやすく言えば腑抜けともいう。目的が愛国運動ではなく、愛国を掲げたただの「仲良しクラブ」とすれば全てが納得できる。

整合性のある説明が出来ないから批判を「回収」したのであろうが、何らかのやましさがなければ出来ない措置である。「事実を挙げて道理を説く」ことが出来ない大人が、次代を担う子供らの教科書作りなど笑止千万と言っていい。議論を戦わすことによって双方の思想、理念が鍛え上げられていく。その程度で「仲間割れ」する組織なら、偏向教育ならぬ「偏向組織」と揶揄されない内にさっさと解散した方が社会のためである。

千鳥ヶ淵にある戦没者墓園、そこにある欅の大樹は都内でも有数の見事な樹木ですが、新緑の若葉が一段と緑を色濃くしており、生きる力を与えられるような思いがします。

上梓を決意された鈴木大兄に敬意を表して

仰ぎ見る 欅は若葉の 重み増し 揺るがぬ意志に そよぎ立ちけり

西村修平 

    ブログ記事の紹介です。


    「全国の『つくる会』会員の皆様方へ
     えんだんじのブログ
    http://www.endanji.com/ 鈴木 敏明

私は神奈川県支部の会員、鈴木敏明と申します。私はこの度、本を書きました。本を書いたとはいえ、まだ出版されず、本の原稿ができあがっているだけです。どんな本を書いたか、本のタイトルと目次を披露します。

      
      本のタイトル: 育鵬社教科書盗作事件

      目次
      はじめに
      第一章  「つくる会」十五年の軌跡
        一。 首脳陣の離合集散
        二。 初の文科省検定教科書作成
        三。 乗っ取り騒動
        四。 乗っ取り騒動の収め方
        五。 「つくる会」と扶桑社の絶縁
        六。 育鵬社の登場
        七。 育鵬社教科書の欠点
        八。 嵌められた安倍元総理
        九。 「つくる会」の奮闘

      第二章  育鵬社著作権侵害の実態
        一。 「つくる会」年表流用問題
        二。 「つくる会」の著作権について
       (1)裁判で争われた争点
       (2)結合著作物とは何か
       (3)扶桑社歴史教科書の著作権の整理
        三。育鵬社及びその関係者への手紙
        四。盗作を文科省に報告
        五。他社の教科書との比較
        六。盗作全貌の一端
  
      第三章  私の主張
        一。 なぜ法的に戦わなければいけないのか。
        二。 安倍元総理との対談
      あとがき
      付録(盗作データ)

これで私がどんな本を書いたかお分かりと思います。私が何故このような本を書く気になったか。ひとえに「つくる会」首脳部の怠慢さです。何に対しての怠慢さか。お分かりでしょう、育鵬社の盗作問題です。育鵬社の盗作は、「つくる会」の教科書の49ヶ所。この49ヶ所は、素人が数えた数ではありません。著作権の専門家が数えた数字です。無論、法解釈にも見解の相違がありますから、この49ヶ所の数字の増減は当然あるでしょう。しかしこれは前代未聞の盗作規模です。これに対して首脳部がとった行動は、3月30日に文科省に盗作がありましたと報告しただけです。
聞くところによると、この盗作問題に対して首脳部は二つに分かれているらしい。育鵬社に対して攻撃的に出ようとする派と、盗作などなかったかのようにすましてしまう派の二つだというのです。私はこれではまずいと思いました。私はそれで本を書く気になったのですが、しかし盗作だけを主体に書いただけでは読者がつかないし、読んでくれても最後まで読みはしない。そこで「つくる会」は今年でちょうど15年。私の会員歴は、今年で7年目。最初の一、二年は会費を払うだけの会員、横浜に住みながら総会にも出席しなかった。従って5年前以上のつくる会のことは何も知らないも同然。八木という人間の性質の悪さを何回も聞くが、あまり実感がわかなかった。そこで15年の「つくる会」の歴史を語れば、新会員の手引きにもなっていいのではないかと、その物語と盗作を合わせて本にしたというわけです。

(以下ブログを参照)



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