タグ別アーカイブ: 日本会議

秋の例大祭、塀の中の懲りない保守派

万死に値する安倍首相の参拝中止 『塀の中の懲りない面々』に重なる保守派の学習能力 この度、安倍首相が靖国神社参拝を中止したとの報道は何も今さら驚くことではない。しかし、その中止の理由たるや、その一つに「台風26号の対応」云々を挙げ、責任を自然災害に転嫁している。これほどの卑怯があるだろうか、まさに「万死に値する」裏切りと断じて良い。 【参考1】  安倍首相、靖国参拝見送る 秋の例大祭、真榊を奉納   http://www.asahi.com/politics/update/1017/TKY201310170036.html?ref=reca この際、同じ「あべ」でも安部譲二の自伝的小説『塀の中の懲りない面々』を思い出さずにはいられない。「塀の中」とは無論、刑務所そのもの、「懲りない面々」とは再犯で入出所を繰り返す累犯者達のことを指している。懲役刑という苦渋を経験しながら、同じ過ちを繰り返す学習能力の欠けている人々のことである。 この小説の中で書かれている「懲りない面々」が、どうしても安倍応援団と称する保守派の面々に重なって仕方がないのである。【参考2】は保守派を代表する大原康男氏の見解(産経新聞)だが、奇(く)しくも同日、安倍首相は秋季例大祭の靖国参拝に関して明言を避けている。つまり参拝中止の意向を明らかにしたのだ。そうしたなかで、大原氏は頻(しき)りに安倍首相へ秋波を送ったが、結果は惨めという他に言葉が見つからない。 第一次安倍政権の時、大原氏を始め「日本会議」や「英霊にこたえる会」は靖国参拝を明言しない安倍首相を「曖昧戦術」だと擁護して、我々の安倍首相への参拝要請行動(8月15日)を強く牽制・反対した。理由は、「安倍さんは気が弱いので早くから参拝の意志を表明すると、朝日新聞などの餌食にされてしまうから、そっとしておくべきだ。そうすれば参拝を必ずやってくれる」と・・・。結果は安倍総理の病気を理由にした“敵前逃亡”だった。保守派はこの無惨な結果に未だ知らぬ振りの健忘症を装っている。 そして、今回の第二次安倍政権成立において、また同じ状況を演じたのである。これではどうしても、『塀の中の懲りない面々』を思い出さずにはいられないのである。 【参考2】  首相、秋の例大祭が待ってます 国学院大学名誉教授・大原康男  (産経新聞 10月11日)  http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131011/plc13101103360002-n1.htm  秋季例大祭の靖国参拝、首相明言避ける  (読売新聞10月11日)  http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131011-OYT1T01100.htm?from=ylist 第二次安倍政権が誕生して、主権回復を目指す会は8月15日を前に、自民党本部前で安倍政権に対して靖国神社への公式参拝を求める要請行動を行って来た。そのなかで、今次の安倍政権における歴史的使命を、「保守派の籠絡から骨抜きへの進化だ」と強調した。 第一次安倍政権が「保守派の籠絡」にあるとすれば、第二次安倍政権は「保守派の骨抜き」にある。事実、第二次安倍政権の発足にあたって選挙中、安倍総理と自民党は「河野談話」の見直し並びに靖国神社への公式参拝、さらには領土問題への取り組み等々の公約を掲げていたが、ことごとく反故にした。 この結果に対して自民党、安倍応援団などの保守派は、公約反故の糾弾どころか沈黙を通している。「参院選まで我慢だ」「安倍さんは必ずやってくれる」などと公言して憚らなかった。そして今はどこ吹く風の知らぬ存ぜぬ、その無責任たるやもはや破廉恥としか言い様がない。 【参考3】  「安倍首相は8月15日に靖国神社へ公式参拝を」   http://nipponism.net/wordpress/?p=23207  「籠絡から『骨抜き』へ進化した第二次安倍政権」   http://nipponism.net/wordpress/?p=23911 正午、靖国神社に向かって黙祷(平成25年8月15日、神保町交差点) アンチ「水曜デモ」  残り10月行動予定    日時:10月23日(水) 12:00集合・開始  場所:自民党本部前 ◆秋の例大祭に、靖国神社参拝を中止した安倍政権の背反を糾弾!  日時:10月30日(水) 12:00集合・開始  場所:朝日新聞社前 東京都中央区築地5-3-2  最寄り駅:地下鉄大江戸線築地市場駅すぐ上 http://www.asahi.com/shimbun/access.html ◆朝日新聞は慰安婦強制連行の発信元であり、未だに発信し続けている。  その捏造責任を徹底追及する。 連絡:西村(090-2756-8794) … 続きを読む

カテゴリー: 時評 | タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , | コメントは受け付けていません。

「海ゆかば」を巡る顛末

何処へ失せたか!愛国保守派の威勢 数という民主主義に頼る自己満足を嘲 (あざけ) る 当ブログでも紹介した森 敬惠さんの独唱会『第12回 国分寺・日本のこころ音楽祭』が9日に行われたが、「海ゆかば」を巡って主催者側と森さんたちとで、歌うべきかどうかで騒動があった。 このことに関して ↓ 【平河総合戦略研究所メルマガ■☆☆甦れ美しい日本☆☆□□(2012年2月11日 NO.1126号 )】は『茂木弘道通信』を引用して当日の模様を伝えている。(※末尾参照) 不特定多数の読者に公開されたものであり、当ブログでも独唱会の案内をした。事の顛末は、「海ゆかば」の独唱に会場から反対の声があったが、多数決で独唱を決めたことである。これを聞いて保守の腑抜けぶりにほとほと呆れ果てた。 従って、受け手の当方もメルマガの手紙形式にならって・・・。 森 敬惠 様 ほか関係各位 『海ゆかば』の顛末を聞いてがっくりしました。なぜ?多数決で決めたのでしょう。その発案は誰だったのでしょう。 聞きたくない人には帰って貰えばいい、退出を命じても良い。多数決に委ねた判断は数を有利と見込んでのことであれば卑しい判断であります。 独唱家としての矜持があるならば、全員退出してもあなたは一人で歌わなくてはならない。それが独唱家としての誇り、思想というものではありませんか。 反対する連中がいたのだから、独唱会とは別に、「政治と文学」又は「戦争と芸術」で討論会を設ける絶好のチャンスであった。 反対派を数で“制圧“して勝った勝った、良かった良かったで悦に入っているのならば愚かとしか言い様がありません。保守派の独りよがりではありませんか。 数で否定されたら、森さんは独唱家としての理念を捨て去り、これから歌わないのですか。 また側聞するに、入口で「女系反対、男系絶対、万世一系」のパンフレットを配っていたとのこと、これは森さんが許可したのですか、余りにも場違いではありませんか。これは日本会議のパンフでしょう。彼らの音楽会を政治集会と混同する知の劣化は醜悪この上ありません。これに許可を与えた方も同様に見られても致し方がないでしょう。 さらに、同公演のチケットを西国分寺の駅前で、当日券の購入を呼び掛けていたと聞いています。 会場には、保守とか愛国などとは何の関係も無い一般の聴衆もいたはずであり、その眼前で、『海ゆかば』の歌唱をめぐる「ドタバタ劇」を繰り広げてしまったことは、極めてマズかったと言わざるを得ません。関係者にその自覚のほどの有りや無しや・・・。 音楽会は政治を語る場ではありません。日本の童謡、唱歌が日本の世界に誇る文化であり、大いに誇りを持つべきと一倍自負していますし、そのためのコンサートで全国をまわっているその姿勢を誰よりも知っています。 しかしながら、それを言葉で語ってはなりません。音楽で、森さんの歌唱力で語って頂きたい。童謡、唱歌の魅力は万、億の言葉を以てしても、歌の表現に到底敵うものではありません。ご自身の歌唱力で万、億の言葉を超越する感動を聴衆に与えて頂きたい。圧倒的な歌唱力で思想云々、戦争云々をぬかす輩の口を塞いだらいいのです。 西村修平 ◆日頃敵対する「左翼」が眼前に現れたのである。殲滅すべき、打倒すべき敵が向こうからやって来た。まさに千載一遇のチャンスではなかったのか。 なぜ、改めて彼らとの対決する場、つまり「政治と文学」「戦争と芸術」を巡る討論・対決の場を設けなかったのか残念でならない。 当日、愛国保守派の方々で会場を埋めていながら、連中と対峙することなく、ホールという限定された数に頼る民主主義で「勝った、良かった」と自己満足に陥っている。単に、敵をみすみす逃したのではない。不倶戴天の敵と戦うことを回避したのである。これは敵前逃亡ではないのか。 愛国を唱える保守派よ!「左翼」を罵倒・こき下ろす日頃の威勢の良さは何処へ行った。腑抜けモンと言われても返す言葉がないだろう。 【参考】 ◎茂木弘道通信 ☆☆甦れ美しい日本☆☆(2012年2月11日 NO.1126号)から ↓ 「日本のこころ音楽祭」をご案内させていただきましたところたくさんの方が当日ご参加くださり、また多くの方々が、メールの拡散にご協力くださりました。 お陰さまで、会場は満員の盛況でした。又一つのハプニングがありましたが、我々にとって画期的な勝利となりました。心より御礼申し上げます。  なお森敬恵さんからお礼のメールをいただいております。皆様にお伝えいただきたいとありますので、以下の通り転送いたします。 平成24年2月11日 茂木弘道 茂木様 昨日は大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。 … 続きを読む

カテゴリー: つれづれ, 時評 | タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , | コメントは受け付けていません。
2 / 212