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ゼレンスキー大統領の歴史認識を糺す

ゼレンスキー大統領の歴史認識を糺す 9・11テロと真珠湾攻撃を混同する愚 何が喫緊か!プーチンの無差別爆撃の阻止だ 令和4年3月18日 主権回復を目指す会代表 西村修平 米国議会に続いて、近日中にもウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説がオンラインで行われる見通しだ。米国議会でゼレンスキー大統領は、プーチンによる都市の破壊と民間人の殺傷を「戦争犯罪」であると厳しく糾弾、同時に米国とその同盟国に更なる支援を要請した。ゼレンスキー大統領は英国議会でも同様な趣旨の演説を行い、世界にロシアの蛮行阻止を働きかけた。各国議会でのこうした取組みは絶大な効果を上げており、それはそれで良い。 【真珠湾攻撃は軍事作戦、テロ行為ではない】 しかし、米国議会でのゼレンスキー大統領の演説には、日本として到底看過できず、聞き流せない内容があった。それは「1941年の(日本による)真珠湾攻撃を思い出してほしい。(2001年の)米同時多発テロを思い出してほしい。空からの攻撃で街が戦場になった。私たちはロシアによる空からの攻撃で毎日、毎晩、この3週間、同じことを経験している」(毎日3月16日)と訴えた。 真珠湾攻撃はハワイの軍事基地を攻撃した純粋な軍事作戦、ハワイの住宅地や民間施設を標的にはしていない。これは厳然たる事実である。 しかし、9・11テロは多数の民間人が集中している大型ビルを標的にした人身攻撃であり、正しくテロ以外の何ものでもない。軍事基地を標的にした真珠湾攻撃と、民間人殺戮を目的にした9・11テロを混同したゼレンスキー大統領の歴史認識には愕然とするしかない。 【戦争犯罪とは何か】 「戦争とは政治の延長である」(クラウゼヴィッチ) 国家間の障害を外交交渉で解決できない場合、国家と国家が力の決着でその障害を排除することを戦争という。従って、戦争は国家が指揮・管轄するところのプロの戦闘集団、軍隊が行うのであって、民間人(非戦闘員)が加わるものではない。一般的には講和条約でもって“決着”と落とし所をはかる。これも外交という政治である。 戦争犯罪とは何か、軍隊が非戦闘員を標的にする軍事作戦をいう。いま、ウクライナでプーチンが行なっている作戦こそ、まさに戦争犯罪そのものであり、その蛮行が現在進行形で行われている。如何なる理由があれ、プロの戦闘集団が民間人を標的にすることはタブーである。 9・11テロを混同するゼレンスキー大統領の歴史認識に全く唖然とした。 【日本は戦争犯罪の被害者】 戦争犯罪でいえば日本は、世界で最も筆頭に掲げられる被害者にあたる。米国が先の大戦で行った東京大空襲に代表される日本列島への無差別爆撃、広島・長崎に投下した原子爆弾がそうだ。原爆被災国と同時に無差別爆撃の被災国として、戦争犯罪を糺す最も説得力と資格の有する国家といえる。 かつて日本が被った戦争犯罪を今プーチンがウクライナで行なっている。病院、学校、避難所などなど、一般市民など一切眼中におかない無差別爆である。 いま何が喫緊かといえば、過去の米国が行った戦争犯罪云々ではなく、昼夜を問わずウクライナで行われている一般市民への無差別爆撃を、世界が一刻も早く止めさせることに尽きる。思想の立場、政治の利害を超えたところで一致する人道主義ではないか。 【政治・思想信条の枠を越えて】 鈴木宗男氏など保守から過去、中東(湾岸戦争)で行なった米国の戦争犯罪を事上げしているが、それはそうである。しかし、だからと言ってこの時期、ウクライナで現実に目の前で行われている惨状を放置して良いのか。ロシアが流す出所不明なウクライナの「陰謀・破壊工作」を根拠に、小国ウクライナに対する目前の戦争犯罪をスルーしては人道上の観点からもそれはあり得ないだろう。 いたいけな幼児、女性らが有無を言わさないロシア軍の砲撃で命を奪われている。この状況で米国の戦争犯罪を論じたとして何が得られるのか。重複するが我々に課せられた喫緊の課題は、政治・思想信条の枠を越えた人道主義の立場から、ウクライナで行われている無差別爆撃を直ちに止めさせることにある。 【日本国民の心情に冷や水】 シナ、朝鮮との歴史論争で思い出す。チベット、東トルキスタン侵略、日本人拉致事件でシナ、朝鮮の蛮行を糾弾する我々に向かって、彼らは「過去、日本も侵略戦争をやったではないか」と。つまり日本人には、(“過去”があるので)シナ、朝鮮を糾弾する資格がないとする理屈だが詭弁も甚だしい。自らの侵略戦争を合理化する強弁である。百歩譲っても良いが、だからと言って、現在進行中のチベット、東トルキスタン侵略、日本人拉致を認められて良いなどの理屈は成りたたない。ウクライナでも同じである。 そのうえで、我が国会で予定されているゼレンスキー大統領に強く進言する。旧日本軍の軍事作戦と9・11テロを混同する歴史認識を改めるべきであると。そうでなければ、ウクライナに寄せる日本国民の心情に冷や水を浴びせる結果になる。 ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを! ◀︎『虐日偽善に狂う朝日新聞―偏見と差別の朝日的思考と精神構造』  (酒井信彦 日新報道)  著者・酒井信彦が朝日新聞に踊らされる日本人の精神構造を解く。

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3月10日を忘れるな!今なぜ東京大空襲77周年忌か!
米国大使館前街宣報告(抗議文アリ)

【東京大空襲77周年忌】 3月10日を忘れるな! プーチンの蛮行阻止こそ米国の真なる謝罪 主権回復を目指す会/基地問題を考える愛国者連絡会/東京大空襲77周年忌 街宣参加者一同 令和4年3月10日 米国大使館 旧JT前 (↓ 画像クリック拡大) 東京大空襲とプーチンのウクライナ無差別爆撃は非戦闘員殺戮の戦争犯罪である 米国が東京大空襲への真実なる謝罪とはプーチンの暴虐を阻止することだ いま何が喫緊か、プーチンの暴走からウクライナ人の生命・安全を守ることに尽きる 米国大使館を前に、プーチンの旧ソ連復活を粉砕せよ! 抗 議 文 3月10日を忘れるな!今なぜ東京大空襲77周年忌か! <真のホロコーストとは東京大空襲である> プーチンの蛮行阻止こそ米国の真なる謝罪 ラーム・エマニュエル駐日米国大使 殿 令和4年3月10日           主権回復を目指す会           基地問題を考える愛国者連絡会      東京大空襲77周年忌 街宣参加者一同  【空襲犠牲者を追悼する意義とは】 77年前の今日、昭和20年3月10日、東京大空襲すなわち「東京大ホロコースト」が行われた。わずか一夜にして、我が同胞である10万人以上もの非戦闘員を死に至らしめた。単に死に至らしめたのではなく、焼き殺したのである。米国が犯した最悪の戦争犯罪は、人道に対する罪として人類史上に刻印され、未来永劫、消し去られることはない。東京大空襲という戦争犯罪を追及する糾弾は、一人日本のみに課せられた使命ではなく全人類的課題でもある。 東京大空襲の犠牲者を追悼することとは何か。それは焼き殺された同胞の無念を晴らすことであり、米国に国家としての謝罪を要求すると共に、二度と同じ行為をさせない圧倒的な軍事力を我が国が保有することで、他国から侮りを受けない主権国家を確立する。これこそが真の追悼であり、現在を生きる日本国民に課せられた使命と確信する。 【日本人を獣扱いにしたトルーマン大統領】 この「けだもの発言」をはじめとして、今日に至るまで、米国は一言たりとも我が国に対して謝罪の言葉を発していない。それどころか、「戦争を早期に終結させるための正当な手段であった」と未だ開き直った詭弁を弄している。 先般、広島を訪れたオバマ大統領は、「71年前、晴天の朝、空から死が降ってきて世界が変わりました」と。一瞬にして10万人以上の民間人を焼き殺した悪魔の所行である原爆投下を、「空から降ってきた」と、あたかも自然現象の雨か雪のように表現した。米国の投下責任を、天候という自然現象にすり替えたのである。 【真のホロコーストとは原爆投下と無差別爆撃だ】 米国による空襲の最大の特徴は、普通の爆弾ではなく焼夷弾を大量に使用することにあった。B29のような巨大爆撃機に焼夷弾を大量に積み込んで、木造で作られた日本の都市を焼け野原にした。しかもその爆撃方法は、まず周辺地域を大きく円を描くように爆撃して火炎の巨大な輪を作り、人間をその輪に閉じ込めて、更に中心部分を執拗に絨毯爆撃する残虐極まりない方法であった。 老若男女を問わない一般市民が、紅蓮の炎に包まれて焼き殺されていった。真の、正真正銘のホロコーストは3月10日、米国による東京大空襲がその象徴だ。B29によるホロコーストは何も3月10日ばかりではなく、わが国が制空権を失ってから日本列島全土に亘って展開された。トルーマン大統領は1945年8月11日、二度に亘る原爆投下に抗議したアメリカ・キリスト教会連盟事務局長宛てに、「けだものと接するときは、それをけだものとして扱わなければならない」とうそぶいた。米国は日本人を人間としてではなく、ユダヤ教の生け贄である獣として扱った何よりの証左ではないか。 【真のホロコーストは米国による東京大空襲だ】 ホロコーストは一般的に、第二次大戦中のナチスドイツがユダヤ人などに対して組織的に行った大虐殺を指す。 しかし、言葉自体の由来は、ユダヤ教の全燔(はん)祭の丸焼きの供物が元の意味である。つまり「①焼く。②あぶった供え物、焼いた肉」のことを指す。のちに転じて火災による大虐殺、大破壊、全滅を意味するようになったのである。つまりホロコーストとは、もともとユダヤ教の用語であったので、ユダヤ人虐殺を表現する言葉として使われるようになったのである。だとすればホロコーストという言葉は、ナチスのユダヤ人大虐殺を表現する言葉として極めて不適切である。 ナチスによるユダヤ人大量殺害の方法は、ガス室を使った毒殺であり、生きた人間を焼き殺したのではない。正真正銘の焼き殺し・ホロコーストとは、それこそ、米国による我が国に対する東京大空襲だった。さらに、米国の戦争犯罪は何も3月10日の東京大空襲ばかりではない。大規模な空襲は東京以外にも何度となくあり、大阪・名古屋の大都市のみならず、地方都市までを攻撃目標にした残虐極りない「空襲」を強行した。その最大の残忍・残虐性を示したのが東京大空襲であり、極めつけは広島、長崎への原爆投下であったのは言うまでもない。 … 続きを読む

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平成31年2月行動予定

【平成31年 2月行動予定】 ①【定例街頭演説会】檄!小異を捨て大同に 「日米地位協定」の全面改定を <第二弾!国交省と外務省は日米合同委員会の討議内容を公開せよ!> 東京オリンピックの成功条件の一つは如何に多くの海外からの観戦者を迎えるかにある。それは船舶などではなく航空機による来日である。しかし、空の玄関口である羽田空港上空、もっと言えば首都圏の上空だがそこには、目に見えない巨大な壁が聳えている。その空域は一都八県にまたがる広大極まる領空で、ヒマラヤ山脈にも匹敵する。その空域を管制支配するのが、横田の米軍基地である。羽田発着便を今の6,6万回から10万回に増便する空域解除を巡って、米軍と国交省など「日米合同委員会」で折衝中である。この委員会での中身は全く国民に知らされていない。いわばブラックボックスである。日本国民は断固として要求すべきだ。国交省と外務省は「日米合同委員会」の討議・決定内容を公開せよと!   【日時】平成31年2月10日(日)13:30集合・開始   【場所】有楽町マリオン前   【主催】主権回復を目指す会 一水会 対米自立実行委員会       基地問題を考える愛国者連絡会 日本未来の会   【連絡】西村(090-2756-8794) ② 自民党大会に抗議  「徴用工判決に反撃しない自民党の腑抜けを糾弾!」   【日時】平成31年2月10日(日) 9時集合・開始   【場所】品川駅前(新高輪ホテル石榴坂前)      http://nipponism.net/wordpress/?p=21445   【主催】主権回復を目指す会、日本未来の会、「河野談話」の白紙撤回を求める市民の会   【連絡】西村(090-2756-8794) ③ 2月22日は竹島の日  安倍政権は「竹島の日」記念式典を実施せよ! ◆領土問題の決着は歴史認識や法的根拠ではない。実効支配(軍事)が全てを決定する。韓国に軍事占領されている。竹島はこの冷徹な現実を直視することから始まる。   【日時】平成31年2月22日(金)12時集合・開始   【場所】神保町交差点前   【主催】主権回復を目指す会、日本未来の会、「河野談話」の白紙撤回を求める市民の会   【連絡】西村(090-2756-8794) ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを! ◀︎『虐日偽善に狂う朝日新聞―偏見と差別の朝日的思考と精神構造』  (酒井信彦 日新報道)  著者・酒井信彦が朝日新聞に踊らされる日本人の精神構造を解く。

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米朝首脳会談、朝鮮民族の共有財産と化す北の核ミサイル

米朝首脳会談、 朝鮮民族の共有財産と化す北の核ミサイル 空虚を証明した「日米同盟の強化」(安倍首相) と拉致被害者の救済を他国に委ねる愚! 【NPT体制を打ち破った朝鮮の民族主義】 マスコミはトランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長が6月14日に会談するとの報道に色めき立っているが、流れから言えば特段なにも驚くことではない。米国は西海岸が北の核ミサイルの標的内に定められた以上、何らかの交渉に応じざるをえない。国家の安全保障上、米国としては当然の必然的な対応である。 主権回復を目指す会は既に昨年の9月8日に、【北「ICBM発射」と「水爆実験成功」は何を意味するか】と題した声明で、「米国と北朝鮮での核問題は、北の『優位』で既に終結したといっては言い過ぎか。お互いのメンツを保った上で、いかに落とし所を探るかのギリギリの駆け引きに今は終始している」とした上で、北朝鮮の民族主義が米国を筆頭にした核の独占(NPT体制)を打ち破ったことに尽きるとの見解を示した。 東アジアを取り巻く軍事情勢は北の核武装化で激変したのである。米朝首脳会談はこの激変する軍事情勢を受け、国家の安全保障を如何に担保するかの中で生じた事態である。米国は自国の安全保障のため、昨日まで「ロケットマン」と罵っていた金正恩と差しで落とし所を探る交渉に乗り出した。断じて日本の為ではない。 ※参考【北「ICBM発射」と「水爆実験成功」は何を意味するか】    http://nipponism.net/wordpress/?p=34506 【朝鮮民族の共有財産と化す北の核ミサイル】 主権とは他国に干渉されない国家の統治権、それを保障するのが国家権力の最高形態である軍隊であり、日本では自衛隊である。その自衛隊が米国の管轄下にあるのだから、日本は蚊帳の外に措かれるのは当然のこと。わが日本は軍事の主体がない国ゆえ、こうした危機に際し米国からは一顧だにされない。米朝首脳会談を前に為す術も無くただ傍観するしかない。 金正恩の指導の下で確立した核ミサイルは今後、北の2500万人と韓国の5000万人による朝鮮民族の共有財産として日本に対峙してくる。「ネトウヨ」とか「行動する保守」のヘタレ共らがこの間まで、「チョン公」とか「朝鮮人を殺せ」などと絶叫していたが、その彼らに“誇りある日本”は軍事的にはもはや太刀打ちが出来ない。これを屈辱として受け入れる覚悟があるのか否かだ。 【空虚を証明した「日米同盟の強化」(安倍首相)】 ポンペオ国務長官の訪朝と米中首脳会談の実現は、安倍首相の「各国と緊密な連携の下にさらなる圧力を加えていく決意」を木っ端微塵に吹き飛ばした。また、トランプ大統領と結ぶ盟約たる「日米同盟の強化」(安倍首相)なるシロモノも、如何に実体のない空虚に満ちた主観的願望であったかをも証明してくれた。 以上が米朝首脳会談を前にした日本の現実で、その主権喪失の屈辱を受け入れなければならないのだが、問題は屈辱を恥として感知できる感性が日本民族に余りにも欠けていることだ。「日米同盟の強化」が裏切られた現実に、反応も何も出来ない保守派の鈍感と不感症には今更驚くことでもないが。 【大統領専用機「エアフォース・ワン」と横田基地】 6月9日、米朝首脳会談のお膳立てのため、ポンペオ国務長官は金正恩委員長と会う途中、大統領専用機「エアフォース・ワン」で横田基地に着陸し、わが国の安倍首相に挨拶もしないで給油して立ち去った。給油という名目であり、日本政府に何らかの連絡があったかも知れない。また、なかったかも知れない。だが横田基地はわが国の領土である。 安倍首相は日本国民に「エアフォース・ワン」の離着陸を知らさなければならない義務がある筈だ。日本政府がポンペオの給油着陸に沈黙しているのは、主権意識の完全なる欠落としか言えない。日本は完全に無視されたと解釈すべきだろう。 似た事例は、昨年11月に来日したトランプ大統領も同じだった。公式訪間でいきなり横田基地に降り立った。因みにフォードを始め、歴代の米大統領7人は入国時に羽田空港など民間機の離着陸する空港を利用し、そこでわが国の歓迎儀礼を受けてきたが、トランプ大統領は日本人が(排除された)入れない横田基地で米兵とその家族からの歓迎を受けたのだ。 【憲法に優先する「日米安保条約」と「日米地位協定」】 日本の憲法並びにあらゆる法律に優先するのが、他でもない「日米安保条約」と「米地位協定」であり、その目に見えるものが在日米軍基地だ。首都圏の頭上に君臨しているのが、トランプ大統領とポンペオ国務長官が好き勝手に降り立つ米軍横田基地だ。日本が合衆国を構成する一つの州としてみれば、米国がわが国政府にお伺いを立てる必要など皆目なく、整合性は立派に整うと言える。 つまり、トランプもポンペオも日本の「正面玄関」からではなく、米国の“領土”に入国し、出国していったのである。主権がかくまで蹂躙される現実は何たる屈辱であろうか。幾度も強調しなければならないのが、国家の尊厳は一体何処に!との自覚である。米国が行う前代未聞の振る舞いを日本国民はこれを許容してはならないのだ。 幾ら憲法を改正したところで、「日米安保条約」と「米地位協定」に伴う米軍基地が存在する限り戦後73年、日本は未だ敗戦・被占領国家のままなのである。 【拉致事件は国家主権の侵害】 米朝首脳会談で日本が期待するのに拉致問題がある。たびたび拉致被害者の家族会が訪米し、米国の大統領と関係機関に救済の依頼をしている。 だが、拉致問題は犯罪の範疇で捉える単なる誘拐事件ではない。北朝鮮の工作員が日本に密入国してわが国邦人を連れ去った重大な主権の侵害行為である。金大中が韓国の工作員によってわが国から連れ去られたのと同様、国家の尊厳が深く侵害された事件なのである。 主権侵害として、日本政府は日本人の生命・財産・安全を確保しなければならない。それをしていないのが歴代自民党政権ではないか。問われるのは、北の拉致問題を人権とか人道の問題に矮小化しては、安倍・自民党政権の主権放棄の無責任を糾弾できず、容認する結果となる。主権意識の欠落は家族会も同様で、親族の救済を渡航してまで他国に依頼・委ねる行為を運動として繰り返す。重ねて言うが、拉致事件は国家主権を侵害され、その結果を処理しないで放置する自民党政権の責任、大失態にある。 【安倍政権と家族会のブラックジョーク】 安倍政権が独自に主体的に北朝鮮という国家と直接交渉・対峙するのでなく、他国に日本人の救済を委ねてしまう。主権意識の放棄だが、今や家族会までその真似事を演じている。長年の自民党との馴れ合いで、もはや家族会にはかつて外務省や自民党本部前に座り込んだ気概は消失してしまった。自ら消失したのではなく、安倍・自民党政権にして巧妙にして抹殺されたと言っていい。 チベット130万人とウィグル70万人虐殺、天安門事件では民主化を求める学生らを戦車でひき殺して平然とし、今は囚人からの臓器移植でその残虐さを世界に示している。世界最大の殺戮国家・人権蹂躙国家がシナである。一方、米国は戦後73年、日本列島に軍事基地(占領軍)を張り巡らし、「日米地位協定」で日本民族を最大限に差別している。 これが安倍・自民党政権と家族会が頼りにする国家である。この国家に拉致事件の解決を委ねるとはある種のブラックジョークとも言える。 【日本人を救出してくれなかった「エアフォース・ワン」】 横田基地から北朝鮮に飛び去った米国大統領専用機「エアフォース・ワン」は、北で拘束されていた米国籍(朝鮮人)の3人を釈放させ連れ帰った。トランプは機内まで彼らを迎えに行き、固く握手をする光景を世界に示した。これらのニュースを家族会が知らぬことはあるまい。幾たびも渡航しては米国に拉致問題の解決を依頼・委ねる家族会が、また安倍・自民党政権も米国籍(朝鮮人)の3人の釈放にほぼ沈黙に徹している。米国大統領専用機は日本人を救出してくれなかった。 国家の、日本民族の尊厳は一体何処に!屈辱、恥辱ではないか。この原点にこそ目を据えて、日本はどうすべきかを模索するのが我々の義務である。 ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを! ◀︎『虐日偽善に狂う朝日新聞―偏見と差別の朝日的思考と精神構造』  (酒井信彦 日新報道)  著者・酒井信彦が朝日新聞に踊らされる日本人の精神構造を解く。

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米軍へリ事故に「それで何人死んだんだ」(自・松本文明)
/「米軍戦闘機の燃料タンク投棄糾弾」街宣報告

米軍へリ事故に「それで何人死んだんだ」 (自民党・松本文明) 国会議員が示した「誤解」にもならぬ知の劣化 知の劣化を国政に送り込む「比例復活」というまやかし 主権回復を目指す会代表 西村修平  【副大臣を罷免できない安倍首相】 議論を語り、大事を決定する空間は国政で言えば国会である。国の最高議決機関だ。悪ふざけや不謹慎な冷やかし、無責任な行動・発言は御法度で許されない。ところが、これが横行するのが国会である。 その衆院本会議で松本文明・内閣府副大臣(自民党)は2月25日、沖縄で続発する米軍ヘリの事故に関して、志位和夫委員長(共産党)の代表質問に「それで何人死んだんだ」と議員席からヤジを飛ばした。 この米軍ヘリ事故に関して、幼稚園の屋根、授業中の小学校の校庭に落下するなど、これまでよくぞ死者、負傷者が出なかったと言うほどの重大事故だった。さらに、事故原因の究明並びに安全対策は、「日米地位協定」の下で不問にされ、事故ヘリは自由気ままに沖縄の上空を、そして日本の大空を飛び回っている。 こうした主権を蹂躙され、県民の生命・安全が脅かされている状況の最中に、開会中の国会で飛ばされたヤジだった。批判を浴びた松本文明は翌日、大臣の辞表を提出、安倍首相はこれを受理した。その際、首相は「この国が大変な時期なので緊張感を持って対応してもらわないと困る」と注意したという。 安倍首相にはもの申す。困るとか注意ではないだろう。松本文明は「人が死ぬまで騒ぐな」とヤジったのである。 今更言うことでもないが、国会議員の使命は「国民の生命・安全・財産」を守ることに尽きる。この使命観に立てば、首相の使命は辞表の受理ではなく松本文明の大臣更迭でなければならないはずだ。松本は「人が死にもしないでガタガタ騒ぐな」とヤジったのだ。これは沖縄県民に対する「暴力」と言って過言ではない。一発レッドカード以外に何があるのだ。緊張感を欠いているのは安倍首相、あなたではないか。 志位委員長にしても然りだ。何故代表質問を中断して松本文明の議員席に詰め寄らなかったのか、国会進行を中断させて、松本のヤジを徹底的に糾弾して、国会運営をボイコットしてでもその責任を追及すべきであった。責任とは松本に大臣辞表を提出させるのではなく、大臣罷免と議員辞職そのものである。 【悪ふざけにビンタを加えた青年教師】 本題と関係ないが松本文明のヤジで思い出す。高一時代のビンタにまつわる思い出、メキシコ五輪の前年にあたる昭和43年だから半世紀が経つ50年前のことだ。 この年、水泳部の同級生が練習中に心臓麻痺で急死した。さらに立て続けに同級生の父親が50代でやはり心筋梗塞で突然死した。相次ぐ悲報の中で行われたクラス会で、日頃からお調子者で持て囃されていた相撲部の加藤清克が、何を思ったのか突然、「よくもまあ、コロコロ人が死ぬもんだよ」と、ヤジめいた言葉を発した。 直後、担任が前列に座っていた彼の胸ぐらを掴み強烈な往復ビンタを加えた。松浦という20代の青年教師だった。メガネが吹っ飛び、鼻から鮮血が飛び散り、初夏の日差しの入り込んでいた穏やかなクラスが凍り付いた。たまたまメガネが自分の足下に飛んできたので、拾い上げて加藤の机に持って行ったら、机の上のノートが真っ赤に染まっていた。陽を浴びた真っ白なノートと鮮血、その強烈なコントラストは今も記憶に焼き付いて離れない。 本人を含めクラス全員へ担任から説教があった。いわゆる場をわきまえない不謹慎についてだったと思うが、内容が何だったかはもう全く記憶にない。 数十年ぶりのクラス会で加藤に、この時のことを覚えているかと尋ねたら、「あのビンタの味は忘れないし、有り難く思っている。自分の目を覚まさせてくれた。特に後年はなおさらそう思う」と語ってくれた。加藤自身が殴られた理由を一番理解したのである。理由とは悪ふざけや不謹慎な冷やかし、場を弁(わきま)えない発言だ。 加藤も、そしてビンタを加えた松浦先生もとうに鬼籍に入っている。もし、あの世があるならば、向こうで加藤はこのことを松浦先生に感謝しているだろう。殴った先生も殴られた生徒も、二人とも偉(えら)かった。時代は東京五輪を終え、高度経済成長を目前にした昭和爛熟に向かう前夜だった。 【偉業を記したに違いない志位委員長】 国会は悪ふざけや不謹慎な冷やかし、無責任な行動・発言は御法度で許されない。そこで、松本文明は御法度を犯したのである。国会議員が沖縄県民にヤジという言葉の暴力を振るった。 松本のヤジで、高校一年の時のビンタ事件を振り返る。 国会を50年前の我がクラスに置き換えたなら、松浦先生は松本文明・内閣府副大臣の席に詰め寄り、副大臣の胸ぐらをつかみ、気合いの入った往復ビンタを加えたに違いない。クラス会も国会同様、悪ふざけや不謹慎な冷やかし、無責任な行動・発言は御法度で許されないからだ。 松本文明が、ビンタで「自分の目を覚まさせてくれた」と、自覚が出来るか否かは分からないが・・・、また、世間がこうした“お仕置き”を喝采するかどうかも分からない。 しかし、志位委員長は松本文明の議席に詰め寄り、彼に不謹慎を戒めるために往復ビンタを加えるべきだったのである。国会議員として「国民の生命・財産・安全」を守る使命並びに能力を欠く故、議員は辞職せよと。国会の歴史に燦然と輝く偉業を記したことに間違いないはずだ。 如何せん、志位にしたところで政治家、政治家とは利害調整集団の一構成員だ。国会村の利害調整という範疇から飛び出してでも、松本の政治生命に止めを刺すまでは出来ないし、出来なかった。 【比例復活というまやかし】 因みに、松本文明は当選4回、しかし昨年の衆院選は東京7区から出馬して落選したが、「比例復活」で息を吹き返した。実質的に有権者から「ノー」を突きつけられ落選した。柔道競技で言えば「敗者復活戦」で生き残った。小選挙区で落選した議員が、所属党組織が作成した拘束名簿に従って順位を得ただけで、有権者が松本議員を直に選んだわけではない。 と言うことは、こうした質の悪い議員を今の選挙制度では落選させることも出来ない。 自民党・安倍一強の是非はともかく、「政党助成金、小選挙区制、比例代表制」は党内部の活性化・新陳代謝を阻害している。選挙民の洗礼を受けないで、松本のような不謹慎を弁えない議員を輩出する温床となっている。 【誤解とは「無色」と「無職」の聞き違い】 松本文明は「それで何人死んだんだ」との暴言の翌日に、「誤解」を招いたと例の決まり切った釈明をした。 稲田朋美・元防衛大臣も同じく昨年、都議選渦中において自民党候補を応援する演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と訴えた。 防衛大臣という国権の長が組織としての防衛省、自衛隊を掲げて、特定候補の応援を「お願い」したとなれば、それは選挙への不当な干渉と、憲法の初歩を学習する小学生でも分かる道理ではないか。稲田朋美は反響の事態に驚き、深夜に緊急記者会見を開き、「誤解を招いた」と、これもまた聞き飽きた誤解なる釈明に窮した。ウッカリ漏らした本音が世間にたたかれると、それを「誤解」と言いくるめるのだ。 この誤解とは何かを、朝日新聞(平成27年7月14日)の「政治家の『誤解招いた』良く耳にするけど」を参考にして考えてみたい。 朝日新聞はこの「誤解」の釈明について「意味を“誤解”している」と面白くも嘲笑的な記事を掲載している。 記事はメガネ屋での出来事を例に挙げ、国語辞典編纂者である飯間浩明氏の見解を紹介している。 『メガネ屋の店頭で 店員:ムショクですね  お客:俺は公務員だ! … 続きを読む

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