タグ別アーカイブ: 自民党本部前定例街宣

「集団的自衛権」、与野党の不毛な議論

「戦死者を出さない」で共通する 与野党の不毛な議論 「自衛隊員とは死ぬこと とみつけたり」で何が悪いか 【生は一時(いっとき)、名は末代】 私達日本人は生きると死ぬを別個の概念ではなく、「死生観」として両者を一体化した概念で捉える。生と死という相反する概念を、対立面の統一、つまり一体の概念で把握する。毛沢東が『矛盾論』で説くように生と死を一体不可分であるとし、死があるから今の生がある。生きるとは死ぬことであると。 この『矛盾論』の観点から『葉隠』(鍋島藩藩士・山本常朝)を少しばかり考えて見たい。 「武士道とは死ぬこととみつけたり」、『葉隠』の記述の中で特に有名な一節で、新渡戸稲造の『武士道』とともに日本民族の死生観を広く世界に発信した。三島由紀夫の『葉隠入門』など色々な人が解釈もされ、また人口に膾炙(かいしゃ)もされて来ている。 とりわけ、「死ぬこととみつけたり」については種種の解釈、論評が交わされているが、最大公約数的に受け入れられるとしたら、「武士は如何に死すべきかと同様の重きにおいて、如何に生きるべきか」に集約されて良いのではないかと。「生は一時、名は末代」とか「死んで名を残す」などの名言は、国民文学として親しまれた来た『新平家物語』(吉川英治)から我々の知るところであり、死生観における日本人の美学として定着している。 【シェイクスピアと『平家物語』の死生観】 下記は シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』からの一節、暗殺の情報を入手した側近らが、シーザーに元老院への登院を諫(いさ)める場面。 諫める側近へシーザーは↓ 臆病者は現実の死を迎えるまでに何度でも死ぬものだ。勇者にとって、死の経験は一度しかない。世の不思議はいろいろ聞いてきたおれだが、何が解らぬといって、人が死を恐れる気もちくらい解らぬものはない。死は、いわば必然の終結、来るときにはかならず来る。それを知らぬわけででもあるまいに <『ジュリアス・シーザー』(シェイクスピア・福田恆存 訳)> シェイクスピアが『ジュリアス・シーザー』を上演したのが約400年前(西暦1600年)、『平家物語』(1240年)は750年前の口承文学だが死生観は見事に重なっている。 【自衛隊員の本分とは死ぬこととみつけたり】 『葉隠』と『武士道』を念頭に、今国会での「集団的自衛権」における国軍という軍隊(自衛隊員)のあり方を考えたい。 自衛隊員とは何か。国民の生命、財産、安全且つ国家の名誉を守るため、自身の全存在を任務に捧げるを本分とする。したがって、思想信条の如何に関わらず、彼らは国家の命に従い、その本分とする任務を全うするのである。ここでいう「本分とする任務」とは災害を含む戦争を指す。 ここにこそ、国軍である自衛隊の全存在的価値がある。全存在、つまり究極的に死をもって国家から与えられた使命を全うすることにこそ、自衛隊員の最高の名誉がある。したがって、戦争の是非を別として、我々国民は彼らの安全を祈願し、自衛官の家族や親族と共に、日の丸を振って彼らをイラクなど海外へ送り出したのである。また、祈願を裏切る最悪の結果に際し、彼らの死に対して国家と国民は最大限の哀悼と敬意を払う義務を担うのである。武士道ならぬ、「自衛隊とは死ぬこととみつけたり」で何が悪いかと、「集団的自衛権」を巡る与野党の不毛な議論を聞いていて思うのである。(※参考記事「国軍とは何か」) 【安全を本分とする軍隊はない】 自衛隊が派遣されるのは、死という「悲劇」が起きうる危険地帯だからこそ派遣されるのであって、自衛隊でなければ紛争地帯での任務は全うできない。 自衛隊は創設以来、日常訓練において事故等で二千人に及ぶ殉職者を出している。しかし、「本分とする任務」においては朝鮮戦争での機雷処理で一名の「戦死」を除き、本来の戦闘行為での自衛隊員の「戦死者」は皆無である。これほど安全な国軍もない。 国軍は訓練においてさえ常に危険なのである。「集団的自衛権」とは究極、国民の生命、財産、安全且つ国家の名誉を守るため、自衛隊員が死をもって己の任務を遂行する行為であり、任務を遂行する場所、地域は紛争地域という血肉飛び交う戦場である。観艦式の相模湾とか富士火力演習場ではない。生命の安全が保証されるところへ、国軍たる自衛隊を派遣する価値はない。戦争できる体制、意志がなければそれは軍隊の名に値しない。自衛隊が安全を「本分」とするならそれは恥ずべき軍隊である。 【武器購入商社、巨大な軍事オタク学校】 自衛隊を国軍として為すべき仕事もない状態に恒常化したなら、禄を食むだけの無能集団に堕してしまう。自衛隊を世界最大の米国製武器購入商社にしてはならないし、巨大な軍事オタク学校にしてはならない。 「戦死者」を絶対悪とする限り、自衛隊は永遠に軍隊として任務を遂行できないし、自立さえ出来ない。「戦死者」を出して始めて、自衛隊は軍隊として自立出来るのである。与野党の国会論戦は、こうした観点が完全に欠落していて、生産性の欠片もない不毛な議論としか耳に聞こえてこない。「戦死者」を出すからこそ軍隊であり、戦死者を“出さない“自衛隊は国軍としての軍隊ではない。 【自衛隊に戦争をさせない与野党】 もっとも、「日米安保」と「日米地位協定」からして自衛隊が米軍の指揮下から自立できる訳がないし、だからこそ、米政府からして自衛隊に、「戦死者」出す程の任務を課すわけがない。自衛隊員の戦死者を米国が絶対に許さないのである。それは自衛隊が軍隊として、米軍隷属下から自立する“危険”を内包するからである。戦争とは政治の延長、戦争をするのは畢竟(ひっきょう)、自衛隊がするものではなく政治家が行う外交である。その戦争を遂行する意志のある政治家が、与野党を通じて皆無なのがいまの日本の政治状況である。 緊急街宣「憤怒!安倍政権・ 二階俊博の売国を糾す」 平成27年5月28日、自民党本部前 二階訪中=3千人による白痴外交の愚かさ 土下座・媚中・売国・物乞い 二階訪中糾弾! 「日本人に悪い奴いない」(大連での講演)が、しかし国家と民族 を売り渡す売国奴はいる。その売国奴とは自民党・安倍政権の二階俊博である。 【動画】 緊急街宣「憤怒!安倍政権・二階俊博の売国を糾す」 https://www.youtube.com/watch?v=63mK6UKXM-s ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを! … 続きを読む

カテゴリー: 時評 | タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , | コメントは受け付けていません。

緊急街宣「憤怒!安倍政権・二階俊博の売国を糾す」

安倍政権の売国・媚中を深化させた二階俊博訪中 憤怒!習近平に土下座した 3000人の売国・白痴外交  目いっぱいの数を集めて。「爆買い」の返礼のような訪中団に習主席も相好を崩す。3千人の体温で解かす旅 (朝日新聞 素粒子) 上記は朝日新聞(5月25日夕刊)「素粒子」欄だが、今回の二階訪中の性格や効果、役割のほどを余すところなく伝えている。 自民党の二階俊博は個人的に訪中したのではない。日本国の総理大臣の親書を携えて訪中したのである。つまり、自民党・安倍政権の特使として派遣されたのである。 親書の中身は明らかにされていないが、二階は23日の夕食会で、「日中関係を支えているのは、その時々の政治情勢に左右されない民間レベルの深い人的交流だ。引き続き全力で努力したい」と述べていることからして、シナによる尖閣諸島への領海侵犯、さらには昨年のシナ漁船による伊豆・小笠原諸島でのサンゴ略奪には一切触れていないのは確かである。 昨年10月10日(北京)で行われた安倍首相と習近平の首脳会談で、安倍首相は現在進行中のシナによる伊豆諸島と小笠原諸島での侵略行為には一言も触れず、抗議・非難を避けた。周辺島民の安全と国家利益を死守するどころか、シナの侵略を黙認・受け入れてしまった。それどころか、会談では「戦略的互恵関係」の確認に基づく利益の共有を謳った。何たる屈服、屈辱か! 今回も、安倍・自民党政権の特使である二階は、我が国家主権を散々に侵しまくっているシナの習近平に一言の抗議すら出来なかった。それどころか、逆に世界最大の人権蹂躙・殺戮国家のシナから、「日本軍国主義の侵略の罪を覆い隠し、歴史の真相を歪曲(わいきょく)することは許されない」と歴史認識問題で説教までされ、それを唯々諾々と聞き入れた。 朝日が皮肉る「『爆買い』の返礼のような訪中団に習主席も相好を崩す」のも宜なるかな、我々心ある日本人からすればこれほどの屈辱もない。習近平に土下座した3000人の売国・白痴外交に暗澹たる思いするだけである。 軍事侵略では米国への更なる従属、精神侵略では途轍もないシナに対する隷属の深化を示す安倍政権・・・。主権国家の如何なるかを考えれば、先の見えない閉塞した状況を、素直に受け入れていくしかない。  【習主席「中日関係の発展重視」 訪中3千人に演説】   http://www.asahi.com/articles/ASH5R6RMCH5RUHBI02B.html?iref=com_alist_6_01  【習主席の訪中団への演説、異例の1面トップ 人民日報】   http://www.asahi.com/articles/ASH5S5DKJH5SUHBI026.html 緊急街宣「憤怒!安倍政権・ 二階俊博の売国を糾す」  日時:平成27年5月28日(木)12:30から   場所:自民党本部前 ※同日予定「歴史捏造を反省しない朝日新聞の糾弾 」は  延期します。  主催:主権回復を目指す会 河野談話の白紙撤回を求める市民の会  連絡:西村(090−2756−8794) 「河野談話」を継承する 安倍・自民党政権を追及! 平成27年5月21日、自民党本部前 【動画】 【定例街宣】「河野談話」を継承する自民党政権を追及する https://www.youtube.com/watch?v=X17IONtLMzg ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを! ◀︎『虐日偽善に狂う朝日新聞―偏見と差別の朝日的思考と精神構造』  (酒井信彦 日新報道)  著者・酒井信彦が朝日新聞に踊らされる日本人の精神構造を解く。

カテゴリー: 時評 | タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , | コメントは受け付けていません。

米中韓に包囲された「慰安婦問題」

歴史捏造を基軸とする米中韓の三国同盟 保守派を籠絡から「骨抜き」にした安倍政権 安倍首相が「河野談話」を「見直さない」との発言に対し、萩生田(はぎうだ)光一総裁特別補佐官(公式HPには副幹事長とある)が「調査の結果、談話を見直すこともある(要約)」と述べたことに対して、再度菅氏が「見直しはしない」と釘を刺した。  【河野談話見直さず 官房長官、萩生田発言否定】  http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014032402000215.html  菅義偉官房長官は24日の記者会見で、自民党の萩生田光一総裁特別補佐が、従軍慰安婦問題をめぐり旧日本軍の関与と強制性を認めた河野洋平官房長官談話の検証を受けて新たな政治談話を検討すべきだと表明したことに関し「検証はするが、見直すことはあり得ない」と否定した。  会見で菅氏は、萩生田氏の発言は個人的見解だと指摘した上で「安倍晋三首相と内閣の思いは国会答弁に尽きる」と強調した。戦後70年の節目となる2015年に発表する予定の談話については「未来志向の談話を出したい」と語った。 2014/03/24 12:42 【共同通信】 こうしたなかで、安倍首相はオランダで米韓との三国首脳会談に挑むのだが、結果、歴史認識において屈服という条件で会談を設けて「貰った」のである。この条件とは言うまでもなく、安倍首相が言明する「河野談話」と「村山談話」の踏襲である。この状況下を見据えたように、シナは安重根の記念碑設置、さらに日本企業を相手とした「強制連行被害者」の裁判などを次々と謀っている。 これらの構図は歴史認識で日本を精神侵略する米中韓による三国同盟と言って良い。歴史認識という戦争で敗北した日本に最後のとどめを刺すが如き情勢に言い様のない感慨を覚える。とどめとは「対日歴史認識」における仕上げの段階をいう。わが国は歴史認識において、戦わないで敗北したのである。同じ敗北でも、戦いを放棄しての敗北ほど屈辱はない。 ここのところ、自民党に期待を寄せる知人らと語らう機会が幾つかあった。共通する見解に、「そんなに批判しても、他にやってくれる党も政治家もいないではないか」であった。 しかしこの論理は問題をすり替えている。有権者は選挙で公約を掲げた議員に、国権を司る信任を与えたのである。その公約を破った裏切りを追及、責任を問ふのは信任を与えた有権者の責務である。裏切りを放置するのは有権者の無責任に行き着く。これは単純で、難しい哲学を論ずるレベルの話でもない。幼稚園児らが一番理解してくれる簡単な論理である。「嘘はつくな」「約束は守れ」「言ったことは実行しろ」という、幼少時から一番叩き込まれてきた日本人の道徳観である。 主権回復を目指す会は第一次安倍政権の使命を「保守派の籠絡」、第二次における使命を「保守派の骨抜き」と規定したが、公約反故を追及しもしない保守派はまこと、「骨抜き」にされたに相応しい。 以上、自民党を中心とした日本の政治状況を俯瞰して、反撃どころか、何らかの立ち上がる兆しすら感じない。感ずるのは屈辱、虚しさ、絶望でしかない。 さしずめ、これを「KMZ」とでも形容するなら、この「KMZ」と如何に対峙できるかの精神力が問われる。一時の鬱憤晴らし、ストレス発散の運動とは次元を異にするのである。我々は絶滅を免れた稀少危惧種の日本人である。軍隊でいえば殲滅を免れた生き残り、ゲリラである。そのゲリラの本分は「KMZ」と対峙できる精神力をを培うことにある。 ※推薦図書:『阿Q正伝』 第117回 アンチ「水曜デモ」 平成26年3月19日、自民党本部前 (↓ 画像クリック拡大) 第118回アンチ「水曜デモ」(平成26年19日 自民党本部前) 保守派を骨抜きにしたアベコベ政権(同) 【動画】  毎週決行!アンチ「水曜デモ」自民党本部前定例街宣H26.3.19 第117回  youtube  https://www.youtube.com/watch?v=tTADrUAgVxY  ニコニコ動画  http://www.nicovideo.jp/watch/sm23138565 ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを!

カテゴリー: 時評 | タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , | コメントは受け付けていません。
13 / 13« 先頭...910111213