解散総選挙、 「河野談話」見直しは何処へ行ったのか! |
どう考えても、人を説得させることの無理があるこの度の解散総選挙、各党の選挙公約で慰安婦問題に触れているのは次世代の党だけで、「歴史的事実を明らかにし、日本国と日本国民の尊厳、名誉を守る」と掲げているが、「河野談話」の見直しや白紙撤回までは踏み込んでいない。
それにもまして、自民党に至っては慰安婦問題の欠片さ触れていない。究極の無責任だが、保守派(安倍応援団)からこれを追及、糾弾する声が全く聞こえてこない不可思議である。
第二次安倍政権が成立した先の総選挙で、保守派は安倍政権を「救国内閣」としてその誕生に尽力を示し、有権者に「河野談話」の見直しをセットで自民党への投票依頼に徹底して働いた。だが、成立した安倍・自民党政権は「河野談話」の見直しではなく、踏襲を我々日本国民にばかりではなく、さらに韓国と米国にまで宣言している。
結果は見るも無惨な裏切りの有様となった。安倍・自民党と一体となった選挙活動を薦めた以上、これに対しての有権者への説明責任が保守派(安倍応援団)に生じている。
かつて流行った映画で、『人間の証明』が思い出される。「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね・・・」
西条八十の『帽子』からの引用で原典は↓
「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?
えゝ、夏碓氷(うすい)から霧積(きりづみ)へ行くみちで、 渓谷(たにぞこ)へ落としたあの麦稈(わら)帽子ですよ…」 |
これを言い換えれば↓
「保守派(安倍応援団)の皆さん、あなた方のあの「河野談話」の見直しどうしたでせうね
ええ、先の選挙、有権者に約束したあの「河野談話」の見直しですよ・・・」 |
「河野談話」の踏襲、シナによるサンゴ略奪事件等々・・・、民主党政権だったら保守派はいきり立って民主党本部へ抗議が山のように押し寄せるが、自民党の公約反故と土下座外交には見て見ぬふりの完全スルーパス、整合性のつかない恐るべき御都合主義だ。
民主党が自民党と同様な有権者への裏切りを働いたなら、保守派は見て見ぬふりで済まさせないだろう。「売国奴」「裏切り者」「土下座しろ」と罵声の限りを浴びせるに違いない。自民党が政権与党となった途端に、「青菜に塩」の有様、単なる健忘症では済まされない無責任だ。民主党ななら批判するが、自民党なら無視する究極のご都合主義である。
第156、157回アンチ「水曜デモ」 自民党本部前 11月19日、26日 |
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シナに屈服した「自民党によるサンゴ事件」を許すな |
「河野談話」を踏襲する自民党は幾ら糾弾しても仕切れない |
篠つく雨の中で行った第157回目アンチ「水曜デモ」(同) |
【動画】 第157回目アンチ「水曜デモ」『大儀なき総選挙を糾す』(平成26年11月26日 自民党本部前)
◀︎『虐日偽善に狂う朝日新聞―偏見と差別の朝日的思考と精神構造』 (酒井信彦 日新報道) 著者・酒井信彦が朝日新聞に踊らされる日本人の精神構造を解く。 |
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