タグ別アーカイブ: 針谷大輔

釈然としない賛美と“英雄論”

吉田昌郎(元福島第1原発所長)の死に思う 何の解決にもならない吉田元所長の賛美と“英雄論” 福島第1原発の元所長だった吉田昌郎氏がガン治療の効およばず亡くなった。7月9日没、享年58才。 東電が執り仕切った葬儀などにあたって、「電力マンの誇り」(読売新聞)「この国を救った」(週刊現代)など、多くの賛美と“英雄論”が語られている。 事故の収束に力を尽くした東電社員の死に対し、哀悼の意を示すものである。その上で、これら吉田元所長への賛美と“英雄論”に何か釈然とせず、腑に落ちないものがあり、それが思考の中で消化不良を起こしているのである。 吉田昌郎氏は福島第1原発の元所長であり、且つ東京電力株式会社の執行役員も兼ねていた。福島第1原発には6基の原子炉がある。事故があれば、日本を壊滅できるのが福島第1原発だ。従って、所長には相当の権限が与えられ、また有していた。 この原子炉を軍艦に例えれば、吉田元所長は6隻の軍艦を束ねる艦隊司令に相当する。艦と運命を共にする命をうけている。艦隊司令はいわば職業軍人であり、東電に徴兵されたのではない。あらゆる敵の襲撃に備え、艦の安全と乗組員の生命を守るために、艦隊司令には、これらの事態に対応する能力が求められる。艦隊司令とは能力に対するステータスであって、形式的な名誉職ではない。艦艇一隻の沈没で日本は沈まないが、福島第1原発では1基の原子炉爆発で日本を沈めることが出来る。所長たるやその任務、使命は途轍もなく重いし、有する権限もそれに相当する。 この観点から、福島第1事故と吉田元所長の対応を考えてみたい。 水素爆発の一瞬、海に浮かぶ福島第1原発に魚雷が命中したような光景だ (福島第1原発3号機 平成23年3月12日) 平成23年3月11日、津波の襲来で福島第1は全電源喪失、線量増加、注水不能、水素爆発などなど…、最悪の事態に遭遇した。そして、吉田元所長を始め現場の作業員らは死をも覚悟し、懸命の事故処理にあたった。危機的状況でベストを尽くした業績を否定するものではないが、プロとして当然の職務を遂行したまでのことであり、それ自体が特別な賞賛に値するわけではないだろう。賞賛されるのは、海水の注入など、最悪の事態という局面における対応ではなかったのか。それでもなお、原子炉はメルトダウンを免れなかった。危険レベルの設定は別として、最悪の事態を招いたことに変わりはない。 津波を敵の魚雷攻撃だとしよう。この魚雷攻撃に24時間、365日に亘って備えるのが艦隊司令である吉田元所長の任務であった。言うまでもなく、福島第1原発は海に面している。つまり、海に浮かんでいると言って良い。何時、魚雷の襲撃を受けても不思議ではない。仮に魚雷攻撃の被害を受けたとしても、損傷のレベルに応じて対応する備えがあって然るべきだ。 残念ながら、“福島第1艦隊”は1撃の魚雷攻撃で壊滅した。全電源喪失、線量増加、注水不能、水素爆発などなど、さらにあれもない、これも不足のお手上げ状態。津波という魚雷攻撃が、艦隊司令には全くの「想定外」だった。早い話が備えがなかったのである。 今さら言うまでもないが、福島第1の事故は未曾有の惨事を呈し、その後の事故処理は進展をも見せないまま未だ収束していない。それどころか、放射能汚染水は垂れ流しのまま打つ手立てすらない。メルトダウンした原子炉からは高濃度の放射性物質が自然界へ放出され続けている。これらは日々刻々、眼前に呈する惨状である。これは他の誰でもない、吉田元所長の下で起きた事故だった。軍事作戦ならば、吉田元所長は艦隊司令として敗軍の将といえる。その敗軍の将をどうして賛美し、英雄視できようか。 この眼前に呈する惨状には、事故を招いた責任者がいなければならない。未曾有の惨事を引き起こした事故に責任者が誰もおらず、しかし“英雄”は存在する。これも不可解極まりない話である。 死という事実に、人は誰しも畏敬の念に服してしまう。しかし、それを逆手に取った東電による吉田所長への賛美と“英雄論”に左右されては、所長本来の使命並びに任務のあり方がぼかされ、電力利権集団に物事の本質が歪められてしまう。 何もことさら、吉田元所長を敬う世論に逆らう訳ではない。しかし、彼の死を賛美し、英雄視したとしても「汚染水レベル3」などの危機的状況を打開する上では何の解決にもならない。 【参考】 ①声明文「『警察官の手本』という不可解-鉄道自殺は犯罪である-」  http://shukenkaifuku.com/past/shuchou/19_2_14.htm ②『吉田元所長、お別れの会』  http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130823-OYT1T00905.htm ③吉田元所長、お別れの会  東電・吉田昌郎(元福島第1原発所長)さんへのレクイエム  門田隆将  http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36525 ▼写真提供:脱原発デモカメラマン・秋山理央氏  ねばり強く継続する「8・27右から考える脱原発デモアフター5in銀座(vol.22)」 (8月27日、有楽町マリオン前) 関電東京支店に向かって「大飯原発の再稼働を止めろ!」 (同日、関西電力・東京支店前) 美しい山河を守る活動は政治思想の違いを越えた最大の愛国運動だ (同日、銀座通りにて)   ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを!

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魔法使いの弟子と東京電力(福島第一汚染水)

東京電力とは魔法使いの弟子 もう誰も止められない放射能汚染水 「魔法使いの弟子」 映画『ファンタジア』(1940) より 東京電力福島第一原発から漏れ出す放射能汚染水の流出が止まらない。原子力規制委員会は危険評価尺度を「レベル3」(重大な異常現象)に相当すると発表した。海洋汚染など事態は深刻を極めているが、流出を止める手だては全くない。 一日に発生する放射能汚染水は約400トンとされている。小学校などの公共施設にある25㍍プールで、その水量が約500トンであるから、毎日、プール一つが作られている計算となる。単純な考えでも、このまま行ったら福島第一原発の敷地が汚染水プールで満杯になり、福島県全体がプールだらけになってしまう。その先一体どうすればいいか、誰もその答えを出すことが出来ないでいる。 【参考】 『汚染水、打つ手なし 東電、説明一変「120リットル」 →「300トン」 福島第一』(2013年8月21日)  http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201308200568.html 『福島第1の汚染水漏れ、8000万ベクレルの超高濃度』 (2013年8月20日)  http://www.asahi.com/business/reuters/RTR201308200091.html フランスの作曲家にポール・デュカスがいる。彼の作品の交響詩『魔法使いの弟子』は音楽の教材にも使用されている。ディズニー映画「ファンタジア」にも登場するので、幅広く知られている曲である。 交響詩『魔法使いの弟子』ほど、東京電力福島第一原発から漏れ出す放射能汚染水に良く当てはまる実例はない。 楽曲の解説は省くとして、交響詩は譜面で筋を語るがその物語とは ↓ 魔法使いの弟子が先生から、留守中の水くみを命じられた。怠け者の弟子が先生の外出を良いことに、うろ覚えの呪文で「ほうき」に魔法をかけて、水くみを命ずる。弟子はこれは楽だといい気になっていたが、魔法を解くことが出来ず、桶が一杯になって溢れだしても「ほうき」は水くみを止めない。 あわてた弟子が斧で「ほうき」を真っぷたつに割ると、それぞれのほうきがまた水汲みを始めていく、それもさらに急ピッチで、家中が水浸しになって手に負えない。そこへ先生が帰宅し、魔法を解いてようやく解決する。 【The Sorcerer’s Apprentice [HD] (VHS Version)】 http://www.youtube.com/watch?v=jSTWy25hRiI ここに登場する「魔法使いの弟子」こそ、正しく東京電力に他ならない。さらに、電源三法という税金で原発を推進してきた自民党と電力利権分配集団もそうだ。いい気になって、思い上がったうろ覚えの「安全」という呪文で原発を推進してきた挙げ句、事故を起こして、その事故を収束する手だてすらない。東京電力に高濃度の放射能汚染水を止める手段、呪文がないのだ。 非常事態宣言を! 無限大に林立していく汚染水タンク、誰もこれを止めることが出来ない 無間地獄の汚染水くみ取り、その間に進行する海洋への流出、福島が、日本中が放射能汚染水で水浸しになっても誰もこれを止められない。汚染水の流出を止めるのは、「魔法使いの先生」しかいない。 非常事態宣言を出して然るべき危機的状況にある今の日本。高濃度の放射能汚染水が海洋へ垂れ流されているのは現実、これを「風評被害」などと誤魔化し、原発の即時稼働を叫んで止まない保守派が未だに存在する。 ここは是非とも櫻井よしこ女史に、ご登場願いたいものである。彼女は「日本の原発技術は優秀」であるとして原発推進の意見広告を出した実績がある。その世界に誇るべき「技術」で直ちに放射能汚染水の発生と自然界への流出を止めて頂きたい。このままでは、日本が海洋汚染国家の汚名を貼り付けられてしまうのは必定だ。 ※参考 【櫻井よしこ女史の「意見広告」】  http://nipponism.net/wordpress/?p=5938 【阿Qも絶賛! 櫻井よしこ女史の精神的勝利法】  http://nipponism.net/wordpress/?p=444 8・27右から考える脱原発デモアフター5in銀座(vol.22) … 続きを読む

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天皇陛下に「万歳」を“浴びせた”不敬!

下心が丸見え!万死に値する 自民党と保守派の「主権回復式典」 【体を成さない式典に反発が】 沖縄県を始め代理出席を含めれば、何と21の県知事が政府主催の式典を欠席した。これだけでも式典の体は成していない。さらに民主党の海江田万里代表、公明党の山口那津男代表は出席したが、日本維新の会、みんなの党、社民党、共産党などの党首は欠席した。特に沖縄では、県民を挙げての抗議集会までが行われた。 【苦渋に満ちた天皇陛下に「万歳」を叫ぶ蛮行】 国民の総意を体現し、国家の象徴たる天皇陛下のご臨席を仰ぐにあたって、これほどの紛糾を伴い且つ国民の反発を伴った式典はない。取りわけ、沖縄県に対する思いの厚い天皇陛下におかれて、そのご心中たるや如何ばかりか。 その何よりの証が、ご臨席された天皇、皇后両陛下の表情に笑みの欠片さえ窺えなかったことだ。それは8月15日、日本武道館で開催される「戦没者追悼式典」にご出席される際の表情そのものであった。天皇陛下にとって、4月28日は主権を喪失したままの日本を憂える「追悼式典」だったに違いない。その苦渋に満ちた表情に、臣民として心を痛めずにはおられない。↓ 【参考】主権回復式典:天皇陛下のお言葉なく  http://mainichi.jp/graph/2013/04/29/20130429k0000m010058000c/001.html 式典会場では、安倍首相らが「万歳」を唱和した際、天皇陛下のお顔は堅く緊張され、皇后陛下におかれては終始うつむかれたままであられた。しかも、お招きした会場は憲政記念館という極めて狭い会場、我々が集会を開く「文京区民センター」と何ほどの違いがあるだろうか。 終始俯かれたままの皇后陛下をよそに、独りよがりの「万歳」に興ずる安倍政権 (憲政記念館) 顔と顔を突き合わせる至近距離から、陛下に対する「万歳」は唱和などではなく、罵声にしか響かない。想像力を欠く、何という不敬を働く安倍政権と自民党議員たちであろうか。 彼らの不敬は、不敬の次元を越えている。天皇陛下に対して蛮行を働いたのである。万死に値する所業だ。何処まで愚かを演ずれば気が済むのか、自民党と保守派は恥を知れ! 【権威付けの政治利用であった式典】 なお、天皇陛下のお言葉がなかったことについて、朝日新聞(4月29日朝刊一面)は、「宮内庁は、通常、主催者側からの願い出を受けてお言葉を出すかどうかを検討するが、今回は政府からの願い出がなかった」と報道している。 つまり、安倍政権は今回の「主権回復式典」の胡散臭さを十分認識した上で、同式典を権威付けさせる為に天皇陛下を政治利用したのである。歴代、これほど天皇陛下に不敬を働いた政権は安倍政権をおいて他にない。 しかも、自民党とチャンネル桜などの保守派は天皇陛下のご心中に配慮するどころか、「万歳」まで叫んで”奉迎”した。ああ、何たる想像力の欠如か。ただただ嘆息するしかない。 【米占領軍が常駐する日本に主権はない】 首相は式典のあいさつで主権回復後の経済発展を振り返り、「日本に主権が戻ってきたその日に、奄美、小笠原、沖縄の施政権は日本から切り離された」と説明。「沖縄が経てきた辛苦に深く思いを寄せる努力をなすべきだ」と述べ、この日を「屈辱の日」と位置づける沖縄の反発に配慮した。  (朝日新聞 4月29日) ここにも大きな誤謬がある。4月28日の「屈辱の日」は沖縄ばかりでない。沖縄という同胞が米軍によって、無理矢理に我々から切り離された日でもある。それ以降、本土も「日米安保条約」の下で主権を米軍に奪われたまま、「日米地位協定」で屈辱的な民族差別の憂き目にあっている。「屈辱の日」を沖縄のみに限定しては、米軍基地が日本列島に隈無く配置されている現状を隠蔽するまやかしとなる。 ここに沖縄県選出の国会議員(テルヤ寛徳衆院議員)に宛てた安倍総理からの「式典案内状」がある。案内文には「平和条約発効によるわが国の完全なる主権回復及び・・・」と。何を以てよくも「完全なる主権回復」であろうか。 同議員は出欠返事の返信用ハガキに、欠席と次のような抗議文を添えて投函している。この憤りに、我々は謙虚に耳を傾けようではないか。↓ 「サンフランシスコ講和条約により、沖縄はアメリカの施政権下に売り渡され、苦難を強いられ、人間としての尊厳を奪われた。『我が国の完全な主権回復』は、嘘だ。沖縄にとって『屈辱の日』だ。」 【参考】『安倍総理からの式典案内状』     http://terukan.ti-da.net/e4538805.html 【売国・媚中派と呉越同舟する保守派の馴れ合い】 こうした中で28日、日比谷公会堂で式典を祝う保守派の集会があった。「主権回復記念日国民集会」として4月28日の祝日化を挙げている。共同主催 主権回復記念日国民集会実行委員会、自民党主権回復記念日制定議員連盟とある。 案内チラシに、同集会の登壇者として城内実、小池百合子、高市早苗、西田昌司、西村眞悟、野田毅、平沼赳夫、山谷えり子氏らが記載されている。保守派の代表とされる国会議員が名を連ねるその中に、異色が一名いる。野田毅、日中協会会長として媚中に勤しむいわば売国議員だ。今回の「主権回復式典」の推進役であり、中心となって働いた。 その野田毅だが4月15日に、アジア調査会で「今後の日中関係」をテーマに講演を行ったが、ここで看過できない発言をしている。野田議員は安倍首相の「価値観外交」を批判して、「中国から見れば『対中包囲網』だ。そういう言葉遣いはあまり利口ではない」、「言われた相手が反感や敵愾心を持つのは当たり前の反応だ。わが党内にもこぶしを振り上げて(価値観外交を)いう人がいるが、違うのではないか」(産経新聞電子版 4月15日)と言った。またこの記事は、同議員が靖国のA級戦犯を分祀すべきと述べたことにも言及している。 保守派、安倍応援団からすればどう見ても、どう考えても売国・媚中の国会議員が野田毅だ。呉越同舟か、それとも同じ釜のメシを食い合う馴れ合いか知らないが、この御仁と肩を組んで主権回復を祝った挙げ句、4月28日の祝日化を互いに「確認し合ふ」とは正気の沙汰ではない。 【参考】『政府・自民党による「主権回復記念日」の正体』(酒井信彦)     http://sakainobuhiko.com/2013/04/post-224.html 【自己矛盾の固まり、叩けばほこりが立つ「趣意書」】 主権とは何か、他国の干渉によって侵されることのない国家の統治権をいう。国家権力の 最高形態は軍隊である。この軍隊が国家の管轄下、正常に機能してこそ、他国の干渉から主権を守り抜くことが出来る。国家の主権たるや、軍事の独立なくしてあり得ない。「国家とは暴力装置」(マックス・ウェーバー)、「鉄砲から政権が生まれる」(毛沢東)はこの軍事主権を言い表している。 「日米安保条約」とそれを補完する「日米地位協定」によって、わが国には米軍が占領軍として戦後70年に亘って常駐し、沖縄ばかりか全土に基地を張り巡らしている。航空法を始め、日本の法律の規制を受けることなく、米軍機は縦横無尽にわが国領空を飛びまわっている。首都圏の広大な空域が米軍横田基地に管制支配されている。対空レーダーシステムも全て米軍の指揮下においてしか機能しないのが自衛隊の現状だ。軍事主権が存在しないなかで、何をどう考えても日本が主権国家とは言えまい。 … 続きを読む

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告知「主権回復記念式典」反対!自民党街宣とデモ行進

告知「主権回復式典」の中止要請  自民党街宣とデモ行進 4月28日、安倍政権と自民党が計画する「主権回復式典」は米国占領軍の実体を隠蔽するまやかしである。「日米地位協定」のもと、軍事を含めた日本の国家主権は米国によって蹂躙されたままである。これらを放置して「主権回復式典」などあり得ない。この式典に天皇陛下のご臨席を仰ぐなど言語道断、自民党の天皇陛下の政治利用を許すな。 ①抗議街宣 <「主権回復式典」の中止を!  天皇陛下の政治利用は許されない!>  日時:4月28日(日) 10:00集合 場所:自民党本部前     http://www.jimin.jp/aboutus/access/ 主催:主権回復を目指す会 連絡:西村(090-2756-8794) 自民党本部前(平成25年4月17日) ②抗議デモと集会 <4・28 政府主催「主権回復記念式典」 に 抗議する国民集会デモ>  http://www.giyuugun.jp/sb/log/eid1148.html 日時:平成25年4月28日(日) 場所:新橋代市ビル2階会議室    (東京都港区新橋5-8-3)    ※男たちの国防論運営委員会名にて借り上げて居ります。 集会:午後1時から午後2時過ぎ デモ:午後2時30分出発。 [コース]新橋5丁目~新橋SL広場前~外堀通り~数寄屋橋~東京駅八重洲口手前駐車場前(流れ解散) 主催:4・28 政府主催「主権回復祈念式典」に抗議する国民集会実行委員会 ※呼び掛け 統一戦線義勇軍 一水会 大悲会 野村秋介思想研究会 ※趣旨に沿った幟、プラカードなどの持ち込みは歓迎です。 ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを!

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脱原発に感情論を持ち込むな【右から考える脱原発デモ】

右から考える脱原発デモ行進 「キライ」でも必要とあれば参加するまでである 11・21右から考える脱原発デモ行進(数寄屋橋付近) 「右から考える脱原発」デモ行進(11.21右から考える脱原発デモアフター5バージョンin銀座新橋)が21日の夜に銀座で行われ、原発問題ではスペシャリスト(反原発)の松本英志さんとともに参加した。デモ行進を呼びかけているのが統一戦線義勇軍の議長・針谷大輔氏らであり、日章旗を掲げて愛国運動を進めるいわゆる右陣営の側から率先して「脱原発」を街頭で訴え続けている。 福島原発事故は人類が未だ経験したことのない事態を進行しつつ、その行方は皆目見当がつかない。東西に狭く、南北に細長い日本列島に林立する原発は、一基でも事故を起こしたならもう取り返しがつかない。福島第一事故はその取り返しのつかない事実を我々に示してくれている。 菅直人前首相は浜岡原発の停止を指示して、日本国民に脱原発の方向を指し示してくれた。一国の首相として画期的であった。リーダーシップ不在が嘆かれる時代において勇断を下した。政・財・官ばかりか「保守派」まで加わった菅直人降ろしに、残念ながら脱、反原発派はこの流れに無力なまま首相を見殺しにしてしまった。 「菅直人さえ辞めればいい」「菅が首相であること自体が悪い」などなど・・・、原発推進の政・財・官、「保守派」の大合唱にとうとう菅首相が辞任、新任の野田首相はいち早く経団連の米倉弘昌会長らと会談して停止中の原発再稼働を明らかにした。福島第一事故は単なる事故ではない。絶対あってはならない、あるはずがないメルトダウンである。そのメルトダウンを収束出来ないまま停止中の原発再稼働とは、日本列島を破壊するテロ行為である。 こうした危機感のなか、冷たい風が吹く夜7時の開催であったが、デモ行進には主催者の予想を”裏切る”100人余りが参加した。新橋の東電前ではデモ隊から、「避難者に土下座しろ」「東電解体」の罵声が飛び交った。勤労市民らが平日の夜にもかかわらず、これほど多数が集まったのは主催者らの粘り強い継続の意志があればのことと実感した。 なお、デモ行進中に参加者の一人から突然声をかけられた。 参加者:私はあなたが嫌いだ 西 村:何処が嫌いか 参加者:排外主義だから 西 村:排外主義の何処が嫌いか 参加者:在特会(桜井誠)は排外主義だから 西 村:かつて活動で重なることはあったが、自分(主権回復を目指す会)は     在特会(桜井誠)とは思想的につながるものはほとんどない 参加者:排外主義は左翼だから 西 村:左翼とは何か 参加者:左翼は理念で行動するから 西 村:みな理念で生きている。理念を無くして人はどう生きるのか 参加者:これだけは言わせて欲しい。私はあなたの参加を大歓迎する 西 村:そうですか・・・、デモ行進中だから議論は後ですればいい デモ行進は趣旨の賛同を訴え、不特定多数に参加を呼びかける大衆行動である。あの人はイヤ、キライなどなど、感情論または人格論を持ち込んでは思想、政治の立場を問わない不特定数を集結する「脱原発」運動によろしくないだろう。自分の場合、たとえ「キライ」と名指しされても、必要とあれば意に介さず参加するまでである。 我々が心しなければならないことは、些末な意見の相違はあれども、この麗しい山河を愛し、美しい日本列島を後世に残そうとする点において皆同じ思いであることだ。だとすれは、議論を戦わす前提に忘れてはならない作法がある。 その作法とは、事実をあげて道理を説くことである。 この作法に従えば、いくら口角泡を飛ばす激論に至るとしても、決して感情のわだかまりなど後に残さない。残るのは競技スポーツ終了時の爽やかさである。勝っても負けても感情のもつれなど生ずる訳がない。勝っても負けても、相手から学ぶべき点は多々あるということではないか。 勝って兜の緒を締めよ これは我らの先人が敗者から学べという謙譲の美学、心したいものである。 我々が議論するのは(相対的な)真実を追求するためであり、この議論を通してお互いに己の知性を鍛え上げていく。 【参考】決議文「脱原発!愛国デモ行進」     http://nipponism.net/wordpress/?p=5938 「反原発を叫ぶのは国策に従わない反日サヨク」、「サヨクが原発に反対するから、保守は断じて原発推進」などなど・・・、こんな幼稚で不毛な議論は止めにしよう。・・・・ (↓ 画像クリック拡大) デモの趣旨を出発前に語る主催責任者の針谷大輔氏 水谷橋公園を探していた彼は遠く立川からの参加者 ドクロのデザインが凝ったプラカード そうだ、一億総国民が福島第一の被爆者だ! 当日は鈴木邦男氏も参加、久しぶりにご本人とも会話を交わしました。(00:05:15~) ↓ 11.21右から考える脱原発デモアフター5バージョンin銀座新橋 … 続きを読む

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