「海ゆかば」を巡る顛末

何処へ失せたか!愛国保守派の威勢

数という民主主義に頼る自己満足を嘲 (あざけ) る

当ブログでも紹介した森 敬惠さんの独唱会『第12回 国分寺・日本のこころ音楽祭』が9日に行われたが、「海ゆかば」を巡って主催者側と森さんたちとで、歌うべきかどうかで騒動があった。

このことに関して

【平河総合戦略研究所メルマガ■☆☆甦れ美しい日本☆☆□□(2012年2月11日 NO.1126号 )】は『茂木弘道通信』を引用して当日の模様を伝えている。(※末尾参照)

不特定多数の読者に公開されたものであり、当ブログでも独唱会の案内をした。事の顛末は、「海ゆかば」の独唱に会場から反対の声があったが、多数決で独唱を決めたことである。これを聞いて保守の腑抜けぶりにほとほと呆れ果てた。

従って、受け手の当方もメルマガの手紙形式にならって・・・。

森 敬惠 様 ほか関係各位

『海ゆかば』の顛末を聞いてがっくりしました。なぜ?多数決で決めたのでしょう。その発案は誰だったのでしょう。

聞きたくない人には帰って貰えばいい、退出を命じても良い。多数決に委ねた判断は数を有利と見込んでのことであれば卑しい判断であります。

独唱家としての矜持があるならば、全員退出してもあなたは一人で歌わなくてはならない。それが独唱家としての誇り、思想というものではありませんか。

反対する連中がいたのだから、独唱会とは別に、「政治と文学」又は「戦争と芸術」で討論会を設ける絶好のチャンスであった。

反対派を数で“制圧“して勝った勝った、良かった良かったで悦に入っているのならば愚かとしか言い様がありません。保守派の独りよがりではありませんか。

数で否定されたら、森さんは独唱家としての理念を捨て去り、これから歌わないのですか。

また側聞するに、入口で「女系反対、男系絶対、万世一系」のパンフレットを配っていたとのこと、これは森さんが許可したのですか、余りにも場違いではありませんか。これは日本会議のパンフでしょう。彼らの音楽会を政治集会と混同する知の劣化は醜悪この上ありません。これに許可を与えた方も同様に見られても致し方がないでしょう。

さらに、同公演のチケットを西国分寺の駅前で、当日券の購入を呼び掛けていたと聞いています。
会場には、保守とか愛国などとは何の関係も無い一般の聴衆もいたはずであり、その眼前で、『海ゆかば』の歌唱をめぐる「ドタバタ劇」を繰り広げてしまったことは、極めてマズかったと言わざるを得ません。関係者にその自覚のほどの有りや無しや・・・。

音楽会は政治を語る場ではありません。日本の童謡、唱歌が日本の世界に誇る文化であり、大いに誇りを持つべきと一倍自負していますし、そのためのコンサートで全国をまわっているその姿勢を誰よりも知っています。

しかしながら、それを言葉で語ってはなりません。音楽で、森さんの歌唱力で語って頂きたい。童謡、唱歌の魅力は万、億の言葉を以てしても、歌の表現に到底敵うものではありません。ご自身の歌唱力で万、億の言葉を超越する感動を聴衆に与えて頂きたい。圧倒的な歌唱力で思想云々、戦争云々をぬかす輩の口を塞いだらいいのです。

西村修平

◆日頃敵対する「左翼」が眼前に現れたのである。殲滅すべき、打倒すべき敵が向こうからやって来た。まさに千載一遇のチャンスではなかったのか。
なぜ、改めて彼らとの対決する場、つまり「政治と文学」「戦争と芸術」を巡る討論・対決の場を設けなかったのか残念でならない。

当日、愛国保守派の方々で会場を埋めていながら、連中と対峙することなく、ホールという限定された数に頼る民主主義で「勝った、良かった」と自己満足に陥っている。単に、敵をみすみす逃したのではない。不倶戴天の敵と戦うことを回避したのである。これは敵前逃亡ではないのか。

愛国を唱える保守派よ!「左翼」を罵倒・こき下ろす日頃の威勢の良さは何処へ行った。腑抜けモンと言われても返す言葉がないだろう。

【参考】

◎茂木弘道通信 ☆☆甦れ美しい日本☆☆(2012年2月11日 NO.1126号)から

「日本のこころ音楽祭」をご案内させていただきましたところたくさんの方が当日ご参加くださり、また多くの方々が、メールの拡散にご協力くださりました。
お陰さまで、会場は満員の盛況でした。又一つのハプニングがありましたが、我々にとって画期的な勝利となりました。心より御礼申し上げます。

 なお森敬恵さんからお礼のメールをいただいております。皆様にお伝えいただきたいとありますので、以下の通り転送いたします。

平成24年2月11日 茂木弘道

茂木様

昨日は大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。
皆さんの強く暖かいご支援のお蔭で、左翼の巣窟と言われる地域の国分寺で「日本の心音楽祭」を盛会裡に終えられましたこと、深く御礼申し上げます。

どうか、皆様にこの御礼と下記の御報告をお伝え頂ければ、有難いです。

*先ずは「国分寺は日本です。どうして”海ゆかば”を歌うな!などと言う事ができるのでしょうか?! 丸で共産主義の国にいるつもりなのですか?

*自由に話せて、自由に歌えるはずです。日本を守ってきた多くの方々への鎮魂歌「海ゆかば」を何故「日本の心音楽祭」で歌うな!などと言うのでしょうか?

*だってあの人たちは「君が代」を歌わないのは自分たちの勝手で自由だ!と主張されていますね。おかしいではありませんか?それなら「海ゆかば」を歌う事も自由ではありませんか?

*私は「海ゆかば」が駄目だと言われなら、何が良いのですか?「君が代」だったら如何ですか?」とおききしたら、ぷんぷん怒って「君が代」なんてもっと悪い!  ですって。

*本当に驚きましたよ。一体貴女は公立の先生で日本国民の税金で命を繋いでいる身ではありませんか?  そんなに日本が嫌なら中国でもロシアでもお好きな国に行かれては如何ですか?と、私は思いました。

*何でも軍歌は絶対にダメという人達は生命体としての大切な原理を置き去りにしています。   
*地球上のすべての生命体は全て 24時間、外敵の侵入を受けています。そして、その外敵との戦いしなければ生命体は滅亡します。
*これが宇宙の大原則です。
*一体、誰が戦争や病気で死にたいと思うでしょうか?誰でも平和に健康に過ごしたいのです。でも、その平和や健康は、その生命体の戦いを持って維持できるものです。
*人の健康が、国の平和に匹敵するのです。侵入する外敵との戦いなくしてどうして健康や平和が維持できるのですか?そんな大原則も知らないで、平和平和という事はおかしいことではないですか?

これが今回の国分寺日本の心音楽祭で私がお話させて頂いた一部です。

・次は国分寺日本の心音楽祭の役員さんが受付に立たれたのですがその感想が多くの人から寄せられましたので、お知らせします。

*受付に立たれていた主催者側の横柄な態度には皆さんが驚かれて居ました。

*終演後に、遠来の方が「森先生にお会いしたい」と申し出ても、「込み合っていますから」と適当な出まかせを言って会わせてくれませんでした。その為に、心尽くしのお土産も紙袋に入れてあるだけで、誰からの物か、さっぱりわかりませんでした。(普通は相手の名前と送り主の名前を紙に書いておくのが常識です。

*実は楽屋は全く込んではいませんでしたから、皆さんにお会いして、一こと御礼を申し上げたかったと、非常に私は残念でしたし、皆さんも残念がっておられました。

*大勢の方々から、寒い中、仕事を終えて急いで駆けつけているのに、お客に対して横柄な態度で、感じの悪い対応だった。という感想が寄せられました。
*感謝の心がないということは、大変、人として嫌な感じを人に与えるものなのですね。

以上が今回の御礼と御報告です。
本当に皆様のご厚意に深く感謝申し上げます。有難うございました。

                 森 敬惠

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【告知】2月活動予定

【告知】2月活動予定

※行動予定は随時更新 

①抗議行動「自民党は『河野談話』を破棄せよ!」

②情報・意見交換「今の日本を冷静に見つめよう」

 参考資料:週刊現代『これからの日本を考えるヒント』
 (2月11日号)
 ▶▷PDF版はこちら

     日時:2月19日(日) 17:30から
     場所:文京区民センター 2ーC会議室

     (当会顧問・酒井信彦先生も出席) 

      ※会場負担費・資料代:500円

③街宣「竹島の日 2月22日に訴える」

     日時:2月22日(水) 12:00から13:00
     場所:有楽町マリオン前

    ※抗議行動①③ 雨天決行 プラカードの持参歓迎

    呼び掛け:主権回復を目指す会 政経調査会
        「河野談話」の白紙撤回を求める市民の会
    連絡:西村 090-2756-8794




④二・二六事件 憂国墓前祭

 平成24年2月26日(日曜日)正午から
 場所:賢崇寺内「二十二士之墓」墓前
   東京都港区元麻布1-2-12
(地下鉄大江戸線・南北線の「麻布十番」駅から徒歩8分)

 内容:国民儀礼・主催者挨拶・献花・決議文朗読
   ・「昭和維新の歌」唱和

  墓前際の終了後、希望者は午後1時から行われる法要に参列します。

    混迷を続ける昭和初期の日本にあっては、米国に端を発した世界大恐慌の渦中、経済は疲弊し東北地方における冷害においては農作物の不作により、農民の貧困は究極を極めた。

    幼い娘を身売りさせなければ一家が飢え死にしかねない状況下にありながらも、一部の財閥と手を組んだ政治家は庶民の窮状を省みる事なく、権勢を振るっていた。

     この状況を見かねた青年将校等は北一輝により思想的影響を受け、民間人等と共に、国家の改革を目指し、帝都を占拠すると共に、君側の奸とも言える国家指導者等を征伐し、天皇陛下を中心とした維新の断行を実現しようとしたのである。

     しかしながら、天皇陛下の承認を得られず、また陸軍上層部の寝返りによって維新変革は頓挫した。

    決起の動機を裁判において開陳すべく投降に応じた青年将校等を待ち受けていたのは、非公開の軍事裁判であり、弁護人もなく上告も許されないという理不尽なものであった。判決から僅か一週間後には青年将校等に対する銃殺刑が執行された。

    これら犠牲となった二十二人の烈士を祀る墓石が戦後、麻布十番の賢崇寺境内に建立された。

    2月26日は墓石の前にて墓前祭を営み、烈士の御霊を敬い、来るべき平成の維新の成就を実現すべく決意を新たにするものであります。

    多くの皆様方のご参加と協賛をお願いします。

    呼びかけ人にお名前を連ねて頂くと共に、献花料としての賛助金の協力をお願い致します。

     賛助金の有無に拘りなく当日、直接墓前にお越しください。

    平成二十四年二月吉日

    呼びかけ人代表: 槇 泰智(二十二烈士遺族代表)

    165-0027 東京都中野区野方3-26-2政経調査会

    電話:090-3135-4069
    ファックス:03-5343-2551

    makiyasutomo@daitoa.com

    銀行口座: ゆうちょ銀行 ゼロイチキュウ店(019店) 0119426
    口座名義: 政経調査会

    郵便振替口座: 00180-9-119426
    口座名義  : 政経調査会

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「有罪」が一転して不起訴に 【シリーズ3/3】

「10・17秋葉原デモ」不当捜査を糾弾する

不当取り調べの詳細報告(その3)


検事が「有罪にされても良いのか」と自白を強要
事件の捜査・指揮は上から(公安部長)だった


投稿

樫田 祐亮 『真に理解できた警察の横暴
愛国運動は国家権力の横暴に屈しない』

── その3 ──


【地検取り調べ第一回目「小さい事件だから認めろ」】
東京地検公安部による一回目の事情聴取8月8日13:35~14:30

私が書類送検をされたのは4月28日であることを聞かされる。
取調室には小谷検事と事務官の二人。机の上には厚さ10cmぐらいはある捜査資料のようなものが置いてあった。特に調書を作成する感じもなく、どちらかと言えば面談のような形だった。
周りを見渡す私に向かい、

小谷「どう、認める気になった?私はあなたのためを思って正直に話して欲しいと思っている。あなたは西村さんや周りの人に嘘を付いている。こんな小さい事件なんだから早く認めたほうがいい。それがあなたの為だと思う」 

検事からのあからさまな且つ露骨な自白強要である。

私  「やってもいないことを認める気はありません。西村さんや周りの人に嘘を付いているとはどういうことですか?」
小谷「あなたはやっているからだよ」
私  「警察で話をした主張内容をご存知ですよね?悪いですが、あなた方の描いたシナリオには応じられません」
小谷「このままだとあなたは起訴されて有罪になりますよ?それでもいいんですか?」
私  「起訴するかしないかは小谷さんの上の判断であって、小谷さんの一存で決められませんよね?有罪か無罪を決めるのは裁判所であって、検事のあなたが決めることではないでしょう
小谷「まあ有罪かどうかは裁判所が決めることだけど、私から見てどう考えても有罪になるだろうね」
私  「そうですか。それなら好きにしたらいいと思います。私は公判で自身の正当性を訴え、最高裁まで徹底的に戦います」
小谷「こんなの大した事件じゃないんだから、そんなに堅苦しく考えなくてもいいんだよ」
私  「事件に大も小もありません。私の人生が懸かってるので徹底的に戦います」

小谷「では、否認という事ですね」
私  「否認も何もやってない事はやっていないと言い続けてるだけです」
小谷「そうですか。非常に残念ですね」
私  「こちらとしても残念に思います。無実の人間にここまでするなんて警察、検察権力にはがっかりしました」
小谷「まあそんなに怒らないでよ」
私  「そりゃ怒りますよ。愛国活動をしてる人間がそんなに目障りなんですか?」
小谷「そんなことないよ。私もどちらかと言えば保守だし。勘違いしているようだけど、ここには色んな思想の人間が来る。所謂極左の過激派団体の人、右翼団体の構成員も、公安事件の外国人も来る。シーシェパードも私が担当した。公安三課みたいに右派だけを担当しているんじゃなくて、全ての思想犯、公安犯を担当している」
私  「なぜその中で私が選ばれたのですか?当局に睨まれるような具体的な何かをしましたか?」
小谷「それは私にも分からないし、知っていても教えられない」
私  「そうですか。ではこれ以上話をしていてもしょうがないので、話を前に進めて頂きたいのですが?」
小谷「そうだね。ではあなたはやっていないという事で良いんですね?」
私  「はい。終始同じ主張です」
小谷「分かりました。では今日はこれで終わりにします。また連絡しますので気が変わったり、何か思い出したらいつでも連絡して下さい」
私  「もうこれ以上のことを思い出さないと思います。それでは失礼します」

次回また呼び出すと言われこの日は終了した。

【地検取り調べ第二回目「上(公安部長?)は何が何でも起訴しろ」】
二回目の事情聴取10月18日13:30~16:20

この日は私が傷害を犯した証拠が映っているとする、警察の撮影したビデオを見せてくれると言う。

小谷「あれからどうですか?考えは変わりましたか?」
私  「何も変わりません。私の主張が正しいと思ってます」
小谷「上の者は早く起訴してしまえと言っている。しかし君の事を思って私が止めている」
私  「そうですか。上の者って誰ですか?何対何ぐらいの割合で起訴しろと言っているのですか?」
小谷「公安部の偉い人、私の上司や部内で言っている。7:3ぐらいで起訴しろってなってる」
私  「そうですか。好きにして下さい。私は裁判で自身の無実を証明します。最高裁まで徹底的に戦います」
小谷「まあまあ。そんな蹴り飛ばしたとか大袈裟な事じゃなくて、軽く足をかけてるんだよね。そんな大きな話じゃない。君が足をポンって出して被害者の足を引っ掛けた形になるのかな」
私  「それじゃあ当初の警察が言っていた罪状と話が違ってきますね。まあどんな形であれやってません」
小谷「三課がどのような言葉の言い回しをしたかは知らないが、私から言わせると君が足をかけて相手はそれで転んで怪我をしちゃったんだよ」
私  「昭和通りで集会妨害者に突進されてぶつかった時しか接触してないので、それは有り得ません」
小谷「その時じゃないの。その10秒後ぐらいに君が足をかけに行ってる映像があるんだよ」
私  「当初言われていた罪状と話が変わってきてますし、10秒後の出来事なんて初めて聞いたのですが?」
小谷「あれ、そうなの?おかしいな。三課にはちゃんと言ったんだけどな。じゃあこのビデオも見てないの?」
私  「はい。写真を2枚だけ見せられましたがビデオは見せてもらってません」
小谷「そうだったんだ。おかしいな、じゃあ今から見よう」

そういってノートパソコンを手に取り、私の座っている所へ来て開いた。

小谷「じゃあ初めから犯行の場面まで見せるから、見ながら色々思い出してよ。良く見ててね」と当日の集会準備をしている場面あたりから再生が始まった。

角度が違うもののこちら側の映像とほぼ同じ時間軸の映像であった。
 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=qHn6R626Law&feature=channel_video_title

上記の映像の始まりからおよそ15分後の14:50頃、この集会妨害者が逃走した昭和通りでの映像が流され、私が足蹴りをしたという証拠の映像が映された。
小谷が問題としている場面の映像には私と集会妨害者が接触をしたあと、数秒後にすれ違った際に集会妨害者が一瞬映像から消え、その後画面から見て上方に早歩きで立ち去るシーンが映っていた。

【何も映っていない証拠ビデオ】
小谷「どう?」
私  「はぁ?『どう』って何がですか?」
小谷「一瞬、被害者が消えたよね?」
私  「消えましたね」
小谷「この時君が足をかけて転んでいるんだよ」
私  「ちょっと仰ってる意味が分かりません。どういう事ですか?」
小谷「だから君と被害者がすれ違った後に被害者が画面から消えてるよね?この時君はこの被害者の方に一歩踏出して足をかけて転ばせたんだよ」
私  「確かに一瞬画面から消えていますが、これ転んでるんですか?全く分からないのですが、足をかけていると主張する場面はどれですか?」

小谷が言いたいのは、こういうことだ。すれ違った際に私の足が必要以上に大きく一歩を踏み出していて 、その足が集会妨害者にかかっていて転倒をさせたから、その男が画面から「一瞬消えたよ」と。検事は問題の大股で踏出した一歩の踏出し方をアクション付きで必死に説明をする。

私  「大股とかではなく私からすると普通に踏出した一歩なのですが」
小谷「だってこんなに大股で歩くのは不自然だよ。だって約80cmぐらい踏出してるじゃん」
私  「そうですね。私普段からこれぐらいの歩幅で歩いています。私は身長183cmあるのでこれぐらいの歩幅が標準です」
小谷「そっか。私は小さいからあれだけど、あなた大きいもんね」
私  「はい。小谷さんは165cm前後かと思うので不自然に思うかも知れませんが、私の身長ぐらいの人間であればこんなもんです」と説明し、私も椅子から立ち上がり、取調室を歩き回り普段どれぐらいの歩幅で歩いているかを見せる。

小谷「うーん、そうだね。映像と同じぐらいの歩幅だね」
私  「そうですね。普段からこれぐらいの歩幅なので大股で足を出している訳ではありません」
小谷「でも被害者は転んでいるんだよね」
私  「この消えた瞬間ですか?」
小谷「そう」

【証拠の代わりに自白を強要する検事の誘導】
私  「そんな事知りませんよ。私が一歩踏出したのと転倒した事と、それが傷害に結びつく因果関係が全く理解出来ない。説明してもらえますか?」
小谷「だから君が意図的に足を出して被害者に足をかけ、転倒させて怪我を負わせたんだよ」
私  「そんなシーン映ってませんが、どこにありましたか?」
小谷「君が大股で出した一歩の後、被害者が転んでるじゃない」
私  「映像から一瞬消えてますが、転んだかどうかは確認出来ませんよね?それと私の踏出した足が当たってる瞬間の映像もありませんし、証拠なんて全く無いじゃないですか?一体どういう事なんですか?」
小谷「まあ、こっちの主張はそういう事なんだよ。それでもやってない?」
私  「ですから私は最初からやってないと主張してますし、そちらの主張する足をかけたシーンなんて何も映像に映ってないじゃないですか」
小谷「こっちは君が足を出した瞬間に被害者が映像から消えているから、転んだと思っている。実際怪我もしているし」
私  「怪我をしているという映像なんて映ってないですよね?そんなもん転んだから怪我したとは限らないじゃないですか」
小谷「何でこの時に一歩を踏出したの?」
私  「歩く為にです。集会妨害者が立ち去っていく写真を撮る為に、この方向に一歩踏出してるんです」
小谷「そっか。じゃあいいや。君の証言は変わらないんだね?」
私  「ええ、私の主張、証言は終始一貫していると思います」

その言葉を聞くと漸く観念した小谷検事は、私の証言した内容の調書を作成する為に事務官に向かって調書内容を語りかけ始めた。
この間30分以上に及ぶ押し問答と、自身の潔白を証明する為に身振り手振りを加え何度も同じ説明をした。調書作成中に色々小谷検事に質問をしてみた。

【捜査指揮は上司(公安部長?)】
私  「今回の事件は一体誰に命令されて動いているんですか?」
小谷「誰って私の上司だよ
私  「上司って公安部長ですか?」
小谷「まあそうだね。これ以上は言えない。色々言うと怒られちゃうからさ」
私  「その公安部長は、一体私の何が気に食わないんですかね?」
小谷「僕も詳しい事は分からない」
私  「そうですか。それと集会妨害者に対してこちら側からも、集会の自由の侵害と威力業務妨害で被害届けを出しているので受理して欲しい」
小谷「あれだと威力業務妨害にはならないんだよ。言いたい事は分かるが威力を持って妨害はしてないから取り締まるのは厳しいかな」
私  「西村さんたちが似たような状況で有罪になっているという判例があるんですが?」
  ↓
 【参考】
 【これでも日本は法治国家なのか-「不当勾留九ヶ月間で考えたこと」 】
  http://shukenkaifuku.com/past/ronbun/Ronbunshuu3.html

小谷「そうなの?それは知らなかった。でもちょっと立件するのは難しいかな」
私  「そうですか。なら中身の入った缶ジュースを投げて逃げた妨害者もいるんですが、これは完全に威力を持った妨害です。当たっていたら命に関わるぐらいの怪我をする行為なので捕まえて下さい」
小谷「その場面見てないからね。証拠はある?」
私  「自転車で去り際に投げてすぐ逃げてしまった。警察に言ったが聞く耳を持たず取り逃がしてしまったので、検察として動いて欲しい」
小谷「逃がしちゃったんならもう無理だよ。こちらとしては何も出来ない」

そういったやり取りの間に調書の作成が終わり、出来上がった2枚の調書に間違いは無いか目を通して欲しいと頼まれた。一語一句見落とさないようきっちり目を通した。恐らく5回以上は読み返したと思う。

小谷「これで間違いはありませんか?」
私  「間違いありません。それより起訴するんですか?起訴されるならこちらも色々準備があるので教えて欲しい」
小谷「他にも案件を抱えてるの、忙しくて(できない)」
私  「起訴されるなら起訴された事に対応する準備があるので教えて欲しい」
小谷「ああ、わかった。じゃあ今月一杯ちょうだい。起訴する事になったら郵便で起訴状が届くから」
私  「不起訴の場合は?」
小谷「不起訴の場合は今月中に電話するよ」

こうして全ての事情聴取が終わった。

警察による聴取が5回。検察庁による聴取が2回。取り調べ時間は合計約16時間にも及んだ。

だが約束をしていた10月中に検事から連絡はなかった。11月2日、私は朝鮮人売春婦による慰安婦強制連行を糾弾する活動に参加するため、主権回復を目指す会の事務所を訪れた。その際、西村代表から「もう11月だけど検察から連絡はあった?」と尋ねられた。

私  「いや、それがまだ無いんです。もしかしたら起訴されてるのかもしれません」
西村代表「そんな訳が無い、ふざけてる。直接小谷に電話をして確認をする」と小谷検事に電話を。
西村代表「いい加減にしてくれよ。一体いつまで引き延ばすんだ。こっちも忙しいんだから、起訴するかしないか早くしてくれ」と、早急に結論を出すよう小谷へ申し立てをした。
小谷「はい。早急に決定して連絡をしますので、もう少し待って下さい」

するとその当日2日、韓国大使館前での抗議活動が終わり16:25頃、小谷検事から「不起訴になりました」という趣旨の電話が来た。ようやく国家権力による不当弾圧の呪縛が解かれ、晴れて不起訴となった。
  ↓
 【緊急報告】起訴処分の撤回勝利!(検事からの通知書貼付)
  http://nipponism.net/wordpress/?p=6568

−−+ 終わりに +−−


【無いことを証明する難しさ】
1月24日に家宅捜査をされ、11月2日に不起訴が決まるまで約10ヶ月と非常に長い時間を要した。この間、自身の無実の証明をするのには非常に苦労した。有るものを有ると説明するのは簡単だが、無いものを無いと簡潔に説明するのはとても困難であった。
この中で仕事中に突然警察から電話がかかってきたりして、全く仕事が手に付かないときもあった。束の間の休日に出頭をさせられた日もあり、非常に精神的苦痛を強いられ、まともに社会生活を営むことすら困難な日々であった。

もし皆さまも同じような状況になったら決して慌てず冷静になり、キチンと事実を思い出してブレずに主張して頂きたい。
それでも警察や検察は執拗に手を変え品を変え、何とか彼らにとって都合の良いような自白をさせようとしてきます。その際は決して相手のペースに乗っては駄目です。
自分のペースでゆっくり考え自分自身の言葉でしっかりと証言し、十分納得した上で調書に捺印をして下さい。時間など何時間かかっても良いのです。
納得出来ない調書が作成された場合は署名捺印を断り、即座に退席して弁護士に相談することをお勧めします。

そして現在の我々愛国陣営は二大政党に批判的立場を取れば、反政府的な立場に位置する。このことを皆さまにしっかり認識して頂きたい。
同志の中でもむやみに公安警察と仲良くしてしまっている人も見受けられます。公安警察というのは、我々と対峙している現政権の諜報員であり、職務を遂行する為ならどんな手でも使ってきます。このような相手と親密に仲良くしていれば、結果がどうなるのかなどは容易に想像が出来ると思います。しっかりと己の置かれている立場をわきまえ、今後の活動の更なる飛躍を切に願っております。

第一回の取り調べが行なわれた当日、万世橋署の前で、デモ参加者の仲間が警察に対する抗議の街宣をしてくれましたが、どれだけ勇気が与えられたか分かりません。共に活動を行っている皆さまからの温かいお言葉や励ましもあり、とても心強く本当に助けられました。

この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。

樫田 祐亮 

 

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嘘と懐柔で作成する調書 知らぬ間の送検【シリーズ2/3】

「10・17秋葉原デモ」不当捜査を糾弾する

不当取り調べの詳細報告(その2)

 何と!検事は

「シーシェパード」裁判の担当検事だった 

投稿

樫田 祐亮 『真に理解できた警察の横暴
愛国運動は国家権力の横暴に屈しない』

── その2 ──


【取調べ第三回目 「君を送検する」との脅迫】
三回目の事情聴取は2月28日13:37~16:11

冒頭で山梨から「検察に送るから早く終わらせたい。事件として取り扱ってるから検察に送る」と告げられる。山梨とは、取り調べ官の浜松、藤川のリーダーだと思われる。
この日は事実面(事件の内容)の調書と指紋の採取、写真撮影。今まで話した事件の内容を再度聞かれ、調書に書き起こす作業が行われた。私も今まで通りの無実の主張をし、事実面の調書を作成した。
非常に屈辱的だったのが指紋を採取する際、一度洗った位では取れないようなインクを両手にベットリと塗られ、手のひらと指一本一本の指紋を取られたことである。洗面所で一生懸命手を洗ってる私に対して、山梨は「悪いな。今もっと高性能な指紋採取をする道具もあるんだけど壊れちゃってるから、まあ我慢してくれよ」と言い放った。
意図的な嫌がらせとしか思えない。無実の人間に対し指紋採取とは!ここまで侮辱的なことをしてくる警察に驚きと怒りが込み上げた。三日目の取り調べに警察(当局)側は納得がいかないようで、山梨から「また調書を作るので近々来て欲しい」と言われる。

【取調べ第四回目 怒号と懐柔で進める調書の作成】
四回目の事情聴取は3月4日14:11~18:29

前回の調書を基にまた別の調書を作成すると告げられる。
この日は非常に長時間拘束された。あまりにも長時間且つ息つく間もなく取調べが行われたので、集会妨害者が来た時の現場の雰囲気の言い表し方で、若干間違った表現をしてしまった。浜松は何を怒ったのか、暴力団が堅気の市民を脅かすかのように、いきなり怒鳴りつけてきた。

浜松「言ってることが前回と違うじゃねーか、どっちが正しいんだよ!」
私  「どう違うのか見比べたいので、前回取った調書のどこの部分と違うのか調書を見せて欲しい」
浜松「自分で言った内容も覚えてねーのかよ、刑事訴訟法の観点から公判前に調書は見せられない。前回と違う所を言って当たってたら教える」
などと子供じみた嫌がらせをする。
私  「調書の書き換えが本当に出来ないのかどうか弁護士に確認したいので一旦退席します」と告げ、退席の許可を貰い弁護士事務所に問い合わせた。

選任の弁護士から、「警察の不当に応じたらダメだ。調書の書き換えは可能で納得いくまで何回でも書いたらいい。妥協するな」と教えてもらった。

その事実を浜松に告げると、
浜松「お前そうやって無駄な時間を取ってんじゃねーよ、事件と関係ない時間を取るなんて捜査妨害じゃねーか!調書を取ってるときは事件の話だけしてくれよ、時間の無駄じゃねーか!そんなに調書を書き換えたいなら検事の所でやればいい。こっちはお前を被疑事件者にするだけの捜査資料を持っている。こっちは検事に頼まれて調書を作ってるんだから時間の無駄になる行為はやめてくれ。事実と違うなら公判で争えばいいじゃねーか!」
私 「刑事訴訟法何条にそういった文言が書いてあるのか示して欲しい」
浜松「今、詳しくは分からない」

浜松は色々と愚にも付かない言い訳を繰り返し、その挙句に言い放った言葉は、

浜松「じゃあキチンと思い出したら携帯に電話くれ。それで確認が出来たら書き換えてやる」と言い放った。携帯電話で話しながら調書を作成するなど出来る訳が無い。

そして山梨が横から口をはさみ、「西村さんからも早く終わらせてやってくれと頼まれてるから、調書を早く取ろうよ」と促がされたので取調室に戻り再開した。
この時が17:00過ぎで、事前にこの日は酒井信彦先生による「歴史基本講座」が18:30から始まる。従って18:00には文京区民センターに到着していたい旨をあらかじめ伝えておいた。にもかかわらず、浜松から「もう終わるから。もう完成するからちょっと待ってて」などと時間稼ぎをされた。

浜松「検事から頼まれてどうしても君に見て欲しいものがあるから、もうちょっと待ってくれないか?」とせがまれる。
私 「じゃあそれを見たら帰って良いですか?」
浜松「そういう訳にはいかない」

18:10が過ぎたので、さすがに開始時刻までに間に合わない。

私 「区民センターの勉強会に行くのでもう帰ります」と伝え席を立った。
山梨・浜松「西村さんに電話したら勉強会に来なくていいって言ってたぞ」

これは真っ赤な嘘である。
なぜ嘘なのかというと、18:00前後に西村代表から直接電話があり、「もうすぐ勉強会が始まるけど何処にいるの?まだ来れないの?」と電話があったのだ。

嫌がらせの為であればどんな事でも警察は平気で嘘を付くのである。これが国民の税金で生計を立てている公務員・警察の実態でもある。

私 「西村代表は来なくて良いなんて言っていない。先程、西村代表から電話がかかってきて、勉強会が始まるから警察の相手をしてないで早く来なさいと言っていました」
山梨・浜松「あ、そう?おかしいな、聞き間違えたのかな。まあそれなら早く行ったほうがいいよ」

彼らの吐く嘘の上塗りにはほとほと呆れ果ててしまった。そうこうしてこの日は18:29まで取調室に監禁され、文京区民センターまで走って向かったが、到着したのは19:00過ぎであった。

【取調べ第五回目 証拠は愚にも付かない写真のみ】
五回目の事情聴取は3月26日13:04~13:56

この日は前回検事から見せたいものがあると言われていた。それを見せるという。その品物を見て私の意見を聞かせて欲しいと言うのだ。
私は了承し早く品物を見せて欲しいと頼むと、浜松は机の引き出しを開け少し膨らんだ茶封筒を取り出した。中には丸められた書類が入っている。

浜松「今から写真を見せるからよく見るように」

開かれた書類の中には写真が2枚あり、1枚は私と集会妨害者と数人の機動隊の写真。2枚目は私と機動隊が写っている写真を見せられた。

浜松「この写真を見てどう思う?」
私 「これは黒服の男が私に対し体当たりをして来た時の、その男の写真ではないですか?」
浜松「そうだ、この時(相手に)足蹴りをしているんだがどう?」
私  「ですから私はやっていません。どこに足蹴りをした場面が写っているのですか?これが足蹴りをした証拠の写真なのですか?」
浜松「そうだ、この時足蹴りしてるんだよ」
私  「どこがですか?ただ並んで写っているだけではないですか」

ただ同じ空間に立ち並び写っている写真を見せ、これが「証拠」だと言ってくる。
全くもって理解不能である。この意味不明な写真を見せられても「私の証言、主張は変わりません」と主張し警察での調べが全て終了した。
警察署を出る際、山梨は「まあ後は検事の判断になるから検事の連絡を待って。これで警察はもう関係ないから」といわれた。

【知らぬ間の書類送検 検事から君は(暴行を)やっている】
時は過ぎ、被疑者という汚名の嫌な思いで生活をしていると、8月上旬に検察庁公安部 小谷淳治検事(以下、小谷)から一通の手紙が届いた。


平成23年8月1日
お尋ねしたいことがありますので,当庁までお越し願います。
つきましては,ご都合のよい日程を,事前に担当者まで連絡願います。
◎用件 平成22年10月17日の件
東京地方検察庁 1204号室 捜査担当者 小谷検事

という内容だった。
このような案件で検察庁に書類送検されていたのだ。突然のことで驚いたが指定の番号に電話をかけ小谷に繋いでもらう。

小谷「あーどうもどうも小谷です。手紙届いたかな?」
私  「届いたので電話をしました。一体どういうことですか?」
小谷「あの事件の事なんだけど、君はやってるよ」
私  「警察でもいいましたが、私は何もやってません。一体何の証拠があるんですか?」
小谷「うん、まあ君の言いたいことも分かるんで、その話をしたいから近々来れませんか?書類に日程が書いてあると思うんだけど」
私  「分かりました。では8月8日午後1:30なら都合取れます」
小谷「はい、それではお待ちしてますね」

今度は検察に出向いて自身の無実の証明をしなければならないのだ。

この小谷という人物は一昨年、我が国の調査捕鯨船に対し妨害をしたシーシェパードの構成員ピーター・べスーンの裁判を担当した検事である。

  ↓
 【参考】
 【大甘求刑、お情け判決粉砕!ピーター・ベスーンを人民裁判にかけろ】
  http://shukenkaifuku.com/past/KoudouKatudou/2010/100707.html
 【日本人を人種差別する白人(ニュージーランド)に最高刑の実刑を】
  http://shukenkaifuku.com/past/KoudouKatudou/2010/100527.html

続く

 

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「10・17秋葉原デモ」不当捜査を糾弾する【シリーズ1/3】

国家権力の不当弾圧を受けて学び取るもの

不当取り調べの詳細報告(その1)

 我々の愛国運動は二大政党という独裁に対して反体制派に属する。この発想を理解できないと、愛国運動がどうして反体制派になるか理解できない。警察は国家を治める行政機関の一構成部分であり、時の政権を支える行政機関である。時の政権を激しく糾弾する側は愛国を自称したところで、反体制派と否応なしに認識される。

 寄せられた樫田祐亮君の『不当取り調べの詳細報告』はこのことを実にリアルに報告している。起訴処分撤回を勝ち取ったとはいえ、警察による事情聴取(万世橋署)が5回、東京地検による取り調べが2回、延べ七日間、時間にして計16時間に及んだ。この全取り調べを3回にわたって掲載する。

   参考▶【緊急報告】起訴処分の撤回勝利!(検事からの通知書貼付)
       http://nipponism.net/wordpress/?p=6568

 中でも驚くことは、我々が一貫して取り組んできている、栃木県警の平田学巡査が不法滞在シナ人へ発砲して付審判にかけられている裁判の判決日早朝に、公安三課の取り調べ刑事から樫田祐亮君の母親に、裁判の判決に「危ないから行くな!」と電話がかけられて来ている。我々一般市民からすれば得体が知れない存在、それは常日頃、愛国運動を監視している警察である。

 なお、今回の報告では事情聴取にあたった警視庁公安三課の職員の氏名は仮名として公表しない。彼らは行政機関の一公務員にしか過ぎない事情を考慮したからである。

投稿

樫田 祐亮 『真に理解できた警察の横暴 
愛国運動は国家権力の横暴に屈しない』

国家権力(警察)は愛国的市民運動の分裂のためなら事件をでっち上げ・創作し、簡単に運動参加者を犯罪者に仕立て上げることが今回の事件で真に理解できた。

警察(万世橋暑)による事情聴取が5回、東京地検による聴取が2回、取り調べ時間は合計約16時間にも及んだ。

今回不起訴になったとはいえ甚大な精神的苦痛を受け、社会生活の維持にも支障をきたした。今後、愛国市民活動を行っている同志の身にも、国家権力による同様な弾圧が行われる事が十分に予測される。この様な不当弾圧に巻き込まれた時のためにも、是非参考にして頂きたく筆を執った次第であります。是非目を通して頂きたい。

事の発端は、平成22年10月17日に行われた「尖閣諸島と秋葉原をシナの侵略から守れ」のデモ行進の際14時40分頃、長髪で全身黒服の男が突然乱入し、集会の妨害を行い(※写真)、主催者に断りも無く威嚇をしながら一方的に写真撮影をし、参加者の肖像権侵害、人格権を著しく侵害する事件が起きたことである。

【事件関係の詳細は下記参照】
▶尖閣諸島と秋葉原をシナの侵略から守れ!デモ行進 平成22年10月17日
 http://shukenkaifuku.com/past/KoudouKatudou/2010/101017.html
▶万世橋署に集合を!同志を官憲(暴力団)の手に渡してはならない
 http://shukenkaifuku.com/past/KoudouKatudou/2011/110127.html

【物理的にも創作には無理があるでっち上げ】
見て頂ければお分かりになると思うが、当然の如くこの集会妨害者のせいで大変大きな混乱が起きた。警察は見てみぬふりをし、対応するべき職務放棄をしていたので、同志やデモ参加者有志の手によって集会妨害者は公園の外へと排除された。その後この集会妨害者は警察の手によって昭和通り方面に逃がされた。我々の手から身柄を取り返し、妨害者の安全を確保してやったのである。

その時何人かの参加者が集会妨害者を追いかけ昭和通り方面に向かったので、私も同方向へ後を追ってその様子を写真に撮っていた。昭和通りに出た時に、この集会妨害者の写真を正面から撮影していると、突然その本人が私に向かって突進、体当たりをしてきた。

私にかけられた嫌疑はこの時、この乱入者に対し、「デモに反対して集合状況を撮影していると思いこみ,激昂し,被害者の左足を足蹴りし,転倒させ顔面挫傷と打撲の全治1週間のケガを負わせた」とする理由だった。このトンデモナイ言いがかりで、平成23年1月24日午前10時頃傷害被疑事件の被疑者とされ、主権回復を目指す会の事務所と私の自宅が家宅捜査をされた。

まず、この国家権力によって作り出された創作話には非常に無理がある。

私はこの時デジタルカメラを持って集会とデモ行進の様子を写真撮影していた。写真撮影をしたことがある方なら分かるが、被写体となるこの集会妨害者に近づいてはまともに写真など撮れる訳が無い。なので私は近づかないよう常に一定の距離を保っていた。

要するに、私から集会妨害者に近づく必要性が全く無いのである。私から近づくことが無い状態であり、デジタルカメラを両手に持ちながら、成人男性を転倒させるほどの力強い足蹴りをして全治一週間のケガを負わせるなど常識的に考えて不可能である。常識というより、物理的に不可能なのである。

そして、この時は警備の警察官、機動隊、公安警察が何百人もいた状況であり、これだけ人目につく犯罪を犯したのならば即現行犯逮捕であろう。

【まるでヤクザの押し込み】
家宅捜査をされた当時、私は病気療養中の祖父の面倒を診る為に実家にいた。

すると9時40分頃、携帯電話が鳴り警視庁公安三課の山梨(仮名)警部補(以下、山梨)と名乗る人物から「君に傷害の容疑がある。裁判所からの令状を持って家宅捜査に来た。急いで自宅に帰ってきて欲しい」と突然言われた。

私は「突然そんなことを言われても何のことか全く身に覚えが無い。今すぐ自宅に戻るので待っていて欲しい」と伝え、東京にある自宅に戻った。
ただ警察が来ただけなのなら「忙しいから無理です」と断ることが出来た、しかし裁判所からの強制的な命令なので従わざるを得ない。

そして11時30分頃自宅に着くとすでに家宅捜査が終わっており、息つく間もなく警視庁公安三課の山梨、浜松(仮名)警部補(以下、浜松)、万世橋警察署警備課の晴山(仮名)警部補三人がかりで全く状況すら把握出来ていない私を取り囲み、怒鳴るような大きな声で高圧的に「お前がやったんだろ。やったから事件として捜査しにきてんだ。今すぐ警察署に一緒に来て話をしてくれ」などと恫喝による自白の強要をしてきた。

当然私はやっていないので「やってません。全く身に覚えがありません。話すことも無いですし、突然来いと言われても行く必要性が分からないので警察署には行きません」と自身の正当性を主張し警察の一方的な言い分を拒否した。

そういったやりとりを約10分ぐらい交わした。私は無実潔白なので自身の主張を続けていると、警察は「まあ突然言われても覚えてないと思うから、思い出したら万世橋警察署に連絡をして欲しい。昨日食べた物だって思い出せないからな。今回の件で万世橋署に押しかけるなよ」との言葉を残し帰って行った。一般市民が警察の理不尽を糾す抗議で、警察署に押しかけてやるのが相当イヤなのだろう。

そして自室を見渡すとタンスの引き出しも開けたまま、まとめてあった書類もバラバラに撒き散らされており、まるで泥棒が入ったかのように荒らされていた。

それだけ部屋中を掻き乱した家宅捜査で押収された品物は、背広一着、排害社代表 金友隆幸氏の名刺1枚、メモ書きに使っていた紙切れ4枚、酒井信彦先生の歴史基本講座で使用していたノートの合計7点のみ。傷害被疑事件と何の関係があるのか全く理解出来ない物を押収して行った。

本件は任意での出頭なので断ることも出来たが、その場合は逮捕、勾留される可能性が非常に高い。

市井の市民生活を送っている中で逮捕、勾留などされたら通常の社会生活を営むことが困難になり全てが破壊されてしまう事も考えられる。そういった事も考慮し任意での捜査に応じ自らの潔白、無実性を主張することにした。

平成23年1月26日11:04頃、山梨の携帯に、「自身が無実である主張をしたいので任意での捜査に協力する」旨を伝えると、「知らないで(一方的に)来てもらっても困る。こっちにも都合があるからじっくり話を聞きたい」と耳を疑う答えが返ってきた。

【取調べ第一回目 自白の強要と録音、メモの妨害】
そして平成23年1月27日13:00に一回目の任意による取調べに応じるため、万世橋警察署に出向いた。
任意とはいえ逮捕、勾留されていないのに犯罪者扱いされ、嫌がらせのようなとても厳しい事情聴取が行われた。録音機の持込やメモを取らせて欲しいと言っても、警察から「録音する権利もメモを取る権利も無い」と言われる。

取調べを担当したのは浜松と警視庁公安三課、藤川(仮名)警部補(以下、藤川)の二名。
浜松は私と直接話をして色々聞きだす担当。藤川はその会話内容をひたすらメモを取る作業をしていた。この日のやりとりでは、何の証拠や根拠も提示されない中で「君はやっている」と一方的にいわれた。「ならばやっていると言う証拠を出して欲しい」と伝えるも、「被疑者にそんなもん見せるわけないだろ」と言われた。

行われたのは「事件の事実面の聞き取りと身上(生まれてから今までの略歴)の聞き取り」だった。
──11月17日秋葉原公園には誰とどういった経緯で来たか。
──普段は会で何を担当しているのか。
──その時、傷害を起こしているが事実(覚え)があるか。
──どうしてそういった(デモに参加する)思想になったのか。
──酒井信彦先生、西村代表のことをどう思っているか。
なぜこのような活動を行うようになったか等の聞き取りが行われ15:13に終了した。

しかし本題の傷害被疑事件については否認をしたのでまた改めて来て欲しいと言われ帰路に着いた。

【不当捜査に準抗告と公安委員会へ抗議】
この間、こうした国家権力の人権を無視した不当捜査に対して西村代表と共に東京地裁に準抗告(平成23年2月1日)の申立をした。
東京地方裁判所刑事第20部、林 正彦裁判長裁判官、香川 徹也裁判官、米原 友美裁判官からの回答は「主文:本件準抗告をいずれも棄却する」だった。
理由としては「一件記録によれば,被疑者が本件被疑事実を犯したと思料されるべき資料があると認められる」明記されていた。私はやっていないので「思料されるという資料の内容を教えて欲しい」と裁判所に問い合わせたが「捜査中のため申し上げられません」と非情にあしらわれた。

国家公安委員会と東京都公安委員会には警察の横暴、不当捜査の中止と謝罪を要求する抗議文(平成23年1月31日)を送付した。

公安委員長 鴨下 重彦委員長、太田 芳枝、仁田 陸郎、児玉 公男、渡邊 佳英委員ら5人の合議制によって出された回答は、「お申し出の件につきまして,公安第三課に事実の確認をしたところ,お申し出のような強圧的な言動はしておらず,また取調べに際して,了解を得た上で録音機の持ち込みやメモを取る行為を制限したとのことでした。以上の経過において,その取り扱いに不適切な点があったとは認められませんでした」だった。
こちらがいくら事実を説いても無視し、公安三課の意見を一方的に鵜呑みにした実に事務的な回答であった。しかしこういった訴えが功を奏したのか、取り調べの際メモを取ることが出来るようになった。

【取調べ第二回目 自白の強要と「西村と離れろ!ろくなことがない」】
二回目の事情聴取は2月3日10:05~11:40

この日も前回同様、調書を作ることなく警察の質問に対して私が答えた内容のメモ取りをしていた。
──何のために秋葉原へ来たか。
──普段活動をしていて仲の良い人は誰か。
──集会場である秋葉原公園に何時頃到着したか。
──到着してから何をやっていたか。
──到着してから集会妨害者が現れるまでの時間はどれぐらいだったか。
そしてその集会妨害者に対し足蹴りをして転倒させたかなどを聞かれた。

「私が誰と仲良くしてようがあなた達には関係がありません。事件と関係の無い質問には一切答えません」と告げると、「そういうことを言ってると後々不利になるぞ?よく考えて発言しろよ」などと意味不明の脅しをしてくる。
この調べで印象に残っているのは担当の調べ刑事の浜松が、酒井信彦先生と西村代表のことをしきりに呼び捨てにしていたことだ。
そして一番印象的だったのは「西村なんかと関わってるとロクなことがないぞ。西村と関わるからこういうこと(今回の事件に巻き込まれること)になるんだ」と言っていたこと。
西村代表と関わってるから傷害被疑事件に巻き込まれるという、全く以て理解し難い発言をしていた。「あなたはやってませんが、西村と関わってるから脅しのために事件をでっち上げたんですよ」と言っているようなものである。

こういったやり取りでこの日は終わり、次回からは調書を取るのでまた来て欲しいと告げられた。

【平田学巡査裁判支援へ「危ないから行くな!」との脅しが母親に】
2月10日7:00頃 宇都宮地裁で行われるシナ人へ発砲した警察官を支援する裁判の判決当日、山梨が私の母親に電話をしてきた。
その内容とは「今日の裁判へ行くと危ないから、行かないほうが良いと息子さんに伝えて下さい」と。

さも私が危険な活動を行っているかの如く事実を歪曲し、全く関係の無い母親にまで脅しと嫌がらせの電話がされた。

その話を聞いた私は、すぐ山梨に連絡した。

私  「何故、関係の無い母に連絡をするんですか?」
山梨「別にいいじゃないか」
私  「関係の無い人間を巻き込まないで下さい。今後は絶対に連絡をしないで下さい」

山梨「分かった。ただし今後君が電話に出なかったりしたら、またお母さんに連絡するから。それじゃあ」と、逃げも隠れもしていない私に対し脅迫をしてきた。

発砲した平田巡査は警察官として同じ仲間ではないか。その仲間を支援する市民運動を平然と妨害する公権力に背筋が凍る。

 【参考】
  ↓
 【祝!シナ人敗訴 付審判で宇都宮地裁】平成23年2月10日
  http://shukenkaifuku.com/past/KoudouKatudou/2011/110210.html

次回続く

 

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