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第5回名画鑑賞会 『赤線地帯』(監督・ 溝口健二)

第5回名画鑑賞会『赤線地帯』 (監督:溝口健二 大映製作) 慰安婦を考える上で必見 ー過酷な現実に生きる娼婦らの逞しさと哀感ー 【開催趣旨】 日本人の心の繊細さ、多様性を知らずしてわが国の文化と伝統を語ることは難しい。それは感性を養う作業であり、主として我々は優れた文学作品や名画を通し、豊かな心のあり方を会得していく。 第5回『赤線地帯』 昭和31年(1956年) 出演:京マチ子、若尾文子、木暮実千代、三益愛子、沢村貞子、進藤英太郎   脚本:成沢昌茂 撮影:宮川一夫 音楽:黛敏郎 一流女優らがこぞって出演した『赤線地帯』、 バイタリティー溢れる娼婦を熱演する京マチ子(中央) 世界に誇る日本の巨匠・溝口健二監督の遺作が女性映画の傑作と称される『赤線地帯』だ。舞台は売春禁止法が施行される直前の吉原。この赤線地帯に集まる女たちの人生模様は雑多で複雑だ。一人息子のために住み込みで商売に専念する母親、失業中の夫を抱えて赤子を育てる通いの所帯持ち、全ては金のためと割り切って男を騙す女、父親の保釈金のため娼婦に徹する良家の娘などなど。巨匠が執るメガホンのもと、これらの役に徹する女優らの演技は圧巻だ。 橋下大阪市長の不用意な発言が顰蹙(ひんしゅく)を買う昨今、慰安婦問題を考え、彼女らの境遇を知る上で必見の名作である。 日時:平成25年5月26日(日)    17:30開場 17:45上映開始 場所:文京区民センター(2-C会議室)     東京都文京区本郷 4-15-14 03(3814)6731 地図: http://www.jca.apc.org/~monsoon/bunkyoukumincenter.htm アクセス:地下鉄 春日(大江戸線、三田線)、後楽園(丸の内線、南北線)、      JR 水道橋 ※会場負担費:300円(任意) 主催:主権回復を目指す会 連絡:西村(090-2756-8794) ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを!  

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天皇陛下に「万歳」を“浴びせた”不敬!

下心が丸見え!万死に値する 自民党と保守派の「主権回復式典」 【体を成さない式典に反発が】 沖縄県を始め代理出席を含めれば、何と21の県知事が政府主催の式典を欠席した。これだけでも式典の体は成していない。さらに民主党の海江田万里代表、公明党の山口那津男代表は出席したが、日本維新の会、みんなの党、社民党、共産党などの党首は欠席した。特に沖縄では、県民を挙げての抗議集会までが行われた。 【苦渋に満ちた天皇陛下に「万歳」を叫ぶ蛮行】 国民の総意を体現し、国家の象徴たる天皇陛下のご臨席を仰ぐにあたって、これほどの紛糾を伴い且つ国民の反発を伴った式典はない。取りわけ、沖縄県に対する思いの厚い天皇陛下におかれて、そのご心中たるや如何ばかりか。 その何よりの証が、ご臨席された天皇、皇后両陛下の表情に笑みの欠片さえ窺えなかったことだ。それは8月15日、日本武道館で開催される「戦没者追悼式典」にご出席される際の表情そのものであった。天皇陛下にとって、4月28日は主権を喪失したままの日本を憂える「追悼式典」だったに違いない。その苦渋に満ちた表情に、臣民として心を痛めずにはおられない。↓ 【参考】主権回復式典:天皇陛下のお言葉なく  http://mainichi.jp/graph/2013/04/29/20130429k0000m010058000c/001.html 式典会場では、安倍首相らが「万歳」を唱和した際、天皇陛下のお顔は堅く緊張され、皇后陛下におかれては終始うつむかれたままであられた。しかも、お招きした会場は憲政記念館という極めて狭い会場、我々が集会を開く「文京区民センター」と何ほどの違いがあるだろうか。 終始俯かれたままの皇后陛下をよそに、独りよがりの「万歳」に興ずる安倍政権 (憲政記念館) 顔と顔を突き合わせる至近距離から、陛下に対する「万歳」は唱和などではなく、罵声にしか響かない。想像力を欠く、何という不敬を働く安倍政権と自民党議員たちであろうか。 彼らの不敬は、不敬の次元を越えている。天皇陛下に対して蛮行を働いたのである。万死に値する所業だ。何処まで愚かを演ずれば気が済むのか、自民党と保守派は恥を知れ! 【権威付けの政治利用であった式典】 なお、天皇陛下のお言葉がなかったことについて、朝日新聞(4月29日朝刊一面)は、「宮内庁は、通常、主催者側からの願い出を受けてお言葉を出すかどうかを検討するが、今回は政府からの願い出がなかった」と報道している。 つまり、安倍政権は今回の「主権回復式典」の胡散臭さを十分認識した上で、同式典を権威付けさせる為に天皇陛下を政治利用したのである。歴代、これほど天皇陛下に不敬を働いた政権は安倍政権をおいて他にない。 しかも、自民党とチャンネル桜などの保守派は天皇陛下のご心中に配慮するどころか、「万歳」まで叫んで”奉迎”した。ああ、何たる想像力の欠如か。ただただ嘆息するしかない。 【米占領軍が常駐する日本に主権はない】 首相は式典のあいさつで主権回復後の経済発展を振り返り、「日本に主権が戻ってきたその日に、奄美、小笠原、沖縄の施政権は日本から切り離された」と説明。「沖縄が経てきた辛苦に深く思いを寄せる努力をなすべきだ」と述べ、この日を「屈辱の日」と位置づける沖縄の反発に配慮した。  (朝日新聞 4月29日) ここにも大きな誤謬がある。4月28日の「屈辱の日」は沖縄ばかりでない。沖縄という同胞が米軍によって、無理矢理に我々から切り離された日でもある。それ以降、本土も「日米安保条約」の下で主権を米軍に奪われたまま、「日米地位協定」で屈辱的な民族差別の憂き目にあっている。「屈辱の日」を沖縄のみに限定しては、米軍基地が日本列島に隈無く配置されている現状を隠蔽するまやかしとなる。 ここに沖縄県選出の国会議員(テルヤ寛徳衆院議員)に宛てた安倍総理からの「式典案内状」がある。案内文には「平和条約発効によるわが国の完全なる主権回復及び・・・」と。何を以てよくも「完全なる主権回復」であろうか。 同議員は出欠返事の返信用ハガキに、欠席と次のような抗議文を添えて投函している。この憤りに、我々は謙虚に耳を傾けようではないか。↓ 「サンフランシスコ講和条約により、沖縄はアメリカの施政権下に売り渡され、苦難を強いられ、人間としての尊厳を奪われた。『我が国の完全な主権回復』は、嘘だ。沖縄にとって『屈辱の日』だ。」 【参考】『安倍総理からの式典案内状』     http://terukan.ti-da.net/e4538805.html 【売国・媚中派と呉越同舟する保守派の馴れ合い】 こうした中で28日、日比谷公会堂で式典を祝う保守派の集会があった。「主権回復記念日国民集会」として4月28日の祝日化を挙げている。共同主催 主権回復記念日国民集会実行委員会、自民党主権回復記念日制定議員連盟とある。 案内チラシに、同集会の登壇者として城内実、小池百合子、高市早苗、西田昌司、西村眞悟、野田毅、平沼赳夫、山谷えり子氏らが記載されている。保守派の代表とされる国会議員が名を連ねるその中に、異色が一名いる。野田毅、日中協会会長として媚中に勤しむいわば売国議員だ。今回の「主権回復式典」の推進役であり、中心となって働いた。 その野田毅だが4月15日に、アジア調査会で「今後の日中関係」をテーマに講演を行ったが、ここで看過できない発言をしている。野田議員は安倍首相の「価値観外交」を批判して、「中国から見れば『対中包囲網』だ。そういう言葉遣いはあまり利口ではない」、「言われた相手が反感や敵愾心を持つのは当たり前の反応だ。わが党内にもこぶしを振り上げて(価値観外交を)いう人がいるが、違うのではないか」(産経新聞電子版 4月15日)と言った。またこの記事は、同議員が靖国のA級戦犯を分祀すべきと述べたことにも言及している。 保守派、安倍応援団からすればどう見ても、どう考えても売国・媚中の国会議員が野田毅だ。呉越同舟か、それとも同じ釜のメシを食い合う馴れ合いか知らないが、この御仁と肩を組んで主権回復を祝った挙げ句、4月28日の祝日化を互いに「確認し合ふ」とは正気の沙汰ではない。 【参考】『政府・自民党による「主権回復記念日」の正体』(酒井信彦)     http://sakainobuhiko.com/2013/04/post-224.html 【自己矛盾の固まり、叩けばほこりが立つ「趣意書」】 主権とは何か、他国の干渉によって侵されることのない国家の統治権をいう。国家権力の 最高形態は軍隊である。この軍隊が国家の管轄下、正常に機能してこそ、他国の干渉から主権を守り抜くことが出来る。国家の主権たるや、軍事の独立なくしてあり得ない。「国家とは暴力装置」(マックス・ウェーバー)、「鉄砲から政権が生まれる」(毛沢東)はこの軍事主権を言い表している。 「日米安保条約」とそれを補完する「日米地位協定」によって、わが国には米軍が占領軍として戦後70年に亘って常駐し、沖縄ばかりか全土に基地を張り巡らしている。航空法を始め、日本の法律の規制を受けることなく、米軍機は縦横無尽にわが国領空を飛びまわっている。首都圏の広大な空域が米軍横田基地に管制支配されている。対空レーダーシステムも全て米軍の指揮下においてしか機能しないのが自衛隊の現状だ。軍事主権が存在しないなかで、何をどう考えても日本が主権国家とは言えまい。 … 続きを読む

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四月行動予定

四月行動予定(主権回復を目指す会) ①中止要請 <「主権回復式典」の中止を!  天皇陛下の政治利用は許されない!>  「日米地位協定」のもと、軍事を含めた日本の国家主権は米国によって蹂躙されたままである。これらを放置して「主権回復式典」などあり得ない。この式典に天皇陛下のご臨席を仰ぐなど言語道断、自民党の天皇陛下の政治利用を許すな。中止要請文の手交あり。 日時:4月12日(金) 11:30 場所:自民党本部前     http://www.jimin.jp/aboutus/access/     http://shukenkaifuku.com/?p=931 ※こちらの地図もご参考に 連絡:西村(090-2756-8794) 主権回復の欺瞞を嘆く沖縄県民の慟哭。 1970年4月28日、与儀公園にて  (写真提供:新藤建一氏) ※参考『日米地位協定入門』(前泊博盛 創元社) ②第4回名画鑑賞・意見交換会 『暗殺』(監督・ 篠田正浩) ー幕末維新、それは凄惨な血で彩られた革命だったー 【開催趣旨】 日本人の心の繊細さ、多様性を知らずして、わが国の文化と伝統を語ることは難しい。それは感性を養う作業であり、主として我々は優れた文学作品や名画を通し、豊かな心のあり方を会得していく。そうした観点から主権回復を目指す会は今年度から月一回の予定で名画鑑賞・意見交換会を開きます。 第4回目 『暗殺』  昭和39年(1964)松竹制作 監督・ 篠田正浩 脚本・山田信夫  出演:丹波哲郎、岩下志麻、木村功、小沢栄太郎  音楽・武満徹 演奏・横山勝也(尺八)、一柳慧(プリペアド・ピアノ) 展開するテロの美学 ー『暗殺』(丹波哲郎) 魁(さきが)けて またさきがけて 死出の旅 迷ひはせまじ すめらぎの道 (清河八郎) 原作は司馬遼太郎の『奇妙なり八郎』。新撰組創設に関わった清河八郎の陰謀と島津藩を巡る寺田屋事件が見せ場だ。勤皇と佐幕、開国と攘夷を巡り、新撰組のテロと暗殺が公然と行われた。それに対する下級武士集団の壮烈な応酬などなど、「殺るか殺られるか」のただならぬ人間関係に視点を定めつつ、篠田監督は幕末維新の主力を担った青年たちをパセティックに描いた。それは又、明治維新を「無血革命」とする思想の怠惰を批判する行為にも繋がる。幕末維新とは凄惨な血で彩られた正真正銘の革命だった。 歴史を動かす革命という巨大な舞台は、常に凄惨な血に彩られる。飽くことなく生け贄が晒され、呻き声は舞台に横溢する。しかし反逆者たちはそれを踏み分けて進む。だからこそ逆に、人は雄大なロマンをそこに見る(野村秋介) ※参考  ◆【信念を貫けば 十字架が待っている】(野村秋介) … 続きを読む

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第2回名画鑑賞・意見交換会
「『切腹』を見ずして日本映画を語れない」

ご案内 <名画鑑賞・意見交換会> 「『切腹』を見ずして日本映画を語れない」 【開催趣旨】 日本人の心の繊細さ、多様性を知らずして、わが国の文化と伝統を語ること難しい。それは感性を養う作業であり、主として我々は優れた文学作品や名画を通し、豊かな心のあり方を会得していく。そうした観点から主権回復を目指す会は今年度から月一回の予定で名画鑑賞・意見交換会を開きます。 第2回目 『切腹』  監督・小林正樹  出演・仲代達也(写真) 丹波哲郎 三國連太郎  昭和37年(1962)松竹制作 万座を圧する仲代達也の演技が圧巻だ ◆『切腹』は映画という表現形式において、日本映画が頂点を極めた作品の一つではないだろうか。宮島義勇のカメラは重厚で、映像は一切の無駄を省いた様式美で研ぎ澄まされている。脚本は橋本忍、精緻を極めた話術が格調高く、日本語の美しさに酔いしれる。その画面に緊迫感を与えるのが武満徹の音楽、尺八、琵琶の効果音が絶妙。美術、衣装、小道具・大道具に至るまでが皆同じだ。 ◆映画は武家社会の虚飾と武士道の残虐性を告発する主題。小林正樹監督はこの重い主題を映画という総合芸術の粋を尽くして、万人が楽しめる娯楽作品に仕上げた。『切腹』、それは世界に誇る日本映画の金字塔でもある。1963年カンヌ国際映画祭/審査員特別賞、第13回毎日映画コンクール/日本映画大賞・音楽賞・美術賞・録音賞を受賞。 日時:平成25年2月24日(日)    17:30開場 17:50上映開始 場所:文京区民センター(2-C会議室)     東京都文京区本郷 4-15-14 03(3814)6731 地図: http://www.jca.apc.org/~monsoon/bunkyoukumincenter.htm アクセス:地下鉄 春日(大江戸線、三田線)、後楽園(丸の内線、南北線)、      JR 水道橋 ※会場負担費:300円(任意) 主催:主権回復を目指す会 連絡:西村(090-2756-8794) ←絶滅を免れた日本人を一人でも増やす為にクリックを!  

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安倍政権の歴史的意味

6年前に説いた安倍政権の歴史的意味 安倍政権の歴史的意味とは 米中隷属体制の確立と保守派の籠絡だ 『米中二重隷属体制の確立・安倍政権の歴史的意味  ―真の「戦後レジームからの脱却」とは何か?―』(酒井信彦)  【参照】 http://sakainobuhiko.com/2007/10/post-222.html 主権回復を目指す会が安倍批判することに違和感を感じたとか、主権が今初めて安倍批判したとか、明後日な勘違いがネットで流布されていると側聞した。ネットという仮想空間に居住する類であれば、こうした勘違いも宜(むべ)なるかな・・・。 我々の安倍批判は今に始まったことではない。既に6年前の第一次安倍政権の時、事実を挙げてその批判の根拠を説いている。その上で、「戦後レジームからの脱却」とは、憲法改正ではなく日米安保条約の破棄であると。 安倍政権の歴史的意味とは、米中隷属体制の確立と保守派の精神を骨抜きにしたことで、今でも効きに効いている。保守派内部からの相互批判という自浄作用を抹殺させたことである。安倍政権、それは水戸黄門の印籠ではないが、保守派にとって頭が上がらない。公約反故にもかかわらず、「安倍さんなら必ずやってくれる」とした手前勝手な主観的願望で、保守派はあたかも集団催眠状態にとりつかれてしまっている。 下記の論考は今から6年前、文京区民センターで当会顧問の酒井信彦先生の講演会をまとめたものである。 つくづく思うのだが、心在らずんば物在れどもこれ見えず、6年を経て進歩するのではなく、退化する人々の何と多いことか。 米中二重隷属体制の確立・安倍政権の歴史的意味 ―真の「戦後レジームからの脱却」とは何か?― 講演者(酒井信彦)日本ナショナリズム研究所所長    日本ナショナリズム研究所講演会(平成19年10月24日)  目 次 一 覧 はじめに 【一年で事態を明確にした安倍政権の結末】    P02  安倍退場で茫然自失する保守派主流  保守が激賞した曖昧路線の結果とは  曖昧路線の本質は変節という対米二重体制の確立 【米中癒着・野合の現実と米中対決の空想】    P04  米国の経済搾取を推進した人たちの無責任  米国の対日バッシングと対中優遇の極端  シナの人権蹂躙を意図的に無視する米国と白人キリスト教徒  世界の暴力団(シナ)と癒着・野合する世界の警察(米国)  シナ・中共と戦争できない米国の弱体 【二重隷属体制の先に待ち受ける日本の未来とは】 P10  完成しつつあるシナ人の人口侵略と保守派の無関心  衰退の米国経済代わるシナ人の経済侵略  シナが日本に軍事侵攻する「居留民保護」の現実性  シナ人が主張する日本併合の「合理的正当性」とは  日本人が自覚しない日本人のひ弱な民族性 【本当の「戦後レジームからの脱却」とは】    P15  「戦後レジーム」とは憲法ではなく安保体制である  米中が共同で駆使する東京裁判史観 ※【米大統領演説(カンザスシティー)の日本関連部分】(要旨) P17 街宣告知 『竹島は日本固有の領土だ! 2月22日は竹島の日』 … 続きを読む

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