九電社員が農民を装う醜悪

でっち上げで推進する原発

そこまでやるのか 九電社員が農民を装う醜悪


裁判で別人を名乗って、虚偽の証言をしたならば、これはもうれっきとした犯罪で処罰される。この証言に基づいて下された判決は白紙に戻される。裁判のやり直しである。

この犯罪と同様な“虚偽”が原発推進の公聴会では堂々とまかり通ってきているが、またも驚くべき事実が判明した。

下記の報道はその犯罪の卑しさを示して余りある。プルサーマル発電を推進する九州電力が公聴会で、社員に農民を装わせて原発の「安全」を証言させた。


<九電社員、農家装い「売れ行きに原発影響ない」>
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110930-OYT1T00165.htm

裁判であれば、九電とこの社員は偽証罪を免れられない。有罪とされ、判決も無効である。

ここまで策を謀らなければならないのには、必ず公にできない「何かの理由」が存在する筈である。この理由は原発の是非を抜きにして、徹底的に解明しなければならない。原発推進を語る保守派は、こうした道義に悖(もと)る問題をスルーパスなどさせてはならない。

 ← 記者会見する九州電力の真部利応社長。
    少しは恥を知れ! 農民の変装工作を指示するとは
    卑しさにも程がある

九電はなぜ堂々と己の信念に基づいて、原発並びにプルサーマル発電推進の理念を述べられないのか。農民と偽ってまで虚偽を証言するに至っては、たとえその主張に正当性があろうとも、全て否定されるのが社会通念である。

ことは周辺地域の安全に深く関わり、事業には電源三法に基づく巨額な血税が投入される。繰り返すが、こうした虚偽の責任をうやむやにしてはならなず、原発の是非を問う以前の由々しき問題である。
     プルサーマルの九州電力玄海原子力発電所 →

この問題を取り上げるのは、原発推進派のバッシングでも何でもない。我々国民生活、国家の安全保障に密着しているからである。

ちなみに主権回復を目指す会は条件的な脱原発である。(※関連記事『三つの論点から原発を考える』


① 原発は維持する必要がある。それは周辺諸国が推進並びに維持している状況を考え、国家の安全保障上、彼の国の事故による波及・被害などに即応できる体制は不可欠だからである。この目的に添えば、原発は発電量や立地条件など極めて限定的となる。原発を増設するなど、福島の事故処理さえ見通しが立たないなか、狂気の沙汰としか言いようがない。

② 数値の信憑性はさておき、原発の総発電量に対する割合は30%である。ある意味ではたったの30%にしか過ぎない。この30%を国家が総力を投入して、原発に代わる代替エネルギーの開発を進めるべきである。原発推進に投入された血税の巨額さを持って開発にあたれば、早晩解決できる技術が日本には十分にある。十分どころか、あり過ぎるのはないのか。


投稿 「米倉弘昌という老害」を読んで 

財閥(住友化学)富を誇れども社稷を思う心なし

平成23年10月1日  
主権回復を目指す会 松本英志  

電力会社と政府は共に原発利権共同体だが、経団連としてはこの際、政府に責任は全て押し付けて、電力会社の責任逃れを謀ろうと懸命である様がよく観て取れる。

財界「利権共同体」の総本山である経団連だから、米倉のこうした言動は連中にしてみればしごく当然なのでしょう!

こんな連中だから米倉を諌める者などいるはずがなく、「会長はよくやってくれている!」と頼もしくさえ思っているような連中ばかりなのではないのか?あの住友化学の社員連中の態度を観れば、これはおおかた想像できることでしょう。

産経新聞の記事にあった「「ステークホルダー(利害関係者)がどうのこうのという発言はいかがなものか」という米倉の発言からも、まさに「財閥富を誇れども、社稷を思う心なし」の財界の姿勢がよく見える、というものだ。

財界連中にとっては、国民などどうなろうと知った事ではなく、利権・金儲けだけが何よりも大事なのである。
共産勢力に勢いがあれば、「今こそ、人民大衆を踏みにじる財界・資本家どもを打倒して、革命に起ち上がれ!」と、大規模な大衆蜂起を扇動するところでしょうが....。

太平洋の海洋諸国は、既に福島第一原発による大規模な放射能汚染による甚大な被害予測に対して、日本政府に巨額の賠償を請求する方向に動いている。

その賠償請求額は、総額で兆円を超える額になるのは間違いないだろうという時に、その「犯人」である東電がボーナス維持とは?

世界があきれるのも当然である!


権門上に傲れども 国を憂うる誠なし 財閥富を誇れども 社稷を思う心なし

(青年日本の歌 作詞・作曲:三上卓) 



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米倉弘昌という老害

投稿

日本経済・社会を蝕む米倉弘昌という老害

平成23年9月30日  
主権回復を目指す会 児島謙剛  

最近の新聞記事を見てつくづく思う。米倉弘昌(74)・・・日本経済・社会に害を撒き散らし続ける、現在進行形の、まさに老害中の老害である。売国奴、守銭奴、拝金主義者、利権の亡者・・・どんなに語彙を駆使して罵倒しようとも罵倒しきれない。
これほどまでに知性と品性が欠落した俗物に、いやしくも「財界総理」を名乗らせている経団連とは、一体どれだけ枯渇しきった「人材難」なのか? 原発依存の偏ったエネルギー政策を論じもせず、福島第一事故の処理さえおぼつかないなか、原発推進に凝り固まる米倉弘昌経団連会長。こんな人物でさえ務まる経団連に存在価値などあるとは思えない。

「経産相の要求は一方的」 経団連会長、「東電給与、公務員並みに」発言を非難
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110926/biz11092616490013-n1.htm

 経団連の米倉弘昌会長は26日の会見で、東京電力の賠償問題に関し枝野幸男経産相が東電社員の給与水準は公務員などと同等でいいと言及したことに対し、「要求があまりにも一方的だ」と強く非難した。

 米倉会長は「原発は政府が安全基準からオペレーションまで深くかかわってきた」と指摘したうえで、「もっと政府自体の責任を問うべきだ」と強調。「賠償問題は国が前面に立ってやるべきなのに、対応が非常に遅れている」と語った。

さらに「東電はゴーイングコンサーンの立場にある」と、東電はこの先もずっと事業を継続していく企業だとの認識を示し、「ステークホルダー(利害関係者)がどうのこうのという発言はいかがなものか」と疑念を呈した。

 原発再稼働の時期については「安全性が検証され、地元住民の理解を得る努力をすることが一番重要だ」と話し、再稼働の時期にはこだわらない考えを示した。

2011年9月26日 産経新聞

渡邉恒雄に関しても言えることだが、米倉弘昌にしても、ここまで来ると、わざわざ我々日本国民の神経を逆撫でするために、いわゆる「愉快犯」として発言しているのではないか、とも思えてくる。だが、そうではない。当人は何の疑いも持たず、本気で上記のような言葉を発しているのだ。周囲にも、それを諌められる者がいない。まさしく老害の老害たる所以である。

東電の賞与回復「認められない」 調査委
http://www.asahi.com/national/update/0915/TKY201109140737.html

 東京電力が来年度から3年間の電気料金の値上げ終了後に、半減中の一般社員の賞与水準を元に戻そうとしている問題で、政府の第三者機関「東電に関する経営・財務調査委員会」は14日の非公式会合で、「15年度に賞与水準を回復することは認められない」との考えで一致した。

 15%という電気料金の値上げ幅についても、委員から批判的な声があった。ただ、値上げの理由としている火力発電所の燃料費の増加が、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の行方に左右されるなど見通しが不透明なため、是非の判断は先送りした。

 東電は賠償や事故対応の費用を捻出するリストラの一環として、7月から一般社員の賃金の5%、賞与の5割を削減中。賃金カットは賠償が終わるまで続ける方針だ。ただ、原発事故の収束や電力供給にあたる社員の士気を保つため、さらなる給与水準のリストラについては否定的な声もある。

2011年9月15日 朝日新聞

以下の記事もあわせてご覧頂きたい。

東電ふざけるな!KYボーナスに非難ゴウゴウ
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110901/dms1109011125006-n1.htm

そもそも、賞与(ボーナス)も退職金も、毎月の給与=賃金とは異なり、労働基準法によって支払いが義務づけられているものではない。
東電社内の就業規則(給与規程)において、賞与の支給がどのように規定されているのか、私は知る立場にないが、これだけの甚大な被害と不安・恐怖を日本国内のみならず世界中にもたらしたのだ。その責任は極めて重大であり、賞与の授受など道義的に有り得ない話ではないか。有り得ないことを平然と仕出かしているのが東電なのである。


 ← 平身低頭の姿勢を装い、退職金
  満額の死守を謀る東電役員たち
 (平成23年3月30日東京電力
  TEPCO本社ビルにて)

中には、多額の賞与を前提に長期ローンを組んでいて、悲鳴を上げている東電社員もいるのだろう。だが、それは言い訳にならない。賞与とは、経営環境次第で、そのような(不支給の)リクスを伴うものだ。5割削減とはいえ、この状況下で賞与が支給されていること自体が異常なのであり、庶民感覚に照らせば、極限まで己の身銭を切って誠意を示すのが筋というものであろう。

そのような一般常識から乖離した東電を、執拗かつ露骨に擁護し続けているのが米倉弘昌である。我々主権回復を目指す会は、この「原発利権の悪魔」と化した老害を再三にわたって糾弾してきたが、まだまだこんなものでは足りないと自覚している。

我々は非力である。政治家のツテも無く、マスコミからは黙殺されている。だが、それを言い訳にするつもりは無い。社会の不条理を糾すために行動することが我々の使命であり、米倉弘昌という老害は、まさにその最たる不条理に他ならないからである。

蛇足となるが、原発の維持・推進を叫び、反原発・脱原発勢力への“カウンター”を仕掛ける「保守」勢力には、その際のシュプレヒコールで

 「原発推進、東電擁護の経団連・米倉会長を断固支持するぞ
 「東電社員へのボーナス支給を死守するぞ
 「核武装推進のために、原発利権を守り抜くぞ

といった文言を連呼して欲しい。

その結果の覚悟を背負って仕掛けてこそ本物の“カウンター”ではないか。「反日極左」なるものを相手に、自らの身を文字通り「安全柵」(国家権力)の内側に置いて拡声器で咆哮するだけでは、政治・思想運動が成立し得ないことなど、推して知るべしである。

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“想定外”に浸る自衛隊

松島航空基地は敵機襲来ではなく津波で“全滅”した

「悔しい」で済まされない自衛隊の敗北


自衛隊は国軍である。国軍の使命は国家主権を365日、24時間に亘って守ることである。さらに災害時において、国民の生命・財産・安全を守ることだが、ただ単に守るのではなく、死守するのである。

死守とは自身の全存在を任務に捧げるを本分とする。したがって、思想信条の如何に関わらず、彼らは国家の命に従い、その本分とする任務を全うするのである。ここにこそ、国軍である自衛隊の全存在がある。全存在、つまり究極的に死をもって国家から与えられた使命を全うすることにこそ、自衛隊員の最高の名誉がある。(※関連記事『国軍とは何か』

したがって、戦争並びに与えられた任務の是非は別として、我々国民は自衛官に最高の敬意を払うことを心懸けている。

自衛隊員、彼らは民間ボランティアではない。我々国民が彼らに最高の敬意を払う由縁は、心身共に高度に、熾烈に鍛え上げられ戦闘プロ集団の矜持(きょうじ)に対してである。そうでなければ自衛隊は禄を喰(は)むだけの寄生集団と言われかねない。

有事にこそプロ集団としての本領を発揮する。とりわけ災害時は日頃の訓練の真価が問われる最高最大の舞台である。

この舞台で、震災地域の真ん真ん中に位置する自衛隊松島航空基地は、如何なる状況に遭遇、対処したか。マスコミから発信された情報を目にすると、自衛隊のあり方の根本が深刻に問われてくる。

下記は9月15日の新聞各社の報道である。

【津波被害の戦闘機12機処分 残り6機は修理800億円】
 http://www.asahi.com/national/update/0915/TKY201109150252.html

 防衛省は東日本大震災の津波で被災した航空自衛隊松島基地(宮城県)のF2戦闘機18機のうち12機について、修理は困難と判断し、処分する方針を決めた。残り6機は購入費よりも高い計約800億円をかけて修理して使う。

 防衛省によると、松島基地には約2メートルの津波が押し寄せ、18機のF2すべてが海水につかった。防衛省は修理できるかどうか見極めるため、136億円の予算を投じて分解調査を進めていた。

 この結果、12機は被害が大きく、使用を断念。使える部品などは取り出して、別の装備で再利用する。残る6機は修理可能だが、1機につき約130億円の修理費がかかるという。

F2は1機が100億円だ。12機が廃棄処分で1200億円、6機の修理費が800億、さらに調査費用が136億円で、計2136億円に達する。

しかし、この金額は軽く見積もっているのではないのか。

下記は震災直後(3月14日)、松島航空基地が津波で壊滅した新聞やテレビで報道されたもの。

松島基地で戦闘機など28機水没 被害は2千億円超も
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/14/kiji/K20110314000427970.html

 防衛省の折木良一統合幕僚長は14日、大津波で水没した航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)の被害状況を視察した。同基地ではF2戦闘機(1機約120億円)18機をはじめ、航空機計28機が水没。すべて使用できない場合は総額2千億円以上の被害となる。

 松島基地ではF2戦闘機1機の機首が滑走路横の建物に突っ込み、T4練習機2機も土砂ごと建物近くへ押し流されていた。「海水に漬かってしまった航空機は、おそらくすべて使えない」(防衛省幹部)とされ、折木氏らは状況を確認し、今後の対応を検討する。

 防衛省は年内に次期主力戦闘機(FX)を選定し、2015年度までに12機の調達を予定。しかし1個飛行隊分の戦闘機が丸ごと使用不能となれば防空態勢に穴が開くのは避けられず、計画の見直しを迫られそうだ。

総額にして2000億円を上回る国有財産が失われ、そして兵器としての使用が不能となった。救助を求める国民を助けることさえ出来なくなった。

2136億円にはT4練習機のほか、津波で使いものにならなくなった救援用ヘリなどが、どうしたことか省かれている。

もう一つ、下記はフジテレビの報道、笠井レポーターのインタビューに応えるのが松島基地第四航空団 司令部管理部 大泉裕人渉外室長だ。これが国民の生命・財産・安全を守ることを標榜する自衛隊員である。


◆映像

笠井:救難機が被災して救助に行けなかった?

大泉:地震が起きた時、一機でも飛んでれば、もしくは津波が起きたとき(救難機が)
   上空に飛んでれば、かなりの人をつり上げることが出来たと思うとですね。
   我々もそのためにいるわけなんですけど、非常にくやしいものがあったんで
   ・・・、すみません。

大泉:(津波が)想像を超えていました。屋根、建物の上に人がいるから助けてくれ
   と連絡があったが・・・、何もできないというくやしさがありました。

笠井:それって仕方がないことと思う、だって(津波は想定外だから)・・・・。

大泉渉外室長はベソをかきながら「一機でも飛んでいれば」とまるで他人事のように述べているが、これが国軍、自衛隊か 情けなさを通り過ぎ、怒りを抑えきれない。「飛んでいれば」ではなく、誰が飛ばすのか、飛ばすのは国軍の自衛隊だろう。大泉渉外室長は我々国民に救援ヘリを飛ばせと言うのか。常に「想定外」を想定し、有事に備えるのが国軍が自覚する使命ではないのか。松島航空基地司令官の責任はうやむやにしてはならない。それは二度と同じ失敗を繰り返さないためである。

災害とは戦争である。災害(敵は)いつ何時、何処から襲ってくるか分からない。松島航空基地は津波という敵機の襲撃で殲滅されたのである。

松島基地を津波が襲ったのは最短時間にしても、30分から40分は優にあったはずである。地震はレーダーではなく体感で全員が察知した。松島基地は津波のメッカである三陸一帯に隣接する地域、しかも海岸から数百㍍の場所に位置している。自衛隊は、地震即津波、即救援と動かなかった。航空機の津波からの待避行動を行わなかった。

この松島基地には、航空救難団(埼玉県入間市)に所属する全国10ヶ所に所在する救難隊のうちの1つ、松島救難隊がある。救難隊が救難時に、救難ヘリを津波から待避させることが出来なかった。救助を要請する国民の生命を助けられなかった。

http://www.mod.go.jp/asdf/matsushima/kyunan.html
松島救難隊は、航空救難団(埼玉県入間市)に所属する全国10ヶ所に所在する救難隊のうちの1つで、航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)にあります。
 主な任務として、事故航空機の搭乗員の捜索及び救助(救難業務)、国民の生命及び財産等を守るための災害派遣等があり、捜索機のU-125A、救助機のUH-60Jの2機種を運用して任務についています。

ここ松島基地は国民の生命・財産・安全を守る航空自衛隊の基地である。この基地が敵機(津波)の襲撃を前に、無防備のまま一機残らず撃滅された。

これが想定外で済む話なのか。敵機の襲撃が、「想像を超えた」( 大泉裕人渉外室長)から助けを求める国民を救出できなかったなど、言い訳にもならない。「すみません」( 同渉外室長)に開いた口が塞がらない。

この度の震災で任務に命を捧げたのは警察官ばかりではない。民間の消防隊員らが多くの命を失った、己の全存在をかけて国民の生命・財産・安全を死守するため、見事にその使命を果たしたのである。民間人らがである。

松島航空基地は戦闘以前に敵(津波)に敗北を喫したのだが、常日頃の精神の弛緩にあるのではないのか。ここで言う精神の弛緩とは、自衛隊は日常的に戦争を「想定外」に訓練しているのではないのか。津波のメッカ、三陸沖に“配置”された敵部隊、津波を一考だにしてこなかった。国軍の体を為さない無惨な敗北であった。

敗戦に関して責任を問わないのは、防衛省と自衛隊が旧日本軍から引き継ぐこれも“伝統”かも知れないが・・・。

第4航空団司令兼 松島基地司令の杉山政樹空将補はホームページで、「我が松島基地も津波の被害を受け、被災当初はほとんどの基地機能が失われました」との述べ、「災害派遣活動に全力を挙げて邁進しました」など、自慢話に終始し、敗戦には頬かむりしている。

杉山政樹空将補言い方を変えるべきである。

「我が松島基地も敵(津波)の攻撃(被害)を受け、襲撃(被災)当初はほとんどの基地機能が殲滅さ(失わ)れました」と。

原発の事故処理を巡って、経産省の一部官僚は責任を取って辞職をしている。当然、防衛省と自衛隊もこの度の敗戦に伴う処分があって然るべきであるが、話題にすらなっていない。


http://www.mod.go.jp/asdf/matsushima/shirei.html
第4航空団司令兼 松島基地司令 空将補 杉山 政樹

我が松島基地も津波の被害を受け、被災当初はほとんどの基地機能が失われましたが、隊員諸官の献身的な奮闘により被災地の中心における空輸拠点としての活動を早期に回復させ、統合任務部隊の隷下部隊として全国各地から集結した隊員とともに関係自治体並びに関係機関等と連携し災害派遣活動に全力を挙げて邁進しました。

その間今回の震災にあたり、全国各地の多数の方々から賜りました貴重なご支援、ご声援には言葉に尽くせない感謝の気持ちで一杯です。

自衛隊までが「想定外」を言い訳にするに至っては何をか況やだが、東電でさえ「想定外」の無責任を厳しく批判され、津波対策を喫緊の課題として取り組んでいる。

防衛省、松島基地からは、敗北責任と共に津波に対する対策・検討が全く聞かれない。くどいが、三陸一帯は津波のメッカ、さらには航空自衛隊で海岸線に面した基地は全国に点在する。

地震国の日本は365日、24時間にわたって、その危険に晒されている。今にも、明日にも何時来てもおかしくない。自衛隊は未だ、この津波対策は全く講ずる気配がなさそうである。松島基地は「想定外」の津波で、また航空機を全滅させるのであればこれほど無責任もない。

以上、残念ながら、これが我が国軍の実態である。この実態は何も自衛隊ばかりではなく、日本人を含め日本列島全体を貫く宿痾となっている。

そしてこの無惨な実態を周辺諸国のシナ・朝鮮は克明に観察しているのである。


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無理を通せば綻(ほころ)びが出る

経産省の御用研究所を持ち上げる不可解

── 瀬戸氏が“信用“する日本エネルギー経済研究所とは ──

日本エネルギー経済研究所とは

天下り6人 経産省から計16億1891万円の原発交付金 を収入にしている。(2011年7月現在)

経産省から原発補助金が交付されている団体と事業リストを見ると28の研究所やセンターなどがあり、その交付金額の総計は138億4674万円に達する。これは国民の血税である。

経産省から最多6人の天下り、16億1891万円の一番高い交付金を受けているのが、瀬戸さんが参考資料として持ち上げる日本エネルギー経済研究所である。天下り、交付金共に、ダントツである。まともな感覚であれば、原発マネーで汚れきった同研究所の数字や報告を信用、丸飲みし、「パチンコ節電」の正当性に引用など出来はしない。

だいたい、「電力危機」は克服・解消したのだから、反パチンコ運動に「節電」を絡めることには無理が生ずる。無理を通そうとするから、経産省お抱え研究所の言い分を丸飲み信用してしまうのではないのか。パチンコ憎しの無理を通せば、パチンコ糾弾の正当性が失われる。

しかも原発推進の根拠を、火力発電だと「二酸化炭素の排出量を増やすことになります」(せと弘幸Blog)と、原発のクリーンさを語っている。民主党の鳩山首相が音頭を取って、「国民一丸で!」 温室ガス25%削減の国民運動開始させた。シナ、アメリカ、ロシアなどCO2最大排出国のため、『京都議定書』を批准した挙げ句、日本企業と我々家計がどれだけ圧迫されているか、知らないわけがないだろう。

6兆円に及ぶCO2架空取引をでっち上げたのが欧米白人、中心はアメリカ、原発国家のフランスだ。「パチンコ節電」は何時から、欧米白人に屈服した民主党の言い分を補強するようになったのか。まるで民主党応援団と言っていい。

パチンコという日本社会にはびこる不条理を糾したいのであれば、節電など持ち出さず、最初から正攻法で廃絶を訴えるべきだった。無理を通せば綻びが出る。

なお、主権回復を目指す会はパチンコ絶滅の運動推進に反対などしていない。大いに進めるべきと思っている。

下記は『AERA』(8月8日号)「経産省天下り団体への原発補助金リスト 『原発安全』に138億」から

天下りシステムは人事ローテーションに完全に組み込まれている。役所を50歳代で退いた後いくつもの団体を渡り歩き、70歳代まで高額報酬で面倒みてくれる。原発・電力予算がばらまかれる天下り団体にいる経産省OBたちは、たいていが世間相場からみて高い報酬で処遇されている。

日本エネルギー経済研究所の理事長に天下った豊田正和元経産審議官の月額報酬と賞与は年間総額2380万円~2720万円になる。
(略)
彼らが世田谷や吉祥寺など意外に高級住宅地に住めるのは、公務員在職中は安い官舎で家賃を浮かし、退職後も高禄を食めるからだろう。「昼間はヒマだけど、夜は毎日晩宴会でふさがっている」といわれる彼らの天下り生活を支えているのは、私たちの税金である。

日本エネルギー経済研究所は7月28日、すべての原発を停止すると失業者が20万人増加するとの衝撃的な試算を発表し、読売新聞が大きく取り上げた。節目節目で「原発推進をやめると困ったことになりますよ」と同研究所がアナウンスするのは、なるほど、こういうからくりあったからなのか。6人もの天下りがいる同研究所は、経産省からの収入が多い。むしろ失業を恐れなければならないのは、彼らのほうなのである。


【参考】せと弘幸Blog『日本よ何処へ』
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52772434.html
世間的に節電を解除しようという動きもございますが、パチンコ業界が原子炉5~6基分の大量の電力を消費することは変わりなく、これら電力消費を火力発電に依存するならば電気料金の値上げや二酸化炭素の排出量を増やすことになります。

【参考資料】

原発コスト、火力より割安=賠償費用抜きで試算―エネ研
(9/13 17:05 時事通信社)

日本エネルギー経済研究所は13日、原発や火力発電所などの発電コストに関する試算を、同日開かれた政府の原子力委員会で報告した。発電量1キロワット時当たりのコストは原発が7.2円で、火力発電の10.2円を大きく下回った。

 電力各社と日本原燃、電源開発の2006~10年度の有価証券報告書を基にしたもので、東京電力福島第1原発事故に伴う賠償費用は含んでいない。委員からは「安全対策や損害賠償の費用が掛かれば、原発は非常に高くなるのでは」との疑問の声も出た。

 ただ、同研究所は、原発は発電電力量が非常に大きいため、そうした費用が生じた場合でも、長期的に見るとコストの上昇幅は小さくなると指摘。損害賠償を10兆円とした場合、過去45年間の発電実績で割ると、コスト上昇幅は1キロワット時当たり約1.3円になるとしている。(時事通信社)

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ウィグルの核は危険 福島は安全の怪


ウィグルでの核実験放射能には声高に危険を叫び、
福島は安全と称する怪

正鵠を射た主張に思想や政治的立場は関係ない


『「放射能は怖い」のウソ』(服部禎男著) をお薦めします」のメール(※末尾添付)が回覧されてきたので、一読した感想を・・・。

先ずもって印象に残ったのが「素人知識人さん、罪ですよ。いわきのおばあさんを泣かすようなことを止めなさい!」(高田純) だった。専門家の傲りを感じてならない。

放射能健康説を唱えられる方への疑問だが

① 幅2メートルの鉄筋コンクリートは、放射能・放射性物質を自然界に放出阻止の最終砦の筈である。この建屋が爆発で粉砕され厳重管理の放射性物質が飛散してしまった。彼らはこの建屋を設計の無駄だとし、原発の厳重管理を必要なしと主張すれば、放射能健康説と整合性がつく。しかし、決してそれはしない。設計段階で原子炉建屋を、税金の浪費で無駄とは主張しなかった。今の時点で空だきの原子炉を安全だから一般公開せよ!となぜ主張しないのか。

② 放射能健康説を掲げ、原発を新宿、お台場、瀬戸内、大阪湾に建設をする主張は決してやらない。エネルギー政策全般の観点から、なぜ原発の是非を論じないのか。是非は別にして主張の本音は原発推進にあるのではないのか。

③ 大江健三郎ら「左翼」が、「慰安婦強制連行は嘘だ」「南京大虐殺は捏造だ」「シナの尖閣侵略反対」「竹島奪還」を叫べば、これに対してどう対応するのか。

 以上、三点だがこれに答えることが出来なければ、また仮定の問題に答えることが出来なければ思想運動を語る資格はない。またこの三点は見識であって、見識を語るにあたって専門知識など必要ないし、正鵠を射た主張の評価に思想や政治的立場は関係ない。

【回覧されてきたメール】

—–Original Message—–
From: MOTEKI [mailto:moteki@sdh-fact.com]
Sent: Tuesday, September 20, 2011 3:31 PM
To: ○○○○ 様
Subject: 『「放射能は怖い」のウソ』(服部禎男著)をお薦めします

○○ ○○ 様,

 服部禎男博士は、小型原発開発の主唱者であると同時に、放射線ホリミシス効果研究の日本の第一人者であるだけでなく、国際的なリーダーでもあります。

 1984年に服部博士はラッキー論文を読み、それまで抱いていた常識が根本的に否定されていることにショックを受け、アメリカの電力研究本部に、これは本物か、という質問状を出したのがきっかけとなり、翌85年にオークランドで150人の研究者が集まる大国際会議が開かれました。3日間の討議の結果、ラッキー博士の言っていることは基本的に正しい、ということになり、日本でも1989年に「放射線ホルミシス研究委員会」が発足、数々の実証データーを生み出しました。

 1997年に、セビリアで行われた大国際会議では、ホルミシス効果はDNA修復機能の結果もたらされるものであること、そしてDNA修復研究の最新成果がいくつも発表され、ICRPの基準は根本的に見直されなければならないことはが議論されました。ICRPの代表も出席していましたが、50年も続いた基準見直しはその後まだなされていないわけです。

 こうしたことは、すべて服部先生の近著『「放射能は怖い」のウソ』(武田ランダムハウスジャパン)(980円)に載っていますが、さらにDNA修復研究最先端の状況がマンガも交えて、分かりやすく説明されています。現在やみくもに放射能を危険視する考えは、DNA修復機能発見以前、即ち20年以上以前の超時代遅れのアナクロ二ズム思想であるという事がよくわかります。この本を読まずして、放射線の生命に対する影響(危険性、恩恵)を論ずるのは、今でも天動説に基づいてあれこれ主張をしているようなものです。先ずお読みください。

 *放射線防護学第一人者である札幌医科大学の高田純博士が、『放射能を恐れるな』につきコメントをお送り下さいました。「そもそも放射線とはエネルギーですから、細胞の活性化につながる程よいエネルギー量があると考えるのは合理的です。」とホルミシス効果を基本的に肯定してくださったことは心強い限りです。
 
 こちらをご覧ください。(ただし、9月8日までさかのぼってください。)

日本シルクロード科学倶楽部
http://junta21.blog.ocn.ne.jp/

 なお、最後のところで第5福竜丸の久保山さんの死因は、売血輸血による急性肝炎であり、放射能障害では全くなかったことが書かれているのもご注目ください。久保山さんの死が、原水禁運動の原点でしたが、全くのウソから始まっていたという事です。

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